災害があってもクラウドに写真やデータを保存しておけば大切な思い出や書類を守れます!

2018年7月西日本を襲った豪雨による災害は多くの人から平和な暮らしを奪いました。
過去には、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震、九州北部豪雨など大きな災害がいくつも発生しています。
火災も含めて、自分の家や会社は大丈夫だという保証はどこにもありません。
一番に守らなければいけないのは「命」です!
だけど、人は助かったあとで捜し求める物は、写真と云う「思い出」なんです。
さらに、会社は事業や経営を立て直していかなくてはいけません。
その時に必要な物は書類やデータです。
写真にしても書類にしても「紙」という形で持っていると、災害時に失ってしまいます。
そして、パソコンに保存していても水没や火災でデータを失ってしまいます。
ボランティア活動を通して、私はファイリングセミナーの中で「クラウド」の活用を訴えてきました。
写真や書類などの大切なモノを災害から守るためにも、ぜひ多くの方に「クラウド」を身につけていただきたいという思いでお話をさせていただきます。
あなたのお役に立つポイントをいろいろと書いていますので、読み落としのないようにスマホのスクロールはゆっくり動かしながら読んでくださいね。
目次
クラウド(Cloud)とは?
クラウド(Cloud)とは、和訳すると「雲」です。
インターネット上に浮かぶ雲というイメージです。
これではよく分かりませんよね ^^;
インターネットの中に、自分だけのサーバーを作って持つということです。
これも難しいですね ^^;
インターネットの中に、自分の写真のアルバムを作るというイメージです。
または、インターネットの中に、自分のいろいろなデータを保管できる部屋(書庫)を作るというイメージです。
皆さまは、自分のパソコンやスマホの中に写真や動画、書類、資料などのデータを保存していますよね。
そうすると、災害や火災だけではなく、パソコンやスマホの故障、紛失時には全てを失ってしまうことになるんです。
その点、私のようにクラウドに大切な写真や書類などを保存していれば、何があっても失うことはありません。
お金を自宅のタンス貯金にしていると何かの時には失ってしまいますが、銀行に貯金していれば災害などがあっても財産は守られるのと似ています。
ただ、インターネットの中に自分のアルバムや部屋(書庫)を作ると言っても、初心者の方にはイメージが湧かないかもしれません。
とりあえずは、写真でもムービーでも書類でも全てのデータを自分のパソコンやスマホ以外の場所に保存するというイメージを持ってみて下さい。
撮った写真をスマホの中ではなく、エクセルやワードなどで作成した書類、文書をパソコンの中ではなく、全て保存先をクラウドにするのです。
そうしておけば、インターネットがつながる環境であれば、あなたはいつでもどこでも必要な時に写真でも書類でも自分のクラウドに接続して取り出したり、閲覧や編集も可能になります。
いつ自分が災害に襲われるか分かりません。
自分の大切な思い出やデータは自分で守らなくてはいけないのです。
もっと多くの方にクラウドを知って活用していただきたいと感じています。
クラウドを使うメリット
前項でクラウドを使うメリットを少しお話ししましたが、他にもいろいろありますのでまとめてみます。
自分の大切なデータがクラウドに保存していると、こんなに良いことがあるのかと感じていただけると思います。
パソコンやスマホが壊れてもデータを失うことはない!
前項と重複しますが、これが一番のメリットです。
パソコンやスマホの中に大切な写真などを保存しているので、その機器が壊れたり、水没や火災などにあうと全てはパーです。
今回の岡山県倉敷市真備町は広範囲にわたった家屋や会社、店舗、病院などが水没してしまいました。
ニュースで、ある男性がパソコンが水没してしまって、家族の写真やムービーと云う思い出が全て消えてしまったと嘆かれていました。
おそらく泥や石が混じった濁流なので、パソコンのデータの復旧は難しいでしょう。
会社や店舗、病院でも、書類やカルテなどの重要な紙類やデータが失われてしまいました。
一から作り直すには膨大な時間と労力を必要とするでしょう。
一方で、クラウドを活用できていた人は家族の思い出は消えてなくなることはありませんでした。
重要な書類や資料が水没で失われていないので、事業をすぐに復旧できます。
自宅や会社のパソコンで作成した資料を外出先でも閲覧や編集、印刷など全てできる!
皆さんは、自宅や会社のパソコンで資料を作り、そのパソコンに保存したら、外出先でそのパソコンの中のデータを見たり編集したりすることはできないはずです。
ノートパソコンなら持って出ることもできるかもしれませんが、デスクトップは無理ですよね。
外出先で必要になる事も少なくないです。
例えば、せっかく作った見積書や企画書を持ってくるのを忘れた!とか、印刷するのを忘れてた!なんてことになった時、クラウドに保存している人は慌てません。
友だちや実家の親に写真を見せたい時、自宅のパソコンやデジカメの中にある写真は見せられませんよね。
だけど、クラウドを使っている人は、いつでもどこでも写真やムービーを見せることができます。
新しいパソコンやスマホにデータを移し替える必要がない!
皆さんはパソコンを新しく買い替えたら、前のパソコンに保存しているデータはどうしますか?
USBメモリやメモリーカードなどを使ってデータを移行しなくちゃいけませんよね。
この作業って結構な時間と労力です。
大量のデータですと、1回の作業では済まないので何回も繰り返さなくちゃいけません。
私も以前はそうしていましたので、その面倒くささを実感しています。
時にはその過程でデータが壊れたり消えたりして泣くような思いもしてきました。
だけど、クラウドを使うようになってからはその面倒な作業は全く不要になりました。
今年、一度に2台のノートパソコンが動かなくなりました。
修理に持って行くと、中のデータは消えてしまいますがよろしいでしょうか?と訊かれました。
以前の私でしたら顔が真っ青になったことでしょう。
でも今は、パソコンの中には保存せずクラウドに保存しているので、全く動揺しません。
当然、前のパソコンから新しいパソコンにデータを移行する手間もしなくて済みました。
スマホを機種変更した時に写真やムービーが残ったままでは?
ご自宅の片付けサポートに伺うと、今の日本人が無駄に持っている「ある物」に気がつきます。
それは、ガラケー携帯電話とスマホです。
家じゅうのあっちこっちから出てきます。
4人家族の家なら最低でも10台は出てきます。
「どうして下取りやリサイクルとして引き取ってもらっていないんですか?」と尋ねると、
「中に写真やムービーが保存しているからです。」とお答えになります。
つまり、携帯やスマホがアルバムになっているんですね。
だから手放せずに持ったままになっているんです。
だけど、家のあっちこっちに放置されている状態に首をかしげてしまうのです。
失いたくない大切な思い出の写真やムービーでしたら、もっと大切に保存しておいてもいいはずなんですが。
機械は使わないまま長期間置いておくと、中が結露で錆びたりして壊れます。
電源も入らなくなったり充電もできなくなったりします。
そうなると、大切な思い出はどうすることもできなくなります。
慌ててパソコンに取り込もうとしてもできなくなってしまうのです。
そうならないためにも、今お使いのスマホも以前のスマホも写真やムービーはクラウドに保存しておくことをおススメしています。
そして、携帯やスマホの中身は貴重な金属の資源が眠っています。
買い替えの時にリサイクルに出すことで、資源の有効活用にも貢献できます。
今日本では、リサイクルされた携帯やスマホを使って東京オリンピックの金メダルと銀メダルの原料にする運動をしています。
自分の使わなくなったスマホが、アスリートの首に掛けられるメダルの一部になっていると想像してみてください。
なんか嬉しくないですか?
クラウドをマスターしよう!
このようにクラウドは私たちの大切な思い出やデータをあらゆる事態から守ってくれます。
そして、データを移行したりバックアップしたりする時間から解放してくれます。
何か特別難しいことをするわけじゃありません。
保存する元をパソコンやスマホからクラウドに一元化するだけです。
インターネット、クラウドなどの専門用語によって、難しいとか拒否反応をする人もいるでしょう。
私も以前はそうでした。
だけど、最初だけです。
始めの設定と使い方をクリアできれば、あとは本当に簡単です。
私のファイリングセミナーに参加された高齢者の方でも使いこなされています。
設定から使い方まで、手取り足取りでクラウドをマスターできるセミナーです。
クラウドは会社の財産や経営を守ります!
今回の岡山の水害によって、多くの会社や店舗、病院、町役場などが水没被害にあってしまいました。
その中には私の知り合いの会社もあります。
社長も社員も皆さん、ぐちゃぐちゃになった会社を見て呆然としていました。
紙で保管していた書類はどこかへ流されたり、泥に埋もれたり、破れたり、ほぼ100%の書類が失われてしまいました。
パソコンやサーバーも水没によって、中に保存されていたデータは全てパーです。
完全にお手上げ状態だと悲しんでいました。
得意先や顧客リスト、仕入や販売商品の原価、販売一覧表、名刺、経理の様々な資料やデータ、社員一人一人の資料や文書など、一瞬にして奪われてしまいました。
これらは会社にとっては財産であり経営の基盤です。
命と建物が残ったあとは、一刻も早く事業の再開と復旧です。
だけど、全ての資料やデータを失ってしまったので、容易にリスタートはできないのです。
ほとんどが一から作り直さなくてはいけません。
社長は言いました。
佐藤君のアドバイスを早く実行しておけばよかった。
クラウドを早く使っておけばこんな事態にはならなかったのに。
会社や役場など、クラウドを導入するのは一日もかかりません。
だけど、こういう事態になった時の資料やデータ、取引や販売などの再開にかける時間、労力、経費に、クラウドを使っているか使っていないかで大きな差が生じてしまうのです。
会社の経営の存続だけではなく、社員の生活もかかっています。
今こそ、多くの企業や団体にクラウドの活用を考えてほしいと強く願っています。
自分や自分の家や会社だけは大丈夫と言う保証はどこにもありません!
心理学で「正常性バイアス」と言われている人間の本能があります。
自分だけは大丈夫、自分には災害や事故はあわないと思い込む心理です。
本来、人間の脳や心はポジティブに考えてネガティブに生きないようにしています。
そうじゃなきゃ、毎日が不安だらけで明るく生きていくことはできないからです。
「今日、車で出かけたら事故するかもしれない。」
「今日、仕事で大失敗するかもしれない。」
なんて考えてたら生きられないですよね。
だけど、この本能は災害時には邪魔をしてしまいます。
東日本大震災の時も、「自分のところまでは津波は来ないだろう。」と多くの人が思ってしまいました。
岡山の水害時も「自分の家は水没することはないだろう。」と避難が遅れてしまった人が多くいました。
縁起の悪いばかり考えてては前向きに生きてはいけませんが、いざと云う時の心づもりや備えは常に考えておくべきだと思います。
「備えあれば憂いなし」と言いますが、万が一に備えて準備をしておくことが明暗を分けるのです。
クラウドはまさに「備え」です。
クラウドに保存しておけば、インターネットや地球が破壊しない限り、大切なデータは保証されます。
今からでも遅くはありません!
逆に遅くなれば、また万が一の時のリスクは増える一方です。
今すぐに、クラウドを個人でも企業でも導入しておきましょう!
セキュリティの面でもクラウドの方が安心!
個人でパソコンにセキュリティソフトを入れても対策は不充分です。
企業でもセキュリティシステムを高額な費用で導入しても100%大丈夫ではありません。
少なくとも個人での対策は難しいです。
だって、ウイルスを作っているハッカーたちはプロ中のプロです。
そんなプロに個人レベルで対抗できるわけがありません。
クラウドのセキュリティを心配する人もいますが、あなたのパソコンの方が圧倒的に無防備ですよ。
確かにクラウドが絶対に安心できるという保証はありません。
ただ、私は割り切って考えています。
いずれにしても100%の保証はないのでしたら、DropboxやGoogle、Amazonなどの大手のインターネット会社やクラウド会社に任せている方が安心です。
こうした大手は莫大な費用をかけてセキュリティシステムを作っています。
アメリカのペンタゴン並みの強力なセキュリティです。
私の大切なデータを大手のクラウドと云う書庫に預けておく方が安心なんです。
いかがでしたか?
クラウドのイメージやメリットは感じていただけたでしょうか?
ただ、中にはメリットは理解できたし、使ってみたいという人でも、どうやって使えばいいのか?設定方法は?どのクラウドがいいの?など分からないことも多いはずです。
そんなあなたには▼の記事をオススメします。
クラウドについてのイメージや理解がもっとできるはずです。
または、読んでも分からないから誰か教えてほしいという方もいらっしゃると思います。
そういうあなたには、私のファイリングセミナーに参加されることをおススメします。
クラウドの設定から使い方まで丁寧にレクチャーさせていただいています。