衣装ケースやファイルボックスの上手な選び方とオススメ商品|これを買うと失敗する実例!

世の中で一番売れている収納商品は、衣装ケースとファイルボックスです。
衣替えシーズンには、溢れた衣類を収めるためにお店に買いに行く人が急増します。
家や職場で紙類を片付けるために、ファイルボックスを買います。
その時に、多くの人が一番ポイントを置いているのが「価格」ではないでしょうか?
できるだけ安い方がいい。
100円ショップの物で済ませたい。
確かに価格は重要ですが、価格だけで選んでしまうと結局失敗の収納を作ってしまいがちです。
男の整理収納アドバイザー、整理ist 佐藤亮介がプロならではの選び方やおすすめ商品をご案内いたします。
多くの人が気づいていない収納の盲点があるんですよ ^^
重要なポイントをお伝えしていきますので、スマホのスクロールはゆっくり動かして読み落としのないようにしてくださいね。
意外に気がついていない衣装ケースやファイルボックスのデッドスペース
これから画像付きでお話していくことは大変重要なことになります。
衣装ケースやファイルボックスに限らず、収納における盲点ですので丁寧にお読みくださいね。
選んではいけない衣装ケースのタイプ
多くの人が選んで買っているのが、キャスター&ふた付きタイプの衣装ケースです。
1個で大量の服を収められるし、ホームセンターなどで特売になる商品なので、このタイプを選びがちですよね。
だけど、上手な収納にしたいのでしたら、このタイプは買わない方がいいです。
その理由はのちほどお話ししますね。
選んではいけないファイルボックスのタイプ
主に100円ショップで売られているファイルボックスのタイプです。
いろいろな形のファイルボックスがありますが、いくら100円で安くてもこのタイプは選ばない方が賢明です。
その理由はのちほどお話ししますね。
なぜこのタイプの衣装ケースやファイルボックスを選ばない方がいいの?
どうして、上記のタイプの衣装ケースやファイルボックスを選ばない方がいいのかを説明します。
一言で云うと、
デッドスペースを作ってしまうからです!
下の衣装ケースやファイルボックスの写真をご覧ください。
どちらも上から底に向けて斜めになっていますよね。
この斜めの形状が無駄なデッドスペースを作ってしまう原因です。
どうして斜めの傾斜のボックスはデッドスペースができるのか?
ファイルボックスには、真四角なタイプと斜めの傾斜になっているタイプの2種類があります。
100円ショップをはじめ、一般的に多く売られているのは左の傾斜になっているタイプの方です。
因みに、無印良品で売られているのは真四角のボックスのタイプです。
それでは、真四角のボックスを横に並べてみますね。
↑ はい、こんな感じになります。
では、次に斜めに傾斜しているボックスを並べてみますね。
いかがですか?
何か気がつきませんか?
真四角タイプと傾斜タイプを並べた時の違いがありますよね。
はい、その通りです。
傾斜タイプの方は、ボックスとボックスの間に空間ができますよね。
この空間って、何かに役立つ空間でしょうか?
何にも使えない無駄な空間ではないでしょうか?
こういう空間の事を「デッドスペース」と呼ぶのです。
一方、真四角タイプの方にはデッドスペースは全くありませんよね。
さぁ、あなたはどちらを選んだ方がいいと思われますか?
一目瞭然ですよね。
これは衣装ケースでも同じ事なんです。
キャスター、ふた付きタイプの衣装ケースは大体の商品が傾斜タイプです。
それでは、衣装ケースはどんな物がオススメなのかは後ほどご紹介しますね。
衣装ケースやファイルボックスが斜めになっている理由
そもそも、なぜ衣装ケースやファイルボックスの多くには傾斜がつけられているのでしょうか?
その理由は、商品や販売のコスト(経費)を少なくするためです。
傾斜がついていると写真のようにボックスがボックスの中に入りますよね。
一方、真四角なボックスではどうでしょうか?
当然のことですが、入りませんよね。
だったら、傾斜になっている方が便利じゃない!って思うかもしれませんね。
確かに、ボックスが空でしたら中に重ねられる方がコンパクトに収納できていいかもしれません。
だけど、自宅や会社でこうしたボックスを使う時に、いちいち中身を出して片付けるものでしょうか?
そんな面倒くさいことは誰もしないはずです。
運送コスト削減と陳列スペースのため
それなのに、なぜ傾斜にしているのかというと、ボックスがボックスの中に重ねられてコンパクトになった方が、コストを大幅に削減できるからです。
製造メーカーから販売先に段ボールに入れて輸送します。この時に1個の段ボールにできるだけ沢山のボックスが入った方が(ケース入数と言います)、ボックス1つ当りの運送コストは安くなりますよね。
(例)
1つの同じ大きさの段ボールにボックスが10個入る場合と20個入る場合。どちらも運送代は1,000円だとします。
前者は、1,000円÷10=100円(ボックス1個当たり100円の運送コスト)
後者は、1,000円÷20=50円(ボックス1個当たり50円の運送コスト)
これだけ運送コストが違ってしまいます。
さらに、販売する側にもメリットがあります。
コンパクトに重なった方が陳列スペースを広くしなくてもいいですよね。
真四角タイプは運送コストも高くなるし、陳列スペースも広くしなければならないというデメリットが生じます。
無印良品の肩をもつわけではありませんが、無印商品は他よりも高いイメージがあるのは、こうしたコストがかかってしまっているから仕方がないのです。
だけど、もう一度お考えください。
傾斜にしている理由は、メーカーの運送コストや販売店の陳列スペースの都合です。
決して、消費者のためではないわけです。
無駄なデッドスペースを作ってしまうことは、限られた空間がモッタイナイです。
ただし、これは私の考えですので、それでも安い方がいいという方もいらっしゃると思いますので、衣装ケースやファイルボックスを買う時には、自分にとってどちらがメリットがあるのかを判断して選んでいただきたいと思います。
傾斜タイプの鳥肌が立つデメリット
ただ、もう1つ傾斜タイプのボックスにはデメリットがあります。
女性の皆様には特に鳥肌が立つほど嫌なことです ^^
こうした隙間は、ある生き物の通り道になってしまうのです。
その生き物とは、ゴキブリ、アリ、クモなどです。
こうした虫たちは、人間の目に触れにくい空間が大好きです。
通り道にするだけではなく、繁殖場所にもしてしまいます。
こうした理由からも、私は無駄に空間や隙間は作らない方が賢明ですよってアドバイスしているのです。
衣装ケースのオススメのタイプ
傾斜になっているキャスター・ふた付きタイプの衣装ケースは、私は使いませんしオススメもしていません。
その理由はこれまでにお話してきた通りです。
それでは、どのようなタイプがいいのかをご案内いたします。
衣装ケースも真四角+引出しタイプがオススメ!
天馬 押し入れ用引出し収納 幅39×奥行74×高さ23cm フィッツケース ロング カプチーノ
衣装ケースも真四角の方が無駄な隙間ができないのでオススメです。
そして、引出しタイプの方が後々ラクなんです。
衣装ケースは上に何個か重ねて収納すると思います。
そうすると、下の衣装ケースの服を出し入れする時には、上に積み重ねた衣装ケースを降ろさなければいけませんよね。
そしてまた積み重ねるという作業になります。
アクション数が増えることと、身体の疲労にもなります。
その点、引出しタイプですとその作業は必要ありません。
隙間もなく、衣類の出し入れも簡単な真四角で引出しタイプの方が絶対にオススメです。
キャスター付タイプはメーカーごとに規格【寸法)がバラバラ
いろいろなメーカーが衣装ケースを製造しています。
メーカー間で規格(サイズ)が統一されていません。
縦・横・深さ・傾斜角度がバラバラです。
バラバラだと積みかさねた時に不安定になりますので危険です。
そして、バラバラになるということは更に無駄な隙間を作ってしまうことにもなりますからね。
その点、引出しタイプの衣装ケースの方はメーカーが違っても比較的寸法が揃っています。
キャスター付きタイプ、引出しタイプ、いずれにしましても、衣装ケースを買う時にはあとで買い足す時にもサイズが合うので、同じメーカーで揃える方がいいと思いますよ。
キャスター付きタイプを買う時にはできるだけ真四角に近い物を選びましょう!
キャスタータイプの衣装ケースの傾斜角度はメーカーでバラバラですので、買う時にはできるだけ真四角っぽい物を選ぶといいですね。
ホームセンターなどで特売の目玉商品になる物ほど、傾斜角度が大きいように思います。
いくら安くても使い勝手が悪ければ、賢い買い物ではないかもしれません。
引出しタイプ衣装ケースは独立タイプを選びましょう!
引出しタイプの衣装ケースには、写真のようにいくつかの引出しが連結しているタイプの物も売っています。
このタイプも私はオススメしません。
引出しが1個1個独立している方が、収納スペースに応じてアレンジできます。
連結タイプは後々のアレンジもできませんので、引越しや新築などで収納スペースが変わった時に困ってしまいます。
奥行きの長い引出しタイプもオススメしません!
押入れの奥行きは約80~90cmです。
その奥行きに合うように、引出しの長いタイプを買う人がいらっしゃいます。
確かにその方が衣類は沢山収納できますが、奥の方の服を出す時には、引出しを手前に全部引かないといけません。
または、長い引出しだと奥の服は隠れていくのです。
人は目に入らなくなると着なくなるとお話ししましたが、そうなると折角の服がモッタイナイですよね。
空間を前後に分割する収納方法で衣替えもラクちん!
奥行きをめいっぱい使うのではなく、奥行きのあるスペースは前後に2分割してみましょう。
引出しの奥行きが30~40cmのタイプを前後に並べるのです。
奥の衣装ケースには、シーズンオフの衣類を収納して、手前の衣装ケースには今着る衣類を収納します。
衣替えの時には、前後の衣装ケースを入れ替えればワンアクションで済ませられます。
奥行きのある衣装ケースは中でシーズンを分割して収納する方法
今既に奥行きのある引出しタイプを捨てて買い替えましょう!とは言いません。
モッタイナイですからね。
ちょっと工夫してみませんか?
引出しの中を2分割して、手前に今のシーズンの服を入れて、奥側にはシーズンオフの服を収納しておきます。
手前だけ引出しを引けば服の出し入れはできるようになります。
そして、衣替えの時には前後の衣類を入れ替えれば終わりですので簡単ですよね。
いかがでしたでしょうか?
衣装ケースとファイルボックスに特化した収納のお話でした。
参考になる部分がありましたら幸いです。
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