洗濯機のドラム式と縦型の選び方は価格よりも汚れの種類がポイント!間違うと汚れが落ちない!

洗濯機を買う時に値段だけで選んでいるとしたら、先々で後悔することになるかもしれませんよ。
確かに価格は大事なことです。
その一つの目安が、「縦型タイプ」と「ドラム式」です。
最近普及している「ドラム式」は見た目がスタイリッシュですが価格は縦型よりも高いです。
そのため買うのを敬遠しがち。
ついつい、価格で「縦型」をチョイスしてしまいますよね。
だけど、もっと大事な洗濯機の基準は「汚れがよく落ちるか?」です。
「縦型」にしろ「ドラム式」にしろ、折角〇万円も出して買ったのに汚れ落ちが悪いのでは意味がなくなります。
価格のことはちょっと置いておいて、それぞれの「汚れ落ち」の違いを解説します。
その上で、お宅に合った洗濯機を選んでみて下さい。
目次
縦型とドラム式の一番の違いはそれぞれ得意な汚れがあるぞ!
洗濯機には「縦型」と「ドラム式」の2種類があります。
昔から馴染のあるのは「縦型」。
最近普及しているのは「ドラム式」。
価格の違いは大きく、平均でドラム式は縦型よりも5~7万円高くなります。
そこで多くの人は「縦型」を選んでしまうわけですが、結局新しい洗濯機にしたのに汚れが思ったより落ちないということにも。
価格は大事ですが、洗濯の一番の目的は汚れを落とすことです。
「縦型」と「ドラム式」で得意な汚れがあります。
つまり、お宅の洗濯物の主な「汚れの種類」で洗濯機を選ばなくてはいけません。
縦型の方がドラム式よりも汚れが良く落ちる!は都市伝説
私の洗濯セミナーに参加される方がよくおっしゃいます。
やっぱり縦型の方が汚れが良く落ちます。
一度ドラム式にしたんですけど結局また縦型に買い替えました。
これって、ズバリ!正しくありません。
ただ間違ってもいません。
正しくは、その方の洗濯物の汚れの種類が「縦型」の方が得意だったということです。
詳しくは後ほどお話ししますが、まずはあなたの洗濯物はどんな汚れが多いかを再確認してみてください。
「縦型」にこだわる人のもう一つの理由は、「使い慣れてるから」です。
特に女性は機械が苦手な人が多くて、新しいタイプって聞くだけで難しそうとか分かんないって拒否反応をしてしまいます。
だけど、結局は「縦型」でも「ドラム式」でも洗剤を入れて、スイッチポン!しかしていないんですけどね ^^
ご心配いりませんよ。
メーカーも女性に使いやすいように操作ボタンを工夫しています。
「縦型」でも「ドラム式」でもボタンは変わりません。
何より、設定ボタンは使ってこそ役割を果たします ^^
「縦型」洗濯機の特徴と得意な汚れとは?
「縦型」は大量の水で洗濯物をもみ洗いする方式です。
衣服の繊維を水流で広げてくれるので、「泥汚れ」に強いタイプの洗濯機になります。
各メーカーは洗濯槽の側面や底の羽の形状にお金と時間をかけています。
いかに複雑な水流を作れるかによって汚れ落ちが違うからです。
「縦型」タイプを買う際には、お店やパンフレットで水流にポイントを置くようになさってください。
・泥汚れの多いお仕事をしている家族がいる
・農家の方
・子供が遊びやスポーツで泥汚れが多い
もしもお宅に1人でも泥汚れをしてくるご家族がいらっしゃいましたら「縦型」タイプの洗濯機の方がオススメです!
縦型洗濯機のメリット・デメリット
・泥汚れに強い
・使い慣れている
・販売されている種類が多い
・一度に沢山洗える
※本当は良くない洗い方ですが。
・皮脂や垢汚れには弱い
・水を大量に使う(水道代が高くなる)
・水を沢山使う分洗剤が薄まる(洗浄力低下)
・洗濯時間がドラム式より長い(電気代もかかる)
・洗濯物を沢山詰め込みがち
・乾燥機能がドラム式より低い
※乾きが悪い
・生地が傷みやすい
「ドラム式」洗濯機の特徴と得意な汚れとは?
「ドラム式」は「縦型」に比べ水の使用量が少ないので洗剤の濃度が濃くなりますから、その分洗浄力はアップします。
さらに「ドラム式」は洗濯物を回転させて洗う「たたき洗い方式」なので、洗剤がよく染み込み「皮脂や垢、汗汚れに強い」洗濯機です。
・泥汚れは少ない家庭向け
・汗かきさんの家族がいる
・肉体労働やスポーツをしている家族がいる
泥汚れをしてくる家族はいない家庭にはドラム式の方がオススメです。
衣類の汚れのメインは、皮脂や垢ですので多くの家庭ではドラム式の方がよく落とせるのです。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
・皮脂や垢汚れに強い
・使用する水量が少ない
※縦型に比べ1/3~1/4
・電気代が少ない
※縦型より洗濯時間が短い
・洗剤の量も少なく済む
※縦型に比べ60~80%でOK
・生地が傷みにくい
・乾燥能力が高い
・泥汚れには弱い
・漬けおき洗いが難しい
※水をたっぷり溜められないため
・設置スペースの広さが必要
・重いので一人では動かせない
・価格が高い
【ドラム式補足】
確かに買う時の価格は高いですが、水道代や電気代、洗剤代を考えると長い目では縦型と大差ないと思えます。
そして、乾燥力は圧倒的にドラム式に軍配があがります。
縦型にも乾燥機能付きがありますが、洗濯槽の構造上あまり得意ではありません。
結局、干さなくては乾きません。
完璧に乾燥させるドラム式はその分電気代が高くなると思われがちですが、エコ技術の進歩で驚くほどではありません。
私は7年ほど使用した縦型からドラム式に買い替え、毎日乾燥までさせていますが以前と毎月の電気代は変わっていません。
さらに最近の乾燥は生地に優しい乾かし方なので衣類が縮んだりボロボロになる事もありません。
まとめ|縦型とドラム式は結局どっちがいいの?
これまでの話をギュギュっとまとめます。
●お宅の洗濯物の汚れの種類で選ぶ
「泥汚れが多い」場合は、縦型洗濯機の方がオススメです。
「皮脂、垢汚れが多い」場合は、ドラム式洗濯機の方がオススメです。
●エコで選ぶ
水道代、電気代、洗剤代はドラム式洗濯機の方がかなり節約できます。
●乾燥力で選ぶ
カラカラに乾燥してくれるのはドラム式の方がオススメです。
パナソニックのヒートポンプ式など各メーカーによって乾燥方式に特徴があります。
【結論】
私のオススメは「ドラム式」洗濯機の方です!
【理由】
通常の皮脂汚れの方が洗濯物の割合は多いはずです。
部屋干しして臭いが気になるくらいならドラム式の乾燥を使えば悩みは解決できます。
家計に優しいのも長い目で考えればドラム式は高くはありません。
多くの人がやっていて、やめた方がいい洗濯の仕方
誰が教えたのか、誰から習ったのか分かりませんが多くの人が当たり前にやっている洗濯のやり方があります。
そのやり方が汚れ落ちを悪くさせたり、臭いが発生している原因になってるのです。
いくつか気になっていることをお話ししておきます。
お風呂の残り湯で洗濯するのはやめた方がイイかも
節水のためにお風呂の残り湯を使って洗濯する人も多いかと思います。
でも私はやめた方がいいと洗濯セミナーではアドバイスしています。
その理由は、
●汚れが落ちにくくなる
洗剤は繊維の汚れにくっついてはがし取る仕組みになっています。
残り湯には人の垢や皮脂汚れが混じっています。
すると、洗剤は残り湯の中の汚れに攻撃をかけてしまいますので、繊維の汚れに対する攻撃力が弱まってしまうのです。
その分、衣類の汚れ落ちが悪くなるというわけです。
●衣類に汚れが残ったままになる
すすぎに残り湯を使うと、折角すすぎの水で洗剤を薄めてキレイに仕上げようとしてるのに、残り湯に含まれる垢や皮脂汚れが衣類に付着してしまいます。
これが黒ずみや臭いの原因になっています。
●思ったほど節水による水道代の節約効果はない
水道代は家庭の光熱費の中でも一番安い家計です。
チリも積もればと言いますので、小さな節約を否定しているのではありません。
ただ、汚れ落ち効果と節約効果で天秤にかけて考えてみると費用対効果はあまり期待できません。
特にドラム式は水をあまり使わない方式なので、それ程節水にはなりません。
洗剤と柔軟剤を一緒に投入するのはやめた方がイイかも
洗濯の最初に洗剤と柔軟剤を一緒に洗濯槽に入れる人がいます。
特に縦型洗濯機をお使いの人に多く見られます。
これは絶対にしてはいけません!
洗剤の汚れ落ち効果もなくなるし、柔軟剤の効果もなくなります。
洗剤と柔軟剤がお互いにくっ付きあい、汚れに対して攻撃しなくなります。
さらに柔軟剤が汚れをコーティングしてしまうので洗剤の効力も効かなくなるのです。
面倒だから一緒に入れちゃえ!は、汚れ落ちが悪くなるばかりでなく、洗剤や柔軟剤の無駄遣いに終わってしまいます。
すすぎ1回はやめた方がイイかも
最近の液体洗剤は「すすぎ1回でOK」というのがウリになっています。
でも多くの人はやめた方がいいです。
「すすぎ1回でOK」は洗濯物の汚れがひどくない場合だけです。
「すすぎ」というのは衣類に残っている洗剤をなくしていくのが目的だと思っているかもしれませんね。
洗濯とは「洗いの時に、洗剤を使って汚れと水をなじませ、
基本的には、
だから、もともとの汚れがそれほど多くなければ一回でもいいし、
基本的な考え方として、洗剤の種類も大事だけれど、
多くの人がやっている洗濯は、テクニックや機能ばかり追い求めていると言えます。
さらには洗剤ばかりに依存しているので新商品にすぐに飛びつきます。
そして、襟袖用とかスニーカー用とかの〇〇用の洗剤が増えていきます。
洗濯の枝葉ばかりを追い求めて、幹の知識が不足しています。
幹をきちんと学べば、洗剤や洗濯機などの新商品を追いかけなくても充分に「洗濯の達人」になれるんです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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