床、フローリング掃除のまちがい!ホコリとダニの効果的な掃除の方法とは?【実写解説】

一概に「掃除」と言っても、奥が深いものです。
私は「掃除」の講師としてもセミナーやコンサルの活動をしています。
これまでに多くの人のお手伝いやアドバイスをしてきましたが、大抵の人が間違った掃除の仕方をしているのを見てきました。
- あえて疲れる掃除をしている
- あえて時間のかかる掃除をしている
- あえて汚れが落ちない掃除をしている
特に女性は男性よりも大変な労働をしていると思っています。
片づけ、掃除、洗濯、料理、子育て、学校行事、PTA、近所づきあい、そしてもう一人の大きな男の子の世話 ^^ など。
仕事をなさっている人は、余計に大変な毎日をお過ごしのことでしょう。
帰宅すると、バタンキュー!
もう家事をする気力も体力もないー!
だからこそ、私はもっと女性や主婦の方に「ラク」になっていただきたいのです。
その「ラク」とは、横着という意味ではなく、もっと効率よくという「ラク」です。
そして、その「ラク」でできた時間をお子さんやご主人などのご家族との会話や団らんに充ててほしいです。
私の言う「ラク」を身につけていただくためにも、ここでは多くの人がやっている「掃除」のソレダメをご紹介するとともに、正しい「掃除」の方法をお伝えします。
最後まで読んでいただけましたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。
スッキリ・キレイ整活3S(整理・掃除・洗濯)講師の整理ist 佐藤亮介
目次
洗剤についてのソレダメ|洗剤の正しい使い方を知りましょう。
まずは、掃除のことをお話しする前に、あなたに知っていただきたい大切なことがあります。
掃除には「洗剤」が付き物ですよね。
その洗剤に対しての考え方や使い方が正しくない人があまりにも多いのです。
掃除は家をキレイにするための作業です。
さらにもっと具体的に掃除の目的を考えていただきたいのです。
「掃除」の目的は、突きつめると
あなたや、あなたのご家族の健康のため
ではないでしょうか?
それなのに、なぜわざわざ健康を害する物を買いすぎたり、使いすぎているのでしょうか?
「キレイにする」と「健康を害する」は当然違います。
いくら家がキレイになっても、健康を害したのでは何にもならないのです。
その点をもう一度考えていただきたく、下記の記事を読んでいただいてから、「掃除」についてお話しを進めさせていただきたいと思います。
お手数ですが、下記の記事をご一読なさってください。
宜しくお願い致します。
掃除機、フローリング(ペーパー)モップの正しいかけ方で掃除が疲れなくなります!
掃除機やフロアモップなんて、どう使おうが関係ないじゃん!
とにかくキレイになればいいんでしょ?
確かに、キレイになればそれでいいんです。
でも、もしかすると、今のあなたのかけ方では疲れたり、腰を傷めたり、ホコリやダニが充分に除去できていないかもしれません。
あなたは掃除機をかける時に、写真のようなかけ方をしていませんか?
ソレダメー!
なぜダメなのか?
- 腰をいためます!
多くの人がこういうスタイルで掃除機をかけているため、腰痛をおこします。
掃除機をかけながら、時々「腰がいたい」と背中を伸ばしているのをよく見ます。
前かがみのまま、長時間同じ姿勢をしていると筋肉や筋が硬直して腰痛の原因になります。
この格好を頻繁にやっていると、必ず腰や背骨にダメージを与えてしまいます。
ヒドイ場合は、ヘルニアやギックリ腰で治療が必要になる事も。
- ホコリやダニなどの吸引力を下げます。
掃除機は棒タワシではありません。
だから、力を入れて押さえ込んではいけません。
掃除機のヘッドにはローラーがあると思います。
このローラーが回転することで、ホコリやゴミ、ダニをかき集めて吸い込むのです。
掃除機を下へ押さえこむことで、ローラーの回転が悪くなり、充分にかき集めて吸引することができません。
よって、掃除機をかけてもホコリやゴミ、ダニはたくさん残ったまま。
特に毛のあるジュータンやカーペットは、かき出さなければ中のホコリやゴミ、ダニを除去することはできません。
掃除機を押さえこむことで、余計にかき出す力が弱くなっているとご理解ください。
それから、最近の掃除機のローラーは「自走式」と言いまして、ヘッドにモーターが内蔵されています。
人が掃除機を前に押さなくても、掃除機が自動で前に進むのです。
それなのに、力を入れて押さえこむので、ローラーの回転ができなくなります。
その結果、モーターがヒートアップして壊れてしまうこともあります。
掃除機の正しいかけ方の姿勢は?
まずは、掃除機をかける時の姿勢は、
①背中をまっすぐに伸ばして、腕を下におろし、掃除機の取っ手を手で軽く握ります。
※絶対に掃除機を両手で握って、前かがみにならないようにしてください。
②押さえつけるのではなく、床の上をすべらせる感覚で動かしましょう。
棒タワシのように力を入れて押さえつけてはいけません。
床を掃除機が滑るように動かしましょう。
※自走式の場合は掃除機の動きに合わせるだけでいいです。
ペーパー(フローリング)モップの正しいかけ方の姿勢は?
クイックルワイパーをはじめとした「フローリング(ペーパー)モップ」のかけ方も基本的に掃除機と同じです。
モップは棒タワシのように力いっぱい床に押さえつけてはいけません。
ペーパーの表面は、凹凸や毛羽立っています。
これが、ホコリやゴミ、髪の毛を絡み取ってくれるのです。
床に押さえつけると、せっかくの凹凸がなくなりますので効果が弱まるのです。
正しいかけ方は
私の画像よりもっと素敵な画像でお見せしますと、
こんな感じです ^^
掃除機同様、床の上をすべらせるように掃除してください。
ホコリが多いところや、パンくずなど少し大きめのゴミの場合は、
①ヘッドの回転を使ってクルクルッと回しながら、
②または8の字を描くように動かす、
③または上から軽くポンポンと叩くとよく取れます。
掃除やペーパーモップはまっすぐ前進、斜めに後退が基本動作です。
掃除機やペーパーモップはやみくもに動かせばいいというわけではありません。
床を効率よくキレイにするための動かし方があります。
まっすぐに前進して、斜めに後退
これが効率よく、床をまんべんなくキレイにできる正しい動かし方です。
特に掃除機は前進する時にゴミをよくかき集めて吸い込むように作られています。
そのため、まっすぐに前進させるようにしてください。
そして、後退させる時は、先ほどのまっすぐに進めた部分に少し重なるように斜めに後退させます。
この動きで床を掃除すれば、まんべんなく掃除ができますよ。
掃除機、ペーパーモップはゆっくり動かしましょう!
掃除を早く終わらせたい気持ちは分かりますが、多くの人の掃除機やペーパーモップの動かすスピードが早すぎます。
そんなに早く、前進、後退させたのでは、いくら高性能の掃除機でも充分に吸えませんよ ^^
掃除機もペーパーモップも、ゆっくり呼吸と同じくらいの速さに合わせるのが目安です。
ペーパーモップは1枚で2回使えるって知ってましたか?
意外に知らない人が多いのが、1枚のペーパーは両面使えるってことです。
表示にはちゃんと書いているのですが、結構みなさん読まないんですよね ^^;
え~、今まで損してた~!
そういう人を結構見てきました。
中には、「知ってるけど汚れた面をモップの面にくっ付けてしまうことになるので抵抗があるんです」とおっしゃる方もいます。
そんな方には、「汚れた面とモップの面の間にティッシュペーパーを1枚はさむと解決できますよ」ってアドバイスしています。
せっかく2度使えるわけですから、片面だけで捨てるのはモッタイナイですよね。
ここまでの説明を動画でお見せしましょう!
よりリアルに分かりやすいのかな~って思います。
↓ ↓ ↓
ダニ駆除のためなら掃除は夜にする方が効果的!昼間に掃除をするのは本当は間違いです。
あくまでも、ダニ駆除が目的の場合の掃除としては、昼間に掃除をするのは効果があまりありません。
ダニは家じゅうに生息しています。
完全に死滅、駆除するのはまず不可能と思って下さい。
これは、1㎡(1m×1m)あたりにいるダニの数です。
ぬいぐるみ、布製ソファ、毛布(寝具)、ジュウタンに多くいるのがわかりますね。
何か共通していることはありませんか?
そうです。
ダニは繊維が大好きなのです。
一方、板の間(フローリング)には少ないですね。
その理由は、フローリングは乾いた場所だからです。
ダニはジメジメが大好きなのです。
繊維は湿気をよく含んでいますので、ダニにとっては快適な場所なのです。
でも、フローリングも板と板の間の溝には生息しています。
つまり、ダニは隠れる場所があることも、もうひとつの条件なのです。
そして、ダニは夜行性です。
昼間の明るい時間は、隠れてほとんど動きません。
さらに、見つからないように「潜る」性質もあります。
そのため、ジュウタンやカーペットなどの毛が長いタイプや厚みがある物、畳の下の奥へ昼間は潜んでいます。
だから、昼間に掃除をしたのでは、奥下に隠れているダニには掃除機もペーパーモップも効果が低いのです。
いくら、ダイソンのパワーでも無理です ^^
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは、「掃除は夜にする」です(笑)
え~、夜なんて掃除する時間はないわ。
マンションだから夜に掃除機はかけられない~
そうですよね。
夜掃除は難しいですよね。
昼掃除は照明を消して、カーテンを閉めて、できるだけ暗くすればダニ退治できます!
昼間に掃除をする場合は、照明を消して、カーテンを閉めるなどして、できるだけ部屋を暗くしてください。
その状態で30分ほど待ちます。
ダニは夜になったと勘違いして、表面に出てきます。
そこで、掃除機をかければ効果的です。
手間がかかって面倒くさいと思うか、ダニをできるだけ退治したいのか、それはあなた次第です。
ただ、お子さんがいらっしゃるご家庭では、面倒くささも愛情だとお考えになってくださいね。
掃除の時は「窓を開けて」は間違いです。「窓は閉めて」掃除をするが正しいです!
あなたは、掃除をする時には窓を開けたままでするって教えられてきませんでしたか?
実は、これって大きな間違いなのです!
ホコリは軽いものです。
人が歩いたくらいでも、床のホコリは舞い上がってしまうほどです。
それなのに、窓を開けて風が入ってきたら、どうなるでしょうか?
瞬く間に部屋中のホコリが舞い上がってしまいます。
ホコリが舞い上がると言うことは、ダニ、ダニの死骸、ダニやゴキブリの糞、毛、花粉、PM2.5なども一緒に舞い上がると云うことです。
それらを私たちは吸い込んでしまうことになります!
ホコリは無風状態で、1cm落ちるのに1分かかります。
いったん舞い上がったホコリは数時間かけて落ちてきます。
つまり、いくら床やテーブルを掃除しても、また数時間後にはホコリが溜まってる状態になるのです。
うそー!
さっき掃除したばかりなのに~
という経験はありませんか?
掃除をする時は無風状態にすることで効率よく掃除ができます!
- 窓は閉める
- エアコン、扇風機などは止める
- 子供は別の部屋へ
子供を別の部屋に行かせるという意味は、子どもが走り回ると、それだけでもかなりホコリが舞い上がるからです。
それと、小さな頃からお子さんにホコリはできるだけ吸わせないという愛情です ^^
掃除機よりもペーパーモップの方がホコリは効率よく掃除できます!
ホコリを効率よく掃除して取り除きたいのでしたら、掃除機よりも「クイックルワイパー」などのペーパーモップの方をオススメします。
掃除機は空気を吸い込んで排気しますよね。
この排気の風でホコリが舞い上がるのです。
せっせと掃除機で掃除をしているのに、ホコリを舞い上げてしまっては充分な掃除にはなりません。
その点、ペーパーモップはホコリが舞い上がりにくいのです。
フローリングの日頃の掃除は、ペーパーモップで充分キレイにできます。
コンセントの抜き差しもしなくていいのでラクですよね。
ベストな掃除の方法は、
①ペーパーモップで掃除をして
②掃除機で仕上げる
二度も掃除をするのは面倒くさい方は、ペーパーモップだけで日頃はよろしいかと思います。
窓は掃除が終わってから開けて換気するが正しいです!
さぁ、掃除がおわりました。
そうしたら、窓を開けて換気をしましょう!
これが正しいやり方です。
あなたやお子さんの健康のためにも読んでいただきたい記事です。
消臭剤の使い過ぎには要注意です。
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