収納上手になりたければ「隠す収納」と「ジコチュウ収納」をやめて「おもいやり収納」に!

収納技・収納グッズ・収納場所を増やすでは根本的な解決にはなりません!
今多くの人が家の中をスッキリキレイに片づけたいと思っています。
そこでまず始めるの「収納用品」や「収納グッズ」の購入、またはテレビや雑誌で紹介されている「収納技」を真似をしてみることです。
例えば、クローゼットやタンスに収まらなくなった衣類をあなたはどうやって片づけたいと思いますか?
おそらく多くの人が、とりあえず「衣装ケース」を買いに行こう!ではないですか?
それとも、ハンガーラックとハンガーを買ってきて服を掛けていこうかな?
とにかく、とりあえず「収納用品」や「グッズ」を買って用意することから始めていないでしょうか?
または、「収納技」を駆使してみる方法も考えられます。
例えば、「服を小さくコンパクトに畳む収納技」を使えば、同じ衣装ケースに3倍は収めることができます。
突っ張り棒やある便利グッズを使えば、靴を下駄箱に2倍は収めることができます。
確かに、収納グッズや収納技は収めることだけ考えるなら便利ですし役に立ちます。
だけど、それって
〝すごい!上手にたくさん収められた!”
って満足しているだけではないですか?
結論から申し上げますと、「収納」とは収めて「終わり」ではないんです。
全く逆なんです。
次に使う時のことを考えた「始まり」と考えなければ、本当の「収納」にはなっていないのです。
あとでもっと詳しくお話をしたいと思います。
目次
片付かない理由を「収納が足らない」と答える人がNO.1です!
以前、受講者の方にアンケートをとったことがあります。その中の1つの質問です。
「あなたの家や部屋はなぜ片付かないと思いますか?その理由を教えてください」
さぁ、あなたでしたら何とお答えになりますか?
いろいろなお答えが集まりました。多かったものをご紹介します。
- モノが多くて収める場所がなくなった
- 収納場所が少ない、足らない
- 家が狭い、収納スペースが小さい
- とにかく、もう収める場所がない
- 収納のセンスがない、収納下手だから
いかがですか?あなたのお答えに近いものもありませんか?
そして何か気がつきませんか?
そうなんです。
多くの方の共通したキーワードが「収納」や「収める」なんです。
水前寺清子さんの豪邸はモノ屋敷だった!
以前、テレビを観てましたら偶然、歌手の水前寺清子さんの豪邸を片づける番組がありました。
3階建ての豪邸は家じゅうがモノ・モノ・モノだらけでした。
特に2階はシアタールームとして作ったので間仕切りのない何十畳分ものスペースでした。
だけど衣類や靴、バッグ、通販で買って未開封の商品など、とにかく人が通れない程何十畳分の部屋がモノでギューギュー詰めでした。
別の部屋には巨大なウォークインクローゼットやタンスがいくつもあるのにです。
そこで水前寺清子さんはこう言いました。
“もう入らないんだから仕方がないじゃない!” ^^;
でも、これって彼女だけの話ではないんです。
今多くの人が片付かない理由を「収納」のせいにする人が多いのです。
本当に収納が理由なのでしょうか?
本当に「収納」がなんらかの理由で家がキレイに片づけないのであれば、マイホームを東京ドームくらいにしなければならないかもしれませんね。
「収納場所が少ない」
「収納スペースが狭い、小さい」
「もう収める場所がない」
「もう入らない」 のではなく、
- 収めるスペースや数に対してモノの方が多すぎているんだ
- 収納の容量をモノがキャパオーバーになっているんだ
と考えない限り、根本的な解決にはならないのです。
「収納」は女性が大好きな言葉です!
不思議なことに男性の口からはあまり「収納」という言葉は出てきません。
女性の方がよく使っている言葉です。
私は脳科学者の茂木先生から「脳科学」や「心理学」を教えてもらったことがあります。
女性は右脳をよく使って考えたり、記憶したりすることが多いそうです。
右脳はまさにイメージの世界です。画像をつかさどっている場所です。
つまり女性はイメージや画像が大好きなんですね。
ファッション雑誌、インテリア雑誌、オシャレで可愛いグッズショップ、服を買わなくても見て回るだけでも楽しめるのは女性の特徴です。
「収納」はまさに右脳なんです。
特に最近はテレビや雑誌で、オシャレな収納用品やセンスアップの収納テクニック等が紹介されますので、見るだけでも楽しいと思うのです。
100円ショップも圧倒的に女性のお客さんが多いですよね。
だから余計に、収納用品やグッズ、収納技に頼って片づけようと考えるのも無理はないのかもしれません。
新築・リフォームの要望NO.1は「収納」は絶対に譲れない!
まずは下記のアンケート結果をご覧ください。
新築やリフォームなどを計画されるお客様(女性)が譲れないリクエストのNO.1が「収納」なんです。
この結果は面白いでしょ?
男性と女性で全然違う要望になっていますよね。
男性はどちらかと言うと、自分の部屋やスペースが欲しいと要望するんです。
まぁ、たいていは奥さんに速攻で却下されますけどね(笑)。
私は新築やリフォームするお客様からアドバイスをしてほしいというご依頼をいただき建築メーカーや設計の方の間に入ってお話をさせていただくことがあります。
その時に絶対に奥様から言われるご要望がやはり「収納」なんです。
主には下記のようなリクエストです。
- できるだけ収納場所を作ってほしい
- 収納スペースをもっと増やせませんか?
- 階段下収納は作れますか?
- 床下収納は1つじゃ足らないので2つにしてください
- クローゼットはウォークインがいいです
- 下駄箱はもっと大きい方がいいです
- キッチンに吊戸棚を作ってください
- キッチンにパントリーがあったらな~
- リビングや廊下の壁に棚を作っててほしい
- 階段の一番上の天井付近に収納スペースできませんか?
- 屋根裏部屋って作れます?
こんな感じです。
建築メーカーや設計の方はお客様のご要望なのでお応えしなくてはいけません。
ご要望通り、収納にこだわった家を建ててしまったお宅はこうなってしまう傾向にあります。
左上の画像は「パントリー」という今流行の収納スペースです。
キッチン付近に作るのが一般的です。
少し前の日本の家には無かった収納スペースです。
これは完全にアメリカ型の収納スペースです。
アメリカの人は月に1回、ドカーンとまとめ買いをする買い物文化なんですね。
だから、2畳分くらいのストックスペースが必要なんです。
買い物が好き、買い置きが大好きな日本人はこのアメリカのパントリーを最近取り入れたわけです。
ご主人が自分の部屋が欲しいと言うのは却下しても、パントリーは譲れないとおっしゃるのです ^^
だけどこうしたパントリーを作られたお宅のお手伝いを数件したことがありますが、2/3の食品たちは廃棄でした。
腐ってたり、カビが生えてたり、賞味期限が何年も過ぎてたり、折角お金を出して買ったモノなのに、一口も食べず、未開封のまま廃棄なんです。
人はスペースがあると埋めたくなります。
大きなスペースだとその分大量のモノが埋もれていってしまうわけです。
「収納スペース」は必要です。
私は全然要らないと言っているのではありません。
だけど、今の日本人は作りすぎなんです。広すぎるんです。
モノが片付かない理由を「収納」のせいにして、「収納」だけで解決しようとすると、行きつく先は目に見えて明らかなんです。
「隠す収納」ではモノを益々ため込み、使わなくなっていくだけ!
今こうして、収納雑誌やテレビの収納番組で「収納」がよくクローズアップされます。
前述したように、女性が大好きで興味をひくからです。
写真を見ての通り、タイトルの中に「収納」というキーワードが入っているでしょ?
私はこうした雑誌やテレビを見ないで!と言っているのではありませんよ。間違わないで下さい。
ただ私がお願いしたいのは、これからは「教科書」ではなく「参考書」として見て欲しいのです。
そこに見られることは、特に収納グッズが必ずあなたに合ったモノではないからです。
「教科書」として見てる方は、ドンドン収納用品やグッズが増えているのが実情です。
さらにお話ししますと、こうした収納雑誌や収納番組では特に次の事がメインなんです。
どうすれば、
「たくさんモノを収められるか・しまい込めるか・詰め込められるか」の方法や技、
プラス商品やグッズの紹介です。
見てて思いませんか?気がついてください。
結局は、“その商品やグッズが便利だから買いましょう!” ではないですか?
確かに、収納グッズや収納技は便利です。
私も場合によっては使います。
だけど、最終手段としてしか考えませんし取り入れません。
なぜかって言うと、
「衣類を小さくコンパクトにたたむ」収納技を使えば衣装ケースに確かに3倍は収めることができます。
ある便利グッズを使えば、靴を下駄箱に2倍は収めることができます。
だけど、3倍に収めた服や着ていますか?2倍に収めた靴は履いていますか?
それってただ単に“やった~、たくさん収められた~!”って喜んでいるだけではないでしょうか?
こうした今流行の多くの方がなさっている「収納」を私はこう言っています。
≪ 隠す収納 ≫
モノは隠したのでは見えなくなっていきます。
見えなくなると益々私たちは使わなくなっていくのです。
もう一度、あなたの収納を見つめてみてください。
「隠す収納」になっていませんか?
だからその中のモノは使わなくなっているのではないですか?
モノのためにも、あなたのためにももう一度お考えになってほしいです。
「収納」は「おもいやり収納」で作ることが大事なコツです!
「整理」と「収納」は基準がまったく違います。
「整理」は「ジコチュウ」で考えましょう!
モノを選んで分ける際に、自分さえ良ければいいんです。
“この服、友達が着てくれるかも”なんてことはあとで考えればいいんです。
とにかく「整理」は「ジコチュウ」で判断して下さいね。
だけど、「収納」は「ジコチュウ」では絶対にダメです!
「おもいやり」というエッセンスが入っていなければ、結局使い勝手の悪い収納になってしまいます。
“自分さえわかればいい!”
“自分さえ使い勝手が良ければいい!”
“私が決めたんだから守って!”
これではダメなんです。
「ジコチュウ」の収納を作ってしまうので、他の人はあなたについてこれなくなるのです。
結局、家族からはあいかわらず、“ハサミどこ?”、“爪切りどこにあるの?”って訊かれるのです。
「おもいやり収納」とは……
一言で言うとこういうことです。
自分や自分以外の人が次に使う時の事を考えた状態や仕組みになっているか?
この「おもやり収納」を作っていくために必要なポイントを、整理収納アドバイザーでは『整理収納の5つの鉄則』と呼んでいます。
「5つの鉄則」につきましては、協会から整理収納アドバイザー2級認定講座でしかお話しできない規約になっているため、ここに書くことができません。
その代わりに、私が考える「収納」の3つのポイントをお伝えします。
「おもいやり収納」の3ポイント
私が「収納」で必ず気をつけいるのは次の3ポイントです。
●すぐに見つかるか?
●すぐに取り出せて使えるか?
●使い終わったら、すぐに片づけやすいか?
この内1つでも欠けていたら、その収納は使い勝手の悪い収納です。
さぁ、あなたの家の収納をどれでもいいので、この3つのポイントで見つめてみてください。
あなただけじゃなく、他の人にとってもいかがですか?
ご家族の方に訊いてみるのもいいかもしれませんね。
「収納」のアクション数は単純明快・シンプルな仕組みづくりが大切です!
これも「おもいやり収納」を作っていく上で大変重要なポイントになります。
例えばこんな会話……
ご主人: “えーっと、爪切りはどこだっけ?”
奥さん: “いつものとこにあるでしょ?”
ご主人: “いつもとこってどこ?”
奥さん: “寝室のクローゼットの中に引出しの小物入れがあるでしょ。その引出しの中にケースがあるからその中よ。もう何回も訊くんだから!”
極端な例かもしれませんが、意外に多くの家でこんなシーンは見られるんです。
この場合、爪切りは何回扉や引出しやフタを開けなければたどりつかないでしょうか?
これを私たちは≪アクション数≫と言っています。
人は使う時には目的があるので、少々面倒だったり時間がかかっても探そうとします。
問題は使い終わったあとです。
ご主人はちゃんと片づけに行くでしょうか?
おそらく、“まぁ、あとでいいか”って置きっぱなしになりませんか?
目的を果たしたら、人って作業や行動が同時に終わってしまうんです。
※本当はまだ終わっていないのですが。
これが「置きっぱなし・出しっぱなし・脱ぎっぱなし」の原因での一つです。
アクション数が多ければ多い程、人は面倒くさくなるのです。
ですから、「収納」の仕組みやアクション数はできるだけ少なくしておかなければいけません!
理想は、アクション数は1つか0です。
戸を開けたらそこにある。
引出しを開けたらそこに見えている。といったアクション数1です。
もしくは、扉も引出しもない。
もうそこにあるのが見えている、そこにあるのが分かる。
といったアクション数ゼロです。
このアクション数ゼロの収納を≪見える化収納≫と言うのです。
※後ほど詳しくお話しします。
さぁ、またあなたのお宅の収納を「アクション数」で見つめてみましょう。
2つ以上になっている場所がありましたら、それは見直してみてはいかがでしょうか?
衣類の「見える化」収納の実例をご紹介します。
私の衣類収納です。
この収納は「ブティック式収納」と言われています。
ブティックやデパートなどの衣類コーナー、ユニクロさんも、衣類を引出しに収めて陳列していませんよね。
引出しに入れたら売上げは落ちますよね。
なぜって、お客様が商品が見えにくくなるからです。
私は衣類収納に「引出し」タイプの収納は一切使っていません。
タンスや引出しタイプの衣装ケースも使いません。
理由は、いくら上手に服を収めても引出しだと奥側の服は見えにくいので着なくなってしまうのです。
それよりも、この「ブティック収納」の方が管理しやすいのです。
扉はガラスなので閉めてても中が見えます。
“この服最近着てないな”
“たまには着るか”
“もう着ることないし手放すか”
“暗い色の服が増えてるな”
私にはこの方が服と会話ができていいんです ^^
食器の「見える化」収納の実例をご紹介します。
普段使いの食器の食器棚の扉は取り除いています。
“見えてるのは恥ずかしい”と思われる方は、もしかすると収納に自信がない方かもしれません。
もしくは、食器が大量に入ってて、それを見られるのが嫌なのかもしれません。
皆様もお考えになってみてください。
普段使っている食器って限られていませんか?
いつも同じものを使っているのではないですか?
だとしたら、厳選した食器だけを収納していた方が選びやすいし、取り出すのも片づけも簡単ではないですか?
さらに扉がないゼロアクションだったらより簡単でしょ?
扉があると、中が食器だらけになったり、グチャグチャでも隠せるからいいってなりませんか?
逆に見えてる方が人目も気になりますから、いつもキレイにしておこうって気をつけるようになるんです。
見える化はお店や病院でも活用されています。
コンビニをはじめ、ブティック、散髪屋・美容院、クリニック、カフェなどの外観はガラス張りが多くなっていますよね。
ショッピングモールでは、ガラスも出入りの扉も無かったりします。
昔の喫茶店や高級ブティックは店内が外から見えないので入りにくかったですよね。
これは集客に効果があるからです。
人は店内が見えると安心して入りやすくなります。
更に一人でもお客がいるともっと入りやすいのです。
そしてもう一つの効果は、店員は外からの視線を感じます。
すると、店内をキレイにしておかなきゃという意識も働くからです。
おもちゃ収納は「箱」「袋」「棚」、子どもにはどれがベスト?
上の写真を見て考えてみましょう!
幼い子どもにとって、おもちゃ収納はどれが一番ストレスがないでしょうか?
つまり、子どもが自分でお片づけがしやすいのはどれだと思いますか?
左:棚
中:おもちゃ箱
右:おもちゃ袋
右の「おもちゃ袋」は最近ママに人気の収納グッズです。
クローゼットなどのバーに掛けられて空間が利用できるので邪魔にならないというものです。
さぁ、みなさんお考えになってみていただけますか?
数年前にある保育園の園児をお借りして実験させていただいたことがあります。
私が行った実験の結果では、
- 1番:棚
- 2番:箱
- 3番:袋
でした。
何回やっても同じ結果だったのです。
説明いたします。
袋は確かに吊るしているので邪魔にはなりません。
特にクローゼットに掛けていれば扉を閉めれば見えなくすることができます。
でも、子どもたちはおもちゃを入れようと持ってきてくれるのですが、中には背伸びをしても“とどかない~”って下に置いていく子もいます。
袋の口に上手に入れることも難しいのです。
小さな子供の手はまだ器用ではないのです。
これでは、おもちゃは散らかったままでした。
「おもちゃ箱」は確かに袋に比べればお片づけは簡単です。
でも欠点がありました。
特に男の子は顕著に表れました。
男のお子様をお持ちの方は知ってらっしゃると思います。
どのおもちゃで遊ぼうかなって、まずは箱をひっくり返しておもちゃを出しませんか?
そして選んで遊びます。
お片づけの時に自分が遊んでいたおもちゃは入れにきてくれますが、誰も遊んでいない、出しっぱなしのおもちゃまで片づけてくれる気配りはまだありません。
なので、散らかったおもちゃはそのままです。
その点、棚はなんどやっても一番だったのです。
棚に置かれたおもちゃは子供にとってみれば見えてるので選びやすいんです。
ひっくり返す必要もありませんよね。
“さぁ、みんな片づけて~”とお願いすると、各自棚に持ってきて置いてくれます。
棚に置けばいいというシンプルな仕組みです。
選ぶのも簡単。片づけも簡単。アクション数はゼロです。
だけど、ママの中には中が見えてるのは嫌とか、恥ずかしいと思って、ロールスクリーンやカーテンを付けたりします。
これが子供にとっては不便なんです。
アクション数が1つ増えることになりますよね。
さらに、中がグチャグチャになっても、ロールスクリーンやカーテンで隠せるからいいわと思ってしまうのです。
見えなければいい、隠しちゃえばいい!
これが「乱れ」の始まりでもあり、原因になります。
小さな子供には「見える化収納」の方がいいのです。
こうした仕組みを親が作ってあげてください。
大人や親の目線で収納を考えて作ってはいけません。
“かたづけなさい!”って怒る前に、親としてどうすれば子供が片づけやすい仕組みをつくれるだろう?と子供目線で考えてあげてくださいね。
まとめ|快適な収納を作るためのポイント
- ①「整理」なくして「収納」は完成しない!
- ②自分や自分以外の人が次に使うことを考えた「おもいやり収納」
- ③お金と時間をかけない。
①「整理」なくして「収納」は完成しない!
モノを整理せずに、ただ見た目だけキレイに、オシャレに、センス良くの「収納」を作ったのでは良くないのです。
結局使っていないモノや着ていない服をただ単にしまい込んだだけになってしまいます。
その結果、モノがまた溢れていくでしょう。
さらに、何がどこにあるか分かりにくくモノを捜す時間は全然解消できていないことにもなってしまいます。
まずはモノの「整理」が最初で、それえが終わったら「収納」の作業です。
絶対にこれは忘れないでください。
②自分や自分以外の人が次に使うことを考えた「おもいやり収納」
「収納」はモノを収めて「終わり」ではなく、次に使う時の事を考えた「始まり」と考えてください。
- すぐに見つけられるのか
- すぐに取り出せて使えるのか
- 使い終わったらすぐに元に片づけやすいのか
“自分さえ分かればいい”、
“自分さえ使い勝手が良ければいい” の収納では、他の人にとっては快適ではないのです。
③お金と時間をかけない。
今の日本人は、
・人が考え
・人が作り
・人が売っているモノ で収納を作ろうとしています。
そもそも日本人は「工夫力」が得意でした。
今自分が持っているモノや今家にあるモノで工夫して収納を作ってみれないか?とお考えになってみてください。
玄関にカギ置き場を作りたいと思ったら、カギを入れる入れ物を買いに行こう!ではなく、例えばガラスや陶器のカワイイ容器はありませんか?
それで充分ではないですか?
私たち日本人は幸せなことに「持っていないモノがない」といわれる程モノを持っています。
だから、何か収納グッズが必要だと思った時は家の中を見渡してみてください。
必ず、代用できるものが見つかるはずです。
それが使っていなかったモノだったら、尚の事嬉しい気分になるはずです。
どうか皆さん、モノを活かしていきましょう。
モノを眠らせて使っていない行為こそが「モッタイナイ」のですから。
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捨てられない人、散らかし癖のある人に必ずお役にたてる私からの毎朝のメッセージです。
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