キッチンの換気扇を正しく上手に使えば、暑さ湿気対策と家の掃除が楽になるプロの換気扇術

掃除のセミナーで受講者の方とお話ししますと、意外に多くの方が換気扇の正しい使い方をしていないことに気がつきます。
もちろん、換気扇の使い方はご存知です。スイッチを押せばいいだけです ^^ でも、実はそれだけじゃダメなんです。換気扇を上手に使いこなせていません。
特にキッチンの換気扇は、私からすると大変なスグレモノです。換気扇の使い方次第では、一石二鳥にも三鳥にも四鳥にもできるんです。
掃除のプロ講師の私が、換気扇にクローズアップした「換気扇術」をご紹介しましょう!
いろいろと役に立つお話を書いていますので、スマホのスクロールはゆっくり動かして読み落としのないようにしてくださいね。
目次
家の中の暑さとジメジメ湿気対策ができる!
今年の夏は暑いな~って毎年言ってる気がしますが、今年(2018年)は特に異常ですよね。
毎日、日本中が35度超えって確実に地球環境はおかしくなっていますね。
家の中も暑くてエアコンをかけなければ、室内でも熱中症になってしまいます。
特に、仕事や買い物など外出先から帰宅してドアを開けた時のモア~とした熱気に倒れそうになりますよね。
そこで、私がオススメしている換気扇術の第1弾です。
外出する時はキッチンの換気扇をつけっ放しにしておく!
外出する時に窓を開けておけばいいのですが、防犯上できませんよね。
窓を閉めたまま出かけるので、家の中の空気はドンドン温められていきます。温められた空気は逃げる所がないので、益々温度があがってしまいこもってしまいます。
そこで、キッチンの換気扇を回しっぱなしで出かけるんです。「弱」で充分です。
換気扇を回していると、家の中に空気の流れができますので、温まった空気が換気扇から外に放出されやすくなります。
外に放出されるのは熱を帯びた空気だけではありません。湿度対策にもなるんです。
湿度が高いと余計に暑く感じますし、何よりジメジメして不快です。
そして、湿度はカビの発生原因№1ですので、換気扇を使って湿気も外に逃がすようにしておきましょう。
外出から帰宅した時のモア~とした暑さから、かなり解放されるはずですのでお試しください。
家が大きい場合は、さらにお風呂の換気扇もダブルで回したままにしておくともっと効果がアップします。
日中、換気扇を回しっぱなしにしていても、換気扇の月の電気代は200~300円程度です。
家の中が熱くなっているとエアコンの効きも悪いし、早く部屋を涼しくするためにパワー全開で動きます。そのために消費する電気代の方が高くついてしまうと思います。
余談ですが、換気扇が回っていると家に誰かがいると思うので防犯にもいいみたいですよ。
風邪やインフルエンザの蔓延防止にも!
家族の中に風邪やインフルエンザにかかっている人がいると、他の家族にもうつりやすくなります。
特に家の中に空気の流れが少ないと、ウイルスが蔓延しやすいのです。
換気扇を回しておくと、家の中に空気の流れができますので蔓延を防ぐことができますし、ウイルスも換気扇から外に放出できるというメリットもあります。
ホコリ対策にも効果が出て掃除がラクになる!
ホコリには2種類あります。浮遊ホコリと堆積ホコリです。
ホコリはとても軽いのでフワフワと空気中に浮かんでいます。たった1cm落ちるのに1分もかかるのです。
掃除をしてもしてもホコリはすぐに積もってしまいますよね。
少しでもホコリが積もるのが少なくなれば、その分掃除はラクになるわけです。
と云うことは、浮遊しているホコリを少なくしてやれば積もる量を減らせることになりますよね。
そこで、やっぱり換気扇に活躍してもらいましょう!
空気の流れを作り、その空気が換気扇に流れていけばホコリも一緒に外に放出されます。
ホコリの中は健康を害する原因の温床になっている!
たった1gのホコリの中に、生きたダニだけでも約2,000匹いると言われています。
それ以外にも、死んだダニの死骸、ダニやゴキブリの糞、カビの胞子、花粉、ウイルスなどの温床です。
ホコリを軽んじていると衛生上も良くないし病気になってしまいます。
ホコリは浮かんでいる間に換気扇を活用して、できるだけ外に追い出して、家の中に積もらないようにしておきましょう。
カビの胞子や花粉も少なくなる!
先程もお話しましたように、ホコリの中にはカビの胞子や花粉もたくさん含まれています。
特にフミガータスというカビは、最近人間を死亡させています。
一般的なカビはジメジメした環境が大好きですが、このフミガータスだけは乾燥した場所で繁殖できるのです。
そのため、ホコリの中が一番大好きな環境なんです。
花粉症の人も多いですよね。
とにかく、換気扇を有効に使い、ホコリを外に放出することのメリットは多いのです。
換気扇の使い方が間違っているので家じゅうを油汚れにしてしまっている!
もう一度お尋ねします。
あなたは換気扇の正しい使い方をご存知でしょうか?
スイッチを押せばいいじゃん!
いえいえ、正しい換気扇の使い方です。
えっ、換気扇の使い方に正しい、正しくないがあるの?
はい、あります!
調理の時の換気扇の正しい使い方
多くの方は、コンロやIHで加熱料理をする直前に換気扇のスチッチを入れると思います。
だけど、それではもう遅いのです!
ましてや、換気扇を回していない人もいますが、とんでもないことです!
油を使った料理の時には油煙が発生します。でも、油を使っていなくても肉や魚を焼くと、肉や魚の脂から油煙は発生します。
いずれにしましても、この油煙が家の中を漂っていくので、壁や天井、床、窓ガラス、家具、テレビの画面などあらゆる場所にくっついて汚していくのです。
そのため、油煙はできるだけ外に放出しなければ家じゅうがベトベト油汚れになってしまいます。
中華料理店や揚げ物屋の床や壁が油でベトベトしていますよね。あの状態です。
調理前、最低でも5分前には換気扇を回しましょう!
料理の直前に換気扇を回したのでは、まだ換気扇に向かっての空気の流れができていません。
そのため、調理のはじめに発生した油煙は換気扇に吸い込まれずに漏れて部屋を漂ってしまいます。
最低でも調理の5分前には換気扇のスイッチはONにしてください。
でも、なかなかその習慣は身につきにくいので、とにかくキッチンに立ったらまずは換気扇を回すという癖をつけるようにした方がいいと思います。
調理後も30分程度は換気扇は切らない事!
そして、調理が終わると換気扇をすぐに切る人も多いです。これも絶対にやめた方がいいです。
調理が終わっても油煙はまだそこらじゅうに漂っています。
できるだけ油煙は外に追い出すことが大事ですので、調理が終わってもすぐには切らないでください。
30分程度は回しっぱなしにしておくようにしましょう!
換気扇のパワーは「強」で使う!
さらに、換気扇は調理の時は「強」にしてください。
お湯を沸かす時でも「強」です。湯気も外に出さなければ、湿度があがりカビの発生にも影響します。
電気代がモッタイナイからと、換気扇を弱にしたり、すぐに切ってしまうのはデメリットの方が多いです。
テレビや誰もいないトイレなどの照明を切って節電する方がいいと思います。
換気扇が汚れると家じゅうが油まみれになってしまう!
これまでの話でもうご理解していただいていると思いますが、換気扇は家じゅうを油汚れにしてしまうかどうかの元になります。
そして、換気扇を回していれば家の中は汚れないと思うのもご注意したいただきたい点です。
換気扇を回していれば家の中が汚れにくくなるというのは、換気扇がキレイな状態と云うのが前提になります。
換気扇が油やホコリで汚れてきますと、回るパワーがドンドン落ちてきます。
そうなると油煙の吸い込みが悪くなるので、換気扇を回してても油煙が放出されず家の中を漂うことになります。
月に1回、長くても3ヶ月に1回は洗ってキレイにしましょう!
結構多くの方が換気扇を1度も洗ったことがないとおっしゃいます。
ハッキリ申し上げて、マイホームの自殺行為です ^^;
家の中を汚さないためには「換気扇」が命と云っても過言ではありません。
換気扇の位置が高くてはずせない場合は、ご主人に任せましょう。
だけど、換気扇の掃除って面倒だわって思われている方も多いのではないでしょうか?
確かに、油汚れってスポンジでゴシゴシ洗ってもなかなか落ちにくいですよね。
その内、スポンジが油まみれになって、余計にもう嫌ってなりますよね。
でも、私がセミナーで伝授している換気扇の掃除のラク技はゴシゴシ洗いはほぼしません。
ほぼ放ったらかし状態です! ^^
この楽ワザを知っただけでもセミナーに参加して得したっておっしゃっていただいています。
ぜひ、あなたも参加なさってみませんか?
掃除の無料メールセミナーも好評です。
いろいろな目からウロコの情報をお届けしています。