捨てても捨てても家がスッキリキレイにならない理由は、まとめ買い 買いだめ ストック癖

今の日本人は世界一の物所有者になってしまいました。
戦前までは世界一のシンプルライフ人と言われていたのに、戦後は全く真逆な日本人になってしまったのです。
経済的な発展で金銭的な豊かさを持ってしまい、買う量が数倍、数十倍に増えてしまったのが一つの要因です。
「断捨離」など「捨てる」がいくら流行語になっても、行動が伴っていないので一向に解決できていないのです。
一時の流行で終わってしまうのも今の日本人の悪い癖です。
そして、例え物を捨てたり減らしても、また安易に無駄な物を買うために逆戻りしたり、中には前よりももっと物が増えてしまっている人も少なくありません。
引き算よりも足し算にこそ答えがある!
私はそう考えるようになりました。
今の日本人は「断捨離」などで物を捨てる・減らすという「引き算」よりも、安易に物を買わない・もらわないという「足し算」の意識と行動を変えない限り、本当の解決方法の答えはないのではないでしょうか?
あらかじめ申し上げておきますね。
私は物を買うな!もらうな!と言っているわけではありませんので誤解なさらないでくださいね。
安易に無駄に不用意に、要らない物を買ったりもらったりするのをやめていくべきだと思っています。
今の物だらけの日本人にしてしまった「まとめ買い」についてお話しします。
もう一度、自分自身の物の買い方やもらい方を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
スッキリ・キレイ整活3S(整理・掃除・洗濯)講師の整理ist 佐藤亮介
目次
日本人の「まとめ買い」とアメリカ人の「まとめ買い」の違い
「まとめ買い」の文化は戦後メリカから日本に入ってきました。
西洋の文化に憧れた日本人は買い物の仕方まで真似をするようになってしまいました。
それまでの日本人は毎日の暮らしに必要な物だけを買うという買い物文化だったのです。
今のように近所にスーパーやコンビニがなくても行商人が魚、野菜、豆腐などを売りに来ていましたし、三河屋と呼ばれるお店がしょう油やみそなどの日常品を配達してくれるシステムもありました。
だから、無駄にまとめて買うという買い方はしなかったのです。
アメリカ人の「まとめ買い」とは?
日本は国民一人当たりの店舗数ではアメリカよりも多いのです。
いかにこんな小さな国にお店が多いのかが分かると思います。
アメリカはその分、大型店舗が多いのです。
最近でこそ日本も当たり前になっていますが、アメリカでは随分前からショッピングセンターやショッピングモールなどがたくさんあります。
1店舗あたりの売り場面積も巨大です。
なぜ、そのような大型化やショッピングセンター、モールができたかというと、アメリカ人は昔から「まとめ買い」の文化なんです。
1ヶ月に1回だけ買い物に行き、ドカ~ンと大量に買って帰るのです。
だからコストコのようなケース単位、肉も野菜も大型パック、ティッシュなどの紙製品も30個入りみたいな売り方をしています。
1度に大量に買ってくるけど、普段はそんなに買い物には行かないのです。
これがアメリカ人の「まとめ買い」です。
日本人の「まとめ買い」は「買いだめ」「溜め買い」
一方、日本人も最近は「まとめ買い」と言われています。
だけど、日本人の「まとめ買い」は本来の「まとめ買い」ではありません。
今日、特売で安いからまとめて買っておこう!
今日はポイントが5倍だからまとめて買おう!
2着買うとズボンはタダだって!
アイドルと握手するためにCDを10枚買う!
売り切れるかもしれないからまとめて買っておこう!
消費税が上がる前にまとめて買っておかなきゃ!
これは「まとめ買い」ではありません。
日本が言っている「まとめ買い」は、「買いだめ」「ストック癖」です!
これでは本当は要らない、無駄買いをしているのです。
買う理由が安易だからです。
日本人の間違った贅沢な行為です。
「まとめ買い」と「買いだめ」は全然違います。
日本人の「買いだめ」の癖をなくさない限り、昔のシンプルライフだった日本人に戻ることは不可能です。
「断捨離」とか「捨てよう!」という「引き算」ばかりで解決しようとしていますが、無駄な買物という「足し算」をなくすことの方が重要なんです!
こんな事を言うのは私くらいなものなんです。
テレビや雑誌などのメディアや、有名になった片づけのカリスマたちは、このことをあまり言いませんよね。
なぜか分かりますか?
・スポンサーに遠慮しているから
・自分のグッズを売っているから
メディアには必ずスポンサーがついています。
そのお金で成り立っています。
物を買うな!って言うのは、スポンサーを敵に回すことになりますからね。
カリスマの多くはテレビや雑誌に取り上げてもらったことで有名になれています。
物を買うな!って言うとスポンサーからクレームが出たり、はずされたりします。
メーカーとタイアップして商品やグッズを作ったり、広告塔になっていると余計に買うな!とは言えませんよね。
だけど、誰かが声を大にして言わなくてはいけないのです!
・無駄な物は買わないようにしていきましょう!
・買う時に衝動的になっていないか?
・タダだからと安易にもらって帰ろうとしていないか?
私は物を買うな! もらうな!と言っているわけではありません。
「安易に」「無駄に」「不用意に」を頭に付けてお考えいただければとお願いしておきます。
日本人が今なぜ物だらけになったのか?
その要因は根本的に2つです。
・それなりにお金を持っているから。
・タダで物をもらえる機会が多いから。
高額な物は別にして、大抵の物は欲しくなったら買うことができます。
いくら欲しくても買うお金を1円も持っていない人の方が世界には多いのです。
そんな中、まぁ100円だったらいいか!って買っているのが日本人です。
私のアメリカの友達が日本に着た時に感激していました。
〝日本ってティッシュをタダでくれるのか!〝って(笑)
お店のオープン記念の粗品や景品。
ペットボトル、洗剤、化粧品、雑誌に付いているノベルティグッズ(おまけ)。
シールやポイントを集めれば景品がもらえる。
街を歩けばポケットティッシュやチラシを手渡される。
こうしてタダで物をもらえる機会も多いはずです。
当たり前の事ですが、1円でも100円でも無駄に使えば価値はありません。
だったら寄付する方が人のためになります。
「タダほど怖いものはない」と昔の人は言いましたが、まさにタダだからと何でももらって帰ると恐怖のモノ屋敷になってしまいます。
私たち消費者がタダでも要りません!と言わない限りなくなりません。
本当に必要な物、今すぐ使う物しかもらわない、持って帰れないという意識と行動に変えていきませんか?
あなたのそうした意識と行動は必ず日本をもう一度キレイにしていけます。
これから未来の子供たちにぜひスッキリキレイな日本を取り戻していきたいものです。
皆様のお力をどうか、どうかお貸しください!!!
ブログ著者 ロハスカタス 整理ist佐藤亮介のセミナー・講座・サポートのご案内
下記のページをご参照ください。
モノ屋敷だった私が「スッキリ・キレイ整活」を実現できたノウハウを無料で購読できます。捨てられない人、散らかし癖のある人に必ずお役にたてる私からの毎朝のメッセージです。