服、カバン、靴などのカビは新聞紙と扇風機で解決できるプロ技方法を写真で解説!

今年、2017年の8月は全国的に雨の多い夏でした。
特に東京では21日間、仙台ではなんと36日間連続雨が降りました。
雨の多かった東日本はジメ~っとした湿度の多い家の中になっています。
そのため、家じゅうがカビだらけになって困っているみたいです。
カビを甘く考えてると、人を死亡させることもあります。
アスペルギルス・フミガータスという真菌です。
このカビが元でアスペルギルス症を発病してしまうと、なんと死亡率は20-35%、免疫不全の患者で 最大50%。
カビは夏に繁殖するではなく、秋こそ繁殖の季節です。
さらには、今の日本の室内は一定温度と加湿器の使用、室内干しによって、1年中がカビの繁殖時期になっています。
できてしまったカビを洗剤や薬品で退治することも大切ですが、
- カビを生えさせない
- カビを繁殖させない
- カビに自殺をさせる
ということを優先して行う必要があります。
それには、できるだけ有害な化学的に作られた物ではなく、私たちの健康にも優しい無害な物を使うべきです。
お金を出して、わざわざ健康を害するものを買って使ったのでは意味がありませんよね。
衛生管理指導の資格を持ち、防カビ・防虫のプロの整理ist 佐藤亮介がエコなカビ対策をここではお話しします。
目次
アスペルギルス・フミガータスというカビが人を殺している!
ニュースでご覧になった人もいらっしゃると思います。
今、アスペルギルス・フミガータスというカビが日本の家の中に蔓延しています。
このカビは恐ろしいもので、時には人を死に至らしています。
私たちは毎日約1万個のカビの胞子を吸い込んでいます。
ただ普通のカビはデトックスで体外に排出される数も多いので、大病につながることはあまりありません。
それでも、毎日大量に吸い込んでいると喘息や気管支炎、皮膚病などを引き起こすことがあります。
このアスペルギルス・フミガータスを吸い込んで、肺から排出されずに残ってしまうと肺の中で繁殖を続けるという厄介なカビなのです。
病気を発症し進行してしまうと、なんと死亡率は20-35%、免疫不全の患者で 最大50%という調査結果が出ています。
このカビの主な生息場所は、
- エアコンの吹き出し口
- ベッドの下
- 家具の裏
- 観葉植物の土の中
家の中のあらゆる場所に潜んでいます。
完全にゼロにすることはまず無理です。
家の中を大金をかけて無菌室にリフォームすれば別ですが。
普通に少ない量を吸うのはほぼ影響はないと言われています。
ただし、カビ対策をきちんと行っていない家では、カビはドンドン繁殖し続けます。
それは1年中です。
特に、抵抗力の少ないお子さんや高齢者、病中・病後の人がいらっしゃるご家庭では、今すぐカビ対策を行ってください。
そして、大切な事はその対策は、「1年間に数回とか」、「大掃除などの時にまとめてやればいい」ではダメです!
日常の暮らしの中で常に気をつける意識と習慣化が大事です。
だって、カビの繁殖は待ってはくれないのですから。
カビには休日も休戦もありません。
ある意味、今の日本の家屋の中は、カビにとっては毎日がパラダイス、バカンス状態です。
早速、できることから始めてみませんか?
エアコンで除湿!でもちょっと待った~!カビの発生源になってるかも!
数年前にこんな事件がありました。
コンビニでパートをしていた女性が、喘息のような症状になり発熱もしてたので病院にいきました。
検査の結果、肺の中にアスペルギルス・フミガータスが繁殖していました。
その女性は肺を切除しましたが、数日後に亡くなりました。
アスペルギルス・フミガータスにおかされると特効薬はないのです。
この女性はどこでアスペルギルス・フミガータスを大量に吸い込んだのか調査が行われました。
その結果、働いていたコンビニのエアコンにアスペルギルス・フミガータスが大量に繁殖していることが判明したのです。
メンテナンス、掃除をしていなかったためにエアコン内部がカビだらけになっていたのです。
これは外部だけでなく、ご家庭のエアコンや加湿器、除湿器でも同じ現象がおこります。
今、多くの家で1年中エアコンを使用しています。
冬の加湿器、夏場の除湿器も家庭に増えています。
そして、梅雨時期や夏場にエアコンの除湿機能を使って室内の湿度を下げようとします。
皆さまはエアコン、加湿器、除湿器を掃除していますか?
少なくともフィルターや吹き出し口だけでも、時々は掃除をなさってくださいね。
カビの胞子をできるだけ吸わないようにするエアコンの正しい使い方
エアコンのスチッチを入れて、室内を冷やしたり温めたり、除湿する際に必ずやっていただきたいことがあります。
- 窓を開ける(できたら全開)
※エアコンの吹き出し口の反対側の窓が望ましい
※無ければどの窓でもかまいません。 - エアコンの風が出ても窓はすぐに閉めない事
- 10分程度そのまま
なぜ、こんなことをするのかと云うと、エアコンの始動時には吹き出し口からカビの胞子が大量に排出されます。
何もしなければ、皆様はその大量のカビを吸い込んでしまうことになるからです。
さらには、放出されたカビは部屋中にまき散らされます。
すると、家じゅうのいろいろなところにカビの胞子が定着してカビだらけになってしまう原因を作ってしまいます。
さらにいいのは、扇風機やサーキュレーターを窓に向けてカビの胞子を家から排出するのがベストです。
どうしても、窓がないとか寒いから開けるのはイヤって云う人は、空気清浄器で除菌なさってください。
いずれの方法でも、10分間は人はその部屋から出ておく方がいいですね。
できるだけカビを吸い込まないための最善策です。
エアコンの内部にカビを繁殖させない正しい使い方|エアコンはすぐにOFFにしない!
多くの人はエアコンを切る時に、すぐにOFFのスイッチを押すと思います。
これがよくありません!
電源がOFFになるとエアコンの吹き出し口は閉まりますよね。
風も止まります。
でも、内部の冷却部分やフィルターには結露の水が付いています。
この結露の水がカビを発生させてしまう原因です。
さらに、梅雨時期や夏場は室温が高くなりますので、余計にエアコン内部が蒸れます。
カビにとっては好都合な条件が揃うのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
- エアコンを切る前に「送風モード」に切りかえる。
- 約10分程度送風させる。
- そのあと、電源を切る。
面倒かもしれませんが、これをしないとカビはドンドン繁殖していきます。
赤ちゃん、幼児のいらっしゃるご家庭では特に習慣になさった方がいいですよ。
こうした作業が面倒なので、最新のエアコンにはスイッチをOFFにしても自動で送風⇒電源OFFの機能がついています。
買い替えや新規購入の時に選ぶポイントになさってくださいね。
エアコン洗浄は月に1回、フィルターは1週間に1回掃除をしましょう!
エアコンは頻繁に使っても、ほとんど使わなくてもカビは発生します。
だから、我が家は夏しか使わないから大丈夫と安心してはいけません。
フィルターや吹き出し口は自分でも掃除はできます。
内部を洗浄できるスプレータイプが市販されています。
こうした市販の洗浄液には、エアコンを傷めたり、有害物質を使用している物もありますからご注意ください。
因みに私は写真の「アクアエクス」を使用しています。
電界アルカリ水なので、機械にも人体にも安心できます。
自分で洗浄できる部分はエアコンを使用している期間中は、月に1回はした方がいいです。
フィルターは1週間に1回はキレイにしておきましょう。
エアコンは最低年2回(春と秋)に掃除をする
内部の方は素人には無理ですので専門業者に依頼してやってもらいましょう。
だいたい平均的な料金は、1台10,000円~15,000円です。
2台以上になると、安く設定しているところも多いです。
エアコンの前面カバーを開けて見える部分は、洗浄スプレーで自分で掃除ができますが、内部の方は必ず専門業者にお願いするが賢明です。
素人がやってしまってエアコンを壊してしまうケースも少なくありません。
費用が高いと思うのか、健康のためにはやむを得ないと考えるのか、よくお考えになってくださいね。
全国にある「お掃除本舗」さんのエアコン掃除がオススメです。
大手なのでアフターのことも考えると安心ですね。
「お掃除本舗」についての説明は ▼ ▼ ▼
台数が多いし、少しでも安くしたいとお考えの方は下記から見積り依頼をするだけで数社の見積りをもらえます。
申込みをするかどうかは、見積もりを見てからです。
予算に合わなければやめればいいです。
お気軽に見積りだけでもとってみてはいかがでしょうか?
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エアコンの買い替え、新規購入の時は「自動掃除ロボット」機能付をオススメします。
パナソニック、日立、ダイキン、東芝など最新のエアコンに搭載されている「自動お掃除機能」が便利です。
エアコンのスイッチをOFFにすると、内部でフィルターを自動で掃除します。
フィルター掃除だけでも常にキレイにしておくことがカビ予防には大きな効果を発揮します。
ただ1点ご注意ください。
お掃除ロボットが集めたホコリや塵の処理方法を確認した方がいいです。
2タイプあります。
・集めたゴミはエアコン内部のゴミ箱に溜める
・ホースを通して外部へ水と一緒に捨てる
前者は結局、人間がたまったゴミを捨てなくてはいけません。
捨てるのを忘れたままにしておくと、結局は内部が不潔なのでダニやカビの発生になります。
私が推奨するのは、後者のタイプです。
さらに、カビが生えにくいステンレス製にしていたり、抗菌仕様になっていたり、カビ対策が施された最新のエアコンを購入した方がいいです。
こういう買い物は、値段も大切ですが、掃除やお手入れはラクか?とか、カビなどの対策はどうなのか?を重視して選んだ方がいいです。
少なくとも10年の付き合いになる機械ですから、安かろう悪かろうで選ぶのは避けた方がいいですよ。
「換気」「通気」が、家じゅうのカビ対策で一番重要なポイント
多くの人がカビ対策でまず行うことは、市販品のカビ漂白剤や予防のためのグッズを買いに行くではないでしょうか?
確かに、それもしなくてはいけないかもしれません。
だけど、重要なことを忘れています。
換気と通気です!
私はセミナーでは、こう言っています。
1にも2にも3にも、「換気」を怠らないで下さい!
カビの生える条件は
- 温度(25~35℃)
- 湿度(75%以上)
- 栄養
この3条件が揃うとカビは発生し、繁殖していきます。
逆に言えば、どれか1つでもなくせばカビの発生や繁殖を抑えることができるわけです。
特に、この中でも「湿度」が重要なポイントです。
カビはジメジメが大好きです。
温度や栄養が少々条件に満たなくても、ジメジメさえあればカビは生えることができます。
とにかく、ジメジメではなく、カラカラにしておきさえすればカビは生えません!
これがカビ対策のキホンですので忘れないで下さい。
今の日本の家屋は、サッシや建築技術の進歩で密閉性が良くなっています。
メリットもありますが、デメリットもあります。
昔の家はすきま風があったので、自然の換気や通気ができていました。
密閉性が良くなった家で行わなければいけない「カラカラ対策」をお話していきます。
衣類やバッグ、靴などのカビをエタノールで除去して除菌する方法
服やバッグ、靴に生えたカビはエタノール(アルコール)で拭きましょう。
この時に必ず守っていただきたいことが2つあります。
- 家の中でやらない!
- マスクをする
※できたらメガネも。 - ゴム手袋をする
- カビキラーは絶対に使わない!
※他の漂白剤も禁止です。
カビの胞子はできるだけ吸い込まない方がいいです。
眼球は唯一体の外に出ている内臓と言われています。
カビの胞子はどこでも侵入しますので、マスクやメガネ、ゴム手袋で防御しましょう。
※軍手などの布製の手袋ですと、カビの胞子は小さいので繊維をすり抜けて手袋の中に侵入します。
指の間や爪の付け根に付着すると皮膚病の原因にもなります。
必ずゴム手袋をしてください。
家の中で作業すると、家じゅうにカビをまき散らしてしまいます。
その胞子は空気に浮かんで、次の場所に移動し、また新たな場所で繁殖します。
必ず、健康とカビの拡散防止のために家の外で作業して下さい。
カビには何でもカビキラー、カビハイターと思っていませんか?
衣類やバッグ、靴などには絶対に使わないで下さい。
次亜塩素酸ナトリウムは、別名「塩素系漂白剤」と言われるように漂白剤ですから、衣類などの色素を抜いてしまいますよ。
第一、塩素という超強力なアルカリ性ですので、素材をボロボロにしてしまいます。
衣類やバッグ、靴などのカビを除去して除菌するための方法
マスク、メガネ、ゴム手袋の装着ができたら、外に出ましょう。
そして、次の手順で作業をしてください。
- 洋服ブラシ、または硬く絞ったタオルでカビを落とします。
- 別のキレイなタオルにエタノールを付けて丁寧に拭きましょう。
- 風通しのよい日陰で乾燥させます。
エタノールはアルコールなのですぐに揮発します。
エタノールはホームセンターやドラッグストアで買えます。
食品用、手などの除菌用、どれでもいいです。
スプレータイプ、ジェルタイプなどがありますが、いろいろな用途で使えて、量も多いスプレータイプの方がお買い得です。
バッグや靴(ブーツ、長靴など)の収納の時に乾燥させておく裏ワザ
乾燥させたバッグや靴の中に乾燥剤(シリカゲル)を入れておくといいですね。
シリカゲルは煎餅や焼き海苔のパックに入っているものを使えば再利用できてエコですよ。
または、冬場によく使う使い捨てカイロでもOKです。
冷めたカイロはまだ捨てないでください。
カイロの中は活性炭ですので、除湿剤や防臭剤の代用ができます。
バッグや靴(ブーツ、長靴など)の中に入れておくと、捨てる物が再利用できてエコでしょ?
これらの物がない時には、わざわざ買いに行くことはありません。
クシャクシャと丸めた新聞紙をバッグや靴の中に入れておけばいいです。
新聞紙が除湿・防臭・防カビ・防虫の働きをしてくれます。
衣類、バッグ、靴などのカビ対策は扇風機を活用する
衣類やバッグ、靴にカビができるのは、まさに換気が足らない証拠です。
梅雨~秋梅雨には、特にこまめに換気をしてください。
クローゼット、タンス、下駄箱などの扉を開けっ放しにして換気をしましょう。
ただし、いくら扉を開けっ放しにしても、服や靴がギューギューに詰まった状態では充分に換気はできません。
服と服が密着した状態では、その間は通気が悪いのでカビは生えてしまいます。
目安としては、ハンガーとハンガーの間に10cmくらいの間隔をあけておきたいものです。
とりあえず、今ギューギュー詰めの人は、服をクローゼットやタンスから半分くらい間引いていただき、空間を作ってください。
そうしたら、扇風機やサーキュレータを設置して、1時間のタイマーセットをして首振り作動させます。
風力は「強」がいいです。
とにかく、風で衣類とクローゼットやタンスの中をカラカラに乾燥させてください。
終りましたら、先ほど外しておいた半分の衣類と入れ替えて、同じことをします。
引出しがある物は引出しも開けたままにしておきましょう。
下駄箱や本棚なども同じようにすれば、中をかなり乾燥できますのでやってください。
衣類、バッグ、靴などのカビ対策は新聞紙を活用する
新聞紙はかなりのスグレモノです。
昔の人は新聞紙を除湿目的に多用していました。
新聞紙の除湿効果は大変高く、わざわざ市販の除湿剤(水とりぞうさんなど)を買わなくても済むほどです。
どのように使うかと言いますと、
スボンやスカートを吊るすクリップ付のハンガーに1日分の新聞紙をはさみます。
新聞紙は厚みがあるほど湿気をよく吸ってくれます。
それを衣類と衣類の間に掛けています。
クリップ付のハンガーがなければ、普通のハンガーにタオルを掛けるように新聞紙を掛ければいいです。
わざわざ、クリップ付ハンガーを買ってくることはありませんからね。
これを、一般的な大きさのクローゼットでしたら、3~4個掛けておけばいいです。
さらに、私はタンスやクローゼット、押入れの下に新聞紙を敷いています。
湿気は空気より重いので下へ溜まります。
新聞紙を下に敷いておけば湿気をよく吸ってくれますので、中を乾燥してくれます。
市販品の除湿グッズは不要です。
第一、水とりぞうさんなどは、用済みになった時の後処理が面倒くさいですよね。
その点、新聞紙は新しい物に差し替える時も簡単です。
入れ替えの目途は、最低でも初夏と秋の衣替えのタイミングで一緒に行うと忘れないと思います。
いつまでも古い新聞紙を敷きっぱなしにしていると、ジメジメが大好きなダニやゴキブリが集まってきますのでご注意ください。
新聞紙のもう一つのメリットがあります。
インクの匂いをダニや衣類の害虫は嫌がりますので、防虫効果もあります。
クローゼットやタンスだけでなく、下駄箱、押入れ、衣装ケースの底、ふとん収納などにも新聞紙をご活用ください。
例えば、靴やブーツの中に丸めた新聞紙を入れておくだけで、除湿、防臭、防カビ、防虫効果が期待できますよ。
衣装カバーがカビや虫くいの原因になっているかも
あなたのクローゼットやタンスの衣類に衣装カバーを使用されていませんか?
その目的はなんでしょう?
・防虫
・色褪せ防止
・ホコリ防止
・買った時に付いてたから ^^
衣装カバーを使用するのは否定しませんが、材質をチェックなさってみてください。
もしも、ビニールや合皮の衣装カバーでしたら使用はやめた方がいいです。
理由は、
- 防虫剤がカバーの中に浸透しない
- 中が蒸れるためカビや虫くいの原因になる
- 黄ばみや変色の原因になる
ビニールや合皮ですと、防虫剤の薬品の成分がブロックされて中まで届きません。
虫にとっては快適です。
こうした材質だと、中が蒸れますので逆にカビや虫くいの手伝いをしているようなものです。
蒸れると言うことは、衣類に残っている汗や垢、洗剤などのすすぎ残しが変質、変色して黄ばみにもなります。
衣装カバーを使うのでしたら「不織布」タイプを使うようになさってください。
ただ、私はスーツやジャケット買った時にお店で付けてくれる衣装カバーは持って帰りません。
使わない物をモッタイナイからと持って帰ってもゴミを増やすだけです。
なぜ持って帰らない、使わないかと云うと、中の服を確認するのにいちいちファスナーを開け閉めしなければいけないからです。
たまにしか着ない礼服はどれだっけ?みたいな感じで、これかな? 違うな。
何度も開け閉めするのは手間ですよね。
だから、私は不織布の「肩だけカバー」を使用しています。
ファスナーがないので一目瞭然で服が見つかります。
それに何と言っても、衣類がカバーで覆われていないので、防虫剤もよく効きますし、蒸れることがないので虫くいや黄ばみも防ぐことができます。
そして、よく乾かすこともできますので、カビも生えない。
良いことづくめです ^^
家具は壁から離して設置しよう!壁にくっつけるとカビが生える原因になります。
多くの人は家具を壁にピッタリくっつけて設置していると思います。
でも、絶対に1mmの隙間もなくピッタリとはなっていないはずです。
カビが好む場所は
- 暗い場所
- 風がなく空気がよどんでいる場所
- ジメジメした場所
タンスや食器棚、本棚などの家具の裏側はカビにとっては最高の繁殖場所です。
カビのエサとなるホコリもたまる場所ですから、カビにはパラダイスです ^^
例えば、お部屋の模様替えや引っ越しの際に家具を動かした時に、裏側を見てドッヒャーって驚いたことはないですか?
家具は木製が多いですから、余計に湿気を含みやすく、カビが生えやすいのです。
家具の裏側にカビを生えさせないためには、今までの常識をくつがえしましょう!
タンス、食器棚、本棚などの家具は壁から5~10cm離しましょう!
カビの好きな場所は、暗い・風がない・ジメジメでしたよね。
だったら、その逆の環境を作ってしまえばカビの発生や繁殖を抑えることができるわけです。
つまり、明るい・通気が良い・カラカラの環境を作っちゃえばいいってことです。
ということは、家具は壁にくっつけるのでなく、あえて5~10cm開けて設置するのです。
たったこれだけの工夫で驚くほどの効果があらわれますよ。
え~、でも部屋が狭くなっちゃう!
確かにワンルームの部屋の人は狭くなってしまいますね。
でも、それ以外の住まいの方は家具の設置方法が本当に部屋を狭くする原因でしょうか?
もっと部屋を狭くしている原因があるのでは?
そして、部屋が狭くなることと、カビが生えること、二者択一だとしたら、あなたはどちらを選択しますか?
さらに怖い話をしますね。
家具をいくら壁にピッタリくっつけても絶対に数ミリ~1cmくらいは空いているのです。
すると、こうなります。
ゴキブリの巣や通り道になります。
ゴキブリもカビと同じ環境が大好きです。
暗い・風がない・ジメジメ、プラス「狭い」です。
家具と壁の狭いすき間はゴキブリやダニなどの虫の繁殖場所になっています。
なにより、虫たちにとって最高の条件は、人間に見つかりにくい場所だからです。
ネズミだって同じです。
クモ、ムカデもです。
あなたの家具の置き方が、虫やネズミにはステキな環境を与えてしまっていることに気がついてほしいのです。
虫だけなら、壁から5cm
ネズミも含めてでしたら、壁から10cm離しておきましょう。
彼らは、自分の身体のサイズにピッタリのジャストサイズの空間が大好きです。
逆に、空間が広すぎると全ての条件を満たさなくなります。
おまけに人間に見つかりやすくなりますので、家から出ていきます。
虫たちの生息、繁殖場所は家具の裏側だけではありません。
壁時計の裏、額の裏、ポスターやカレンダーの裏、テレビやテレビ台の裏、ステレオの裏なども要チェックです。
少なくとも、壁にポスターやカレンダーを貼りすぎてはいけません。
美観を壊すだけでなく、ダニやゴキブリたちの住居を提供してしまいますからね。
もしも、あなたがカビやダニやゴキブリ、クモ、ムカデ、ネズミたちのブリーダーになりたいのなら、私はこれ以上何も言いません。
もしも、あなたがそれらをペットとして飼いたいのでしたら、これ以上何も言いません。
おそらく、そんな方はいらっしゃらないはずですよね。
ベッドの設置方法も見直してカビ対策を!
ベッドの下や、マットレス、スノコにもカビは生えます。
それはベッドの設置方法が間違っているのかもしれません。
あなたやお子様のベッドがどうなっているか、もう一度チェックしてみてください。
先ほどのタンスなどと同じように、ベッドも壁にピッタリくっつけていませんか?
ベッドの四方のどれかが壁にくっついていませんか?
くっつけると通気が悪くなってしまいます。
ベッドは寝汗などで湿っぽくなる場所ですので、通気の悪さはすぐにカビやダニの発生になります。
特にベッドの頭の方に窓やエアコンがある場合には、写真のように壁から離してください。
枕もとや背中の部分はよく汗をかいています。
通気を良くして、常にカラカラ状態にしておくことをおススメします。
ここら辺にカビやダニが発生してしまうと、寝ている時にかなりの量を吸い込むことになって、喘息などの健康被害にもつながりかねません。
夏以外はカビも生えない、ダニやゴキブリは増えない、それは大きな嘘です。
かれらの生命力をあなどってはいけません。
だって、カビもダニもゴキブリも数億年前から地球がどなろうと生き延びてきているのですから。
人間よりも遥かに強い生命力を持っています。
進化のスピードも人類よりも進んでいます。
だから、どんなに強力な殺虫剤や薬品を開発しても地球上から、またはあなたの周りから消えていなくなることはありません。
コワくて気持ち悪いかもしれませんが、事実です。
そして、カビは苔と同じ仲間です。
ゴキブリは昆虫です。
そもそもは外の自然界の生き物です。
ゴキブリが道や草むらで見かけると、ゴキブリがこんなとこにいる!って驚いている人がいますが、本来は全然不思議なことではないのです。
だって、昆虫ですからね。
それが進化の過程で、エサも豊富だし、繁殖しやすい環境を作っている人間の家の中を発見したのです。
外よりもこっちの方が快適じゃん!って感じです。
つまり、カビやゴキブリなどの虫たちを増やしたり、快適な場所を提供してしまっている犯人は、誰でもない私たちなのです。
その証拠に、シンプルライフと言われる、物が厳選されていて、掃除も行き届いているステキなお宅には生存していません。
だから、カビ対策、ダニやゴキブリ対策で最も重要なことは、物の整理なのです。
衛生的で健康的な暮らしを実現するためにも、ぜひ整理・片づけ・掃除を心掛けていただきたいです。
最後に次の言葉をあなたに届けてお別れします。
「家」とは「住まい」とも言います。
「住」は、人が主と書きます。
物やカビや虫が「主」になってはいけないのです。
あなたやあなたのお子様、ご家族が「主」でなければいけません。
そして、そこに住む人が快適で心地良く、平和で、健康で、幸せに暮らす場所であってほしいと心より願っております。
未来の子どもたちのためにも、どうか大人の私たちがもう一度真剣に考えていきませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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私は衛生管理指導者として工場や店舗を指導してきたエキスパートです。
家庭におけるカビや害虫、ネズミ駆除の効果的な方法を伝授しています。
あなたやご家族(特にお子様)の健康と命を守るためにも身につけていただきたいです。
ぜひご参加ください。
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面倒な掃除や時間のかかる掃除とはお別れしましょう!