お風呂のカビ落とし|カビキラーを使わずにお湯だけで落とせるエコ技【実写と動画で解説】

カビと言えばお風呂。
お風呂と言えばカビ。
と言われる程、あなたもお風呂のカビで悩まされていませんか?
お風呂は一日の身体の汚れを落として清潔にする場所です。
そして、もう一つの目的は、一日の精神的な疲れを癒す場所でもあるはずです。
それなのに、カビだらけのお風呂では本当にリラックスして快適にはなれないはずです。
さらに、カビが多いということはそれだけお風呂の中にカビの胞子がいっぱい飛んでいるということです。
それをあなたやご家族が吸い込んでいるとしたら、健康的にも良くありませんよね。
今年2017年の夏、関東地方では16日間連続雨の日が続きました。
梅雨が終わり、夏の暑さの中では本来はカビの発生や繁殖は弱まる時期ですが、雨によって湿度が高くて、カビで悩まされている人が多いようです。
見た目だけでなく、健康の事を考えてカビは早目に落として退治しておかなくてはいけません。
掃除のプロ講師として活動している私が、お風呂のカビ落としについて、最も効果的で、さらに健康や美容にもダメージの少ない方法を伝授します。
目次
カビは温度25~35℃、湿度70%以上で発生し、繁殖します。
カビが生えるためには条件が必要です。
- ①温度(25~35℃)
- ②湿度(70%以上)
つまり、お風呂の中はこの条件を満たしています。
さらに、もう一つ条件が揃うと、ウジャウジャと繁殖していきます。
- ③エサ(栄養分)
カビのエサってなんでしょうか?
それはズバリ
・垢
・皮脂
・毛
・水垢
・石鹸カス などです。
つまり、この3条件をなくせばカビは生えないということになります。
家にお風呂は作らない、あっても使わない。
代わりに、銭湯や全国にある家族風呂を利用するという方法もありますが、毎日は面倒だしお金もかかりますので現実的ではありませんね(笑)
だったら、お風呂の中を冷蔵庫のように冷やし、水を使わず、身体も洗わなくすればいいわけですね(笑)
って、それってお風呂じゃないじゃん!
確かに、それはお風呂ではなくなります。
だけど、この3条件を少しでも減らしていけばカビの発生や繁殖をかなり抑えることができるわけです。
この方法については後半でお話しします。
掃除やカビ退治の心得|いきなり「強力」は禁物!
多くの人はカビの天敵は「カビキラー」だと思っていませんか?
確かに、カビキラーなどの塩素系漂白剤の殺菌力は強いです。
ただ、使えば使うほど、カビは退治できても私たちの健康にもダメージを与えているのも事実です。
できるだけ、健康や女性には美容にも配慮した方法をしていただきたいです。
そのため、私は掃除のセミナーでも次のようにアドバイスしています。
- いきなり強力な洗剤は使わない
- いきなり強力な掃除道具を使わない
いきなり、どんな汚れやカビでも強力な洗剤や薬品は使ってはいけません。
それは健康や安全のためはもちろんですが、生地や素材を傷めてしまうからです。
同じように、なんでもかんでも強力な掃除道具を使ってしまうと、傷やハガレを生じてしまうかもしれません。
例えば、表面に人工ダイヤモンドの粉末を付着させた掃除道具があります。
これで掃除をすれば、鏡の水垢でも、浴槽の頑固な垢でも落とすことはできます。
でも、いくら人工と言ってもダイヤモンドです。
地球上で一番硬い鉱物です。
それで、鏡や浴槽をこすったらどうなりますか?
傷だらけですよね。
その傷の中に、汚れやカビの胞子がくっついて、落ちなくなったり、カビ退治のイタチゴッコが始まるのです。
- 最初はやさしい洗剤から始める
- いきなり強力な掃除道具は使わない
それでも効果がないようだったら、強めていくという風にしなくてはいけません。
いくら、キレイになっても生地や素材がボロボロになっては何の意味もありませんからね。
だから、カビだからとすぐにカビキラーを使うのも良くないのです。
カビはカビキラーを使わずにお湯で落とす!
それでは、いよいよ本題にはいります。
いきなり、強力な洗剤や道具を使わずに、カビをどうやって退治すればいいのかをお話しします。
カビにとってカビキラーよりも天敵なのは「熱」なのです。
私たちも「熱」には弱いです。
特に、熱湯、熱風は火傷をして、死に至ることもあります。
カビも生物です。
高温の熱には勝てません。
(余談ですが、これはダニやゴキブリでも同じです)
それでは、お風呂のカビをカビキラーを使わずにどうやって退治するのかを説明していきます。
タイルの目地はカビが大好きな場所です。
目地は柔らかいのでカビは根を生やしやすいのです。
かなり長い間、処置をしていなかったカビです。
このまま放っておくと、もっと頑固なカビになっていきます。
用意するものは、60℃のシャワーとスポンジだけです。
まずは、60℃くらいのお湯のシャワーをかけます。
かける時間は、カビの状態によって変えてもいいです。
目安は、20秒~30秒程度です。
かけ終わったら、スポンジでこすっていきます。
この時、タワシヤ金タワシのようなものではなく、不織布のスポンジの方が傷をつないのでオススメです。
こすり終わりましたら、シャワーですすいでください。
この時も、水より60℃くらいのお湯の方がいいです。
さぁ、どうなったでしょうか?
ビフォー&アフターです ^^
他の場所も同じやり方でカビを落としました。
Before
↓ ↓ ↓ ↓
After
いかがですか?
ここまでお湯だけで落とせれば充分満足できませんか?
お湯だけで落とせるので、健康にもお金にもエコですよね ^^
カビキラーでのカビ落としは入浴時には絶対にしてはいけませんが、この方法でしたらちょこちょこっとついでにできそうでしょ?
ぜひお試しくださいね。
【動画で解説】お風呂のカビをお湯だけで簡単に落とせる方法
長い期間放っておいたカビは根こそぎ退治するのは不可能です!
カビの胞子が壁や床などにくっつくと、植物と同じように根をのばしていきます。
この力はコンクリートでも突き抜けていくパワーを持っています。
この状態でしたら、まだカビを根絶することは比較的可能です。
カビを放置して何の処置もせずにいると、根はもっと奥まで伸ばしていきます。
こうなると、いくらカビキラーを大量に噴霧しても根の奥までは届きませんので根絶は無理です。
おまけに、植物とおなじように芽を出し、そこからカビの胞子を空中にまき散らします。
こうやって、ドンドン増殖していくのです。
つまり、カビは発見した時が退治できるチャンスです。
小さなうちでしたら、根はまだ浅いのでお湯だけでも落として退治することもできるのです。
お風呂掃除をラクができる方法やカビキラーの正しい使い方もご参考になさってください。
↓ ↓ こちらにお風呂掃除の楽ワザ・エコ技を全てまとめています。
カビキラーなどの塩素系漂白剤は子供の手の届く場所に置かない!
カビ退治には「カビキラー」をはじめとする塩素系漂白剤が一番効果的です。
ただ、まず申し上げておきます。
使い過ぎは大変危険です。
中には、カビだけでなく、汚れやヌメリ、水垢など、何でもかんでもカビキラーを使っているという人もいます。
塩素系漂白剤は猛毒です。
おちょこ1杯飲んだだけで死にます。
絶対に、カビキラー、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤はお子様の手の届く場所には置かないで下さい!
もしも、万が一間違って誤飲してしまった時のために覚えておきましょう!
↓ ↓ ↓ にその方法を書いていますのご参考にしてください。
あなたの家のカビを強く進化させている犯人はあなたかも!
カビキラーには、なぜ「スーパーカビキラー」とか「超強力カビキラー」など、いろいろな商品があるのでしょうか?
または、商品名が〇〇カビキラーって変わってきているのでしょうか?
それは、消費者を洗脳してもっと買わせるため?
確かに、それも考えられますね ^^
だけど、本当の理由は「効かなくなったから」です。
カビは人類よりももっと太古から生き続けている生物です。
地球の寒冷期、隕石衝突、恐竜絶滅、どんな地球環境にも勝ち残ってきた生物です。
人類が何万年、何十万年で進化しているとすれば、カビは秒単位で進化していると言ってもいい程だそうです。
そもそも、そんな生物に人類が勝てるわけはありませんよね ^^
そのため、最初はカビキラーなどの塩素系漂白剤で効いてたはずが、段々と効かなくなっていくのです。
カビキラーに打ち勝てる進化をしていくのです。
洗剤メーカーはつねにカビを研究しています。
同じ「黒カビ」でも、家庭ごとに進化の状態が違うそうです。
つまり、あなたの家のカビを進化させている犯人は、あなた自身だということになります。
カビキラーなどの薬品や洗剤を使いすぎることで、カビはもっと強力に進化して生き残ろうとします。
だから、洗剤メーカーは進化したカビにも効く新商品を出していくのです。
洗剤や塩素系漂白剤を使いすぎてはいけません!
健康や美容、環境にダメージを与えるだけでなく、カビを進化させてしまい、効き目が弱くなっていきます。
何をしても、どんな物を使っても効かなくなった状態を想像なさってみてください。
あなたの家やお風呂は、カビのジャングルです。
そんな家に住めますか?
そんなお風呂でゆっくりとくつろぐことはできますか?
食後の食器も、軽い汚れの衣類も、お風呂やシンク、窓、床、全てにおいて、水やお湯で落とせるのであれば、洗剤や薬はできるだけ使わない習慣を身につけていくことが大切ではないでしょうか?
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