掃除機とクイックルワイパーのかけ方間違ってません?正しい使い方でホコリとダニを退治!

<はじめに>
私は掃除のプロ講師として、多くの人にアドバイスしています。
その中で気がついたことは、意外に正しい掃除のやり方をご存じじゃないってことなんです。
掃除ってやればいいってことではなく、せっかくするわけですから、効率よくキレイにすることが大事なんですね。
ここでは、掃除機やクイックルワイパーなどのペーパーモップの正しい使い方をご紹介します。
あなたが掃除で疲れているとしたら、きっと原因が見つかります。
正しい使い方をすれば、疲れなくなりますよ。
目次
掃除機やモップをかける姿勢が疲れの原因です!
多くの人の掃除機やぺーパーモップのかけ方を見て分かるのは、姿勢が間違っているんです。
早く正しい姿勢のかけ方に直さなければ、疲ればかりじゃなく、健康面でも良くありませんよ。
それでは、一般的な人のかけ方をお見せします。
まずは掃除機から。
次はクイックルワイパー。
この2枚の画像を見て、何か共通のことはありませんか?
はい、まずはこの姿勢が良くないんですよ。
こういう姿勢で掃除機やモップをかけるから、腰が痛くなるんです。このまま今後も続けていると腰痛に悩まされてしまいますよ。
掃除機やモップは棒タワシではありません!
さらに申し上げると、写真のように両手で持って下に押しつけるように力を入れていませんか?
掃除機もモップもゴシゴシとこするように動かしていませんか?
掃除機もモップも棒タワシではありませんので、力を入れてゴシゴシと押さえつけないで下さい。
普段の掃除の時に、ブラシや雑巾などでゴシゴシこすり洗いをしているので、癖になっているのだと思います。
力を入れてこすらなきゃ汚れは落ちないものと先入観ができてしまっているのでしょうね。
どんな物を使って掃除をする時にも、力を入れすぎてしまうので、筋肉に乳酸が溜まって疲労してしまうのです。
少なくとも、掃除機やモップは棒タワシではないので、ゴシゴシと押さえつけないで下さい。
掃除機のヘッドには回転ローラーブラシが付いています。
このローラーブラシが回転することによって、ホコリや髪の毛などのゴミをかき集めて吸引してくれているのです。
掃除機を押さえつけてしまうと、ローラーブラシの回転が弱まってしまいますので、ゴミをかき集めることが充分に発揮できなくなってしまいます。
機種によっては「自走式」といって、ヘッドにモーターが付いててブラシを高速で回転してくれるタイプもあります。
このタイプの掃除機のヘッドを下に押さえつけてしまうと、モーターが過熱してしまい故障の原因にもなるのでご注意ください。
せっかく高機種の掃除機を持ってても、使い方が正しくなければ、ゴミを充分に除去できないだけでなく、故障にもつながってしまいます。
ペーパーモップは凹凸と起毛が命!
ペーパーモップは、何と言っても繊維の起毛が命なんです。
メーカーはペーパーの凹凸形状や起毛の技術にお金と時間をかけて開発しています。
それなのにモップを床に押さえつけてしまうと、
↓
折角のペーパーの凹凸や起毛がつぶれてしまうので、ゴミをからめることができなくなってしまうのです。
掃除機の正しいかけ方とは?
それでは、掃除機の正しいかけ方からご紹介します。
よーくご覧になって、早速同じようになさってくださいね。
どんな掃除機のタイプでも、以下のポイントが大事です。
●柄の長さを調整する
*自分の足元から約1m先に掃除機のヘッドがくるように調節してください。
●片手で持つ
*ギュッと握るのではなく、軽く手を添える程度で充分です。
●手はまっすぐ伸ばして力は入れない
●背中はまっすぐで腰は曲げない
今までと全然違う人には、最初は違和感があるかもしれません。
でも、これが疲れない、腰を痛めない正しい姿勢です。
そして、この姿勢だと力が入らないので掃除機を押さえつけることもしないので、ゴミを充分に吸引することもできます。
掃除機は床の上をすべらせて動かすこと!
先程もお話したように、床に押さえつけるとゴミを集めないばかりか故障の原因にもなりかねません。
氷の上をスケートするように、カーリングのストーンのように、掃除機は床の上をすべらせてください。
そうすることで、掃除機のヘッドのローラーブラシが充分に回転できてゴミをかき集めてくれます。
絶対に棒タワシのようにゴシゴシと力任せに押さえつけて動かさないでください。
掃除機の効率的な動かし方
さらに、掃除機はやみくもに動かせばいいのではありません。
ホコリやゴミが目につくところだけを掃除機をかけている人が多いです ^^
そして、掃除機を前進させたあと、そのままバックすればいいのですが、掃除機のヘッドを持ち上げて移動させている人もいます。
または、掃除機をかける場所を変える時にも、持ち上げているんです。
この「持ち上げる」が、また疲れる原因です。
掃除機は何回も持ち上げていると腕が疲れてきますので、絶対にしないほうがいいです。
いったん掃除機のヘッドを床に置いたら、そのまま持ち上げることなく前後に動かしていきます。
この時に、掃除のプロは短時間で効率よくかけていく方法があるのでご紹介します。
- 掃除機をまっすぐ前進させます。
- そのまま斜めにバックさせます。
- 斜めにバックしたラインに少し重なるように前進させます。
*持ち上げないで、すべらせるように動かすこと。
縦横無尽に動かした方が早く終わる気がしますが、かけ残しが必ずできてしまいます。
このかけ方をすれば、効率よく部屋をキレイに掃除機をかけることができます。結果的には時間も短くなるのです。
クイックルワイパー(ペーパーモップ)の正しいかけ方とは?
次に、モップのかけ方をアドバイスします。
正しい使い方をマスターすれば、もっと掃除が楽になりますので真似をしてくださいね。
ペーパーモップの場合も掃除機と同じ姿勢です。
柄を両手で持って、前かがみ姿勢には絶対にならないでください。
腰を痛めますし、疲れの原因です。
●片手で持つ
*ギュッと握るのではなく、軽く手を添える程度で充分です。
●手はまっすぐ伸ばして力は入れない
●背中はまっすぐで腰は曲げない
この姿勢のまま、床の上をすべらせてください。
何度も言いますが、棒タワシではないのでゴシゴシは絶対にしないでくださいね。
さらに両手で力を入れてしまうと、こんなデメリットが生じています。
両手で持って前のめりになって力を入れると、ゴミはヘッドの前の部分にしか付いていませんよね。
一方、正しいかけ方をすると、
ペーパーの中の方までゴミをかき集めています。
ペーパーの凹凸や起毛を充分に活かしている証拠です。
こうしたことからも、正しい使い方と間違った使い方では、掃除の仕上がりが大きく変わってくることが分かっていただけたのではないでしょうか?
掃除を早く終わらせたい気持ちは分かりますが・・・
掃除機にしろ、ペーパーモップにしろ、もう1つ多くの人がやっている良くない方法があります。
それは、この動画をご覧ください。
*音声が出ますのでご注意ください。
掃除機やモップをかけるスピードが早すぎるんです! ^^
面倒くさい掃除を早く終わらせたい気持ちはよく分かりますが、こんなに早く動かしたのでは、ホコリや髪の毛やダニは充分に吸えないし、取りこぼしがでてしまいます。
目安として、呼吸と同じくらいの早さで動かしてください。
ゆっくり動かせば、その分だけゴミを取ることができます。
そして、早く動かそうとするから、余計に両手で柄を持って棒タワシのように力を入れてゴシゴシするようになってしまいます。
いいことは全然ありません。
ここまでを動画で解説します!
*音声が出ますのでご注意ください。
コード付掃除機のデメリットを解決できるプロの裏技
以前、家電メーカーが女性を対象にアンケートを取りました。
掃除が面倒くさい理由はなんですか?
さて、第1位になった理由は何だったと思いますか?
それは、ダントツで、
掃除機の出し入れとコードの抜き差しが面倒くさいからでした。
それを解決するためには、ダイソンをはじめとしたコードレス掃除機にするのがオススメです。
でも、今使っているのがコード付タイプで壊れてもいないのでしたら、買い替えはモッタイナイですよね。
そこで、掃除のプロが実際にやっている裏ワザをご紹介します。
掃除機のコード + 延長コードでコンセントの抜きさしが不要になる!
皆さんも経験があると思いますが、1つのコンセントに掃除機のコードをさして掃除していると、もうそれ以上コードが伸びなくなるので、戻ってきてコンセントから抜いて、また近くのコンセントにさし替えるという手間が面倒くさいのです。
先程のアンケートのコードの抜き差しというのは、まさにこのことです。
私たち掃除のプロは、あることを最初にしておくだけで抜き差し不要にできる方法を知っています。
知れば、確かにねって思うはずです。
掃除機のコードに最初から延長コードをつなげておくだけです。
こうすれば、掃除機のコードの長さに延長コードの長さがプラスされますので、かなり遠い場所まで広範囲に掃除機をかけられます。
掃除機だけのコードだとこの位置まで届きます。
コードはギリギリまで伸ばしているのでピンと張っています。
では、延長コードを足しておくと、
隣の部屋の一番奥まで掃除機は届いています。まだコードは余裕がある状態です。
もうちょっと先までと掃除機を動かすと、コードが抜けてしまうことって結構ありませんか?
一般的な家は、キッチン、ダイニング、リビング、廊下、洗面所、玄関が1階にあると思います。
全部は無理でも、長めの延長コードを足しておけば、かなりの範囲が一度にかけられるのではないでしょうか?
でも、掃除機をかけるたびに延長コードを取りに行くのも面倒くさくなるものです。
そこで、私は常に掃除機のコードと延長コードを接続した状態にしています。
こうしておけば、いちいち延長コードを取りに行かなくて済みますからね ^^
掃除機のコードの黄色のマークの正しい意味を知っていますか?




結構多くの人が知りませんよね。
掃除機の取扱説明書には書いてあるんですけどね。
ちょっとこの辺りを掃除機かけるだけだからと、コードを長く出さない事ってありますよね。
そうすると、コードは掃除機の中でグルグル巻かれた状態になっています。
すると、コードが発熱してショートして故障したり、場合によっては火災の原因にもなるんです。
必ず、黄色のマークまでコードは出してから使うようになさってくださいね。
赤のマークは、これこそがこれ以上だすのは危険ですという印ですので、絶対にここまでコードは出さないでください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかが掃除機、ペーパーモップだと思ってたかもしれませんが、意外に正しい使い方を知らなかったでしょ?
掃除機やクイックルワイパーなどのコマーシャルで、女性が片手でスイスイと掃除をしているのは、おしゃれに見せているのではなく、本当のかけ方を見せてくれているわけです。
掃除は重労働っていいますが、実は正しい方法で行えば、それほどでもないんです。
汗をかかない、疲れないとなれば、今までより少しは掃除も面倒じゃなくなるし、楽しさも感じるようになるものです。
これからも、掃除の楽ワザ、エコ技をいろいろとご紹介していきますのでお楽しみにしててください。
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あなたのお掃除がもっと楽に、楽しく、エコになってほしいという思いです。
整理ist 佐藤亮介からのメッセージを受け取ってください。
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