消臭剤や洗剤の危険|「ファブリーズで丸洗い」っておかしくないですか?

まずはじめに申し上げておきますね。
これからお話しすることは、決してメーカーを非難して、不買運動のためにこの記事を書いているのではありません。
あくまでも、皆様の健康のためにも勘違いしてほしくないというメッセージです。
その点は、メーカーさんも消費者の皆様も誤解のないようにお願いいたします。
ですが、望むことなら、メーカーの方がこれを読んで改善していただけることを期待しています。
スッキリ・キレイ整活3S(整理・掃除・洗濯)講師の整理ist 佐藤亮介
目次
「ファブリーズ」は洗剤でしょうか?
私が以前からどうしても気になっているコマーシャルがあります。
それは、ファブリーズのコマーシャルです。
ファブリーズで洗おう!
あるいは、
ファブリーズで丸洗い!
はたして、ファブリーズは洗剤でしょうか?
単なる、消臭剤ですよね。
「洗う」という表現は正しいのでしょうか?
さらに言わせていただくと、消臭と云うより加臭(フレグランス効果)ではないでしょうか?
人工的に作ったローズ、ラベンダーなどの臭いは必要でしょうか?
最近の過度な香りの柔軟剤にも言えることですが、衣類や家の中のいろいろな人工的な強い匂いによって、子どもの嗅覚が麻痺しているという調査結果も出ています。
以前、たまたま見かけた光景ですが、庭に咲いているバラの花の匂いをかいだ子供が、「これ本当にバラのにおい?」「いつもママが使ってるバラの匂いと全然違うよ~、あんまり匂わないし~」と言っていました。
人工的に作られたバラの匂いがホンモノだって思い込んでしまっているのです。
こうして、「ファブリーズで洗おう!」とか「ファブリーズで丸洗い!」って、CMで繰り返し私たちを洗脳するので、勘違いや錯覚を起こしてしまっているのです。
以前、テレビでアイドルの女の子が服を脱いで、ファブリーズをシュシュッと噴きつけて、床に置きっぱなし。
または、散らかった服の中から選んで、着る前にファブリーズをシュシュッと噴きつけて着ていました。
こうした消臭剤を噴きつければ、キレイになったという勘違いをさせているのです。
確かに、消臭剤で臭いはしなくなるかもしれませんが、汚れや臭いの元は消えて無くなっているわけではありませんよね。
だけど、洗脳され、錯覚してしまった人は、余計に衣類を洗濯しなくなります。
2、3日に1回ならともかく、1週間、2週間に1回、中には1ヶ月分まとめて洗濯という人もいます。
いくら外見はキレイでも、着ている服がそうだと知ったら、たいていの人はドン引きするのでは?
「洗う」という行為は、スプレーで臭いを取るということではありませんよね。
「ファブリーズで丸洗い」という表現は、完全に消費者を洗脳する危険なイメージ戦略です。
多くの人は、まんまとその洗脳にかかってしまっているのです。
買って持っているのを否定しませんし、非難しません。
私も部屋に1本、持っています。
だけど、焼き肉の臭いをやむを得ず早く消さなければいけない時などだけの使用です。
決して、洗濯を横着したいという目的での使用ではありません ^^
そして、できることなら「ファブリーズで丸洗い」というコマーシャルは、消費者のために作り直してほしいです。
なぜ、日本広告審査機構のJAROが改善を促さないのか分かりません。
ジョイなどの洗剤のコマーシャルの過激な洗脳に注意!
気になるCMと言えば、台所洗剤JOYの「チャレンジジョイシリーズ」です。
有名人が家に行って、カレー鍋やシチュー、グラタンの食器を一発でキレイにしてみせるというものです。
一瞬でキレイになった鍋や食器を見て、
うわー、すごい!
って悲鳴をあげます。
このCMを見た消費者は、同じように「スゴイ!」「JOYを買おう!」ってなるわけです。
これがまさにメーカーのCMによる洗脳・イメージ戦略です。
確かに、油汚れはよく落ちるのかもしれません。
だけど、私からすると別に大した事とは思えません。
カレーの鍋や食器は落ちにくいという先入観を皆さんが持っているだけです。
なぜ落ちにくいのか?
それは、「すぐに洗わないから」です。
カレーやシチューの鍋や皿はお湯で落とせます!
私はカレー鍋は、空になったらすぐに60℃くらいのお湯を入れて漬け込みます。
または、食べ終わったカレーの食器は、すぐにぬるま湯で洗います。
これだけで充分に落ちてしまいます。
カレーが頑固にこびりついている場合は、お湯を入れた鍋の中に重曹か、セスキ炭酸ソーダを大さじ1~2杯入れて溶かしておきます。
食器の場合も同じです。
洗い桶にぬるま湯をためて、そこへ重曹かセスキ炭酸ソーダを溶かして漬け込んでおきます。
これだけで、JOYに負けないくらい、ベロンとはがれ落ちます。
洗剤のコマーシャルに疑問を持ちましょう!
そもそも、このようなCMを見て、「スゴイ―!」って感動してはいけないと思います。
数滴で一瞬にして油汚れが落ちてしまうってことに何も疑問を持ちませんか?
逆に、恐くないですか?
どんな物を使ってるんだろう?
何を添加してるんだろう?
安全なの?
消費者の皆様には、CMをそういう目で見ることも大切ではないでしょうか?
「メリットがあれば、デメリットもある」
「楽や簡単の裏には、リスクもともなう」
世の中のほとんどがそうです。
そのデメリットやリスクが、あなたやご家族の「健康」であるとしたら、あなたは敢えてその選択をするのがベストでしょうか?
「簡単にキレイ」と「健康」、あなたはどちらを選択するべきでしょうか?
毎日使用する洗剤などの商品で健康を害しても誰も責任をとってはくれません。
例えば、先ほどのファブリーズを部屋に噴霧した時に、床や家具がベチャつくことがないですか?
それは、消臭や匂いを繊維にくっつけて効果を高めるための成分が添加されているからです。
すぐに蒸発したのでは効果が弱くなりますからね。
ということは、頻繁に使用している人は、それを肺の中にも吸いこんでいて、肺の中にくっつけていることになりませんか?
本当なら、CMはこうするべきですよね。
この洗剤なら一瞬で油汚れもキレイになります!
だけど、使い過ぎは健康を害する可能性もあります。
この消臭剤はすぐに臭いにおいを消します!
だけど、肺にも影響があるかもしれません。
タバコのパッケージには、健康リスクの表示が義務付けられているのに、洗剤類にないのは何かおかしいと感じます。
とにかく、賢い消費者になりましょう!
利便性とリスクを充分に考えて選択してください。
そして、使用頻度や1回あたりの使用量もできるだけ少なくするという心掛けを忘れないでほしいです。
テレビCMで商品や使い方などの情報を得るのはいいですが、洗脳されないでください。
いくら有名人や大好きな芸能人だったとしてもです(笑)
洗剤の正しい使い方を知らない人が多いですね。
あなたは、トイレ用洗剤で食器を洗うことはできますか?
「できない」「無理」と思われた方は、ぜひ下記の記事を読んでみられることをおススメいたします。
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