【実写解説】ケチャップでステンレスのサビが簡単に落とせる裏ワザ!

多くの人からステンレスのサビについてご質問をいただきます。
ステンレスなのに、なぜ錆びたの?
きっとこのシンクは粗悪品なんだわ!
ステンレスって言いながら、きっと鉄が混じってるんだわ!
あなたもそう思ったことはありませんか?
ステンレスシンクにできてしまったサビはどうしたら落とせるんだろ?
諦めるしかないのかな~
金属タワシやクレンザーみたいな物で落とせるって聞いたことがあるけど本当かな~
諦めなくてもいいですよ。
簡単に落とす方法がありますのでご紹介しますね。
間違っても金属タワシやクレンザーは使わないで下さいね。
目次
ステンレスなのになぜ錆びるの?
「ステンレスは錆びない」は都市伝説かも ^^
いつ誰がそんな嘘を拡散してしまったのでしょうね。
ステンレスは、正確には、「ステンレス・スチール」と言うのが正式名称です。
つまり、ステンレスは鉄なんです。
ステンレスと云う新たな金属ができたわけではありません。
鉄にクロムやニッケルを加えて作っているのがステンレスです。
ですから、ステンレスの主原料は鉄なのです。
だったら、錆びるのは当たり前ですよね。
ただ、クロムやニッケルが混じっていることで錆びにくいというだけです。
そして、クロムは酸素と反応して「酸化被膜」を表面に作ります。
この酸化被膜が錆びにくくしてくれているのです。
ということで、まとめますと、
ステンレスは100%鉄ではなく、クロムやニッケルが混じっているので錆びにくいというだけです!
ステンレスは錆びないから安心だわ~って、普段のシンクの使い方を間違ったり、雑にしているとサビが発生し、それが広がって泣く羽目になりますよ。
サビの種類や原因を知っていれば防止方法もわかります!
- もらいサビ
キッチンだけじゃなくて、洗面所やお風呂でもよく見られるサビです。
上の写真は何のサビか分かりますか?
経験がある人もいるのではないでしょうか?
ヘアピンを置きっぱなしにしててサビがついてしまったものです。
他にも、シンクの上に缶詰を置きっぱなしにしたり、缶コーヒーや小骨取りのとげ抜きなどの金属製の物を置いたままにしていると、その部分にサビが発生します。
こうした「もらいサビ」が、シンクのサビの一番の原因です。
金属製の物はシンクだけではなく、どこでも置きっぱなしにしてはいけません。
特に、水で濡れる場所はすぐにサビが発生してしまいますので気をつけましょう!
- 傷から発生するサビ
シンクを金属タワシや目の粗いスポンジで、さらにクレンザーを使って洗っていませんか?
そうした方法で洗うとシンクに細かな傷を作ってしまいます。
この傷に水分や汚れが入り込み、鉄を腐食させていきサビが発生するのです。
シンクは中も外も柔らかいスポンジで優しく洗うようにしてください。
そして、クレンザーは禁物です!
ステンレスの表面には「酸化被膜」ができてサビを防いでくれているのに、クレンザーを使うとその「酸化被膜」が剥がれ落ちてしまいます。
「酸化被膜」はすぐには再生できません。
再生するまでの間に、サビは今がチャンス!とばかりに発生するのです。
- シンクを洗わないために発生するサビ
先ほどとは逆にシンクをほとんど洗わない。
汚れてきたら洗うみたいな頻度の方は要注意です。
シンクの汚れは、ほとんどが油や食べ物のカスです。
油は酸化します。
食べ物も腐敗によって酸を発生します。
この酸がせっかく表面にできてサビを防いでいる「酸化被膜」を溶かしてしまいます。
私たちの身体も毎日洗わなければ垢や皮脂で汚れます。
そのままにしていると病気にもなりますよね。
シンクもそれと全く同じです。
毎日、必ずキッチン仕事の一日の最後にはシンクは洗う習慣を身につけましょうね。
- キッチンハイター(塩素系漂白剤)を使うことで発生するサビ
シンクの汚れやカビを落とすために塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)を使っていませんか?
使わなければいけない時もありますが、なんでもかんでも使いまくっていると、ステンレスの表面の「酸化被膜」を溶かしてしまいます。
使うのでしたら、「酸素系漂白剤」にした方がいいです。
いずれにしましても、こうした漂白剤は洗剤ではなく薬品ですので健康にも美容にもダメージを受けていることを忘れないで下さいね。
いくらシンクがキレイになっても健康や美容を害したのでは何にもなりませんから。
- 熱い鍋やフライパンの置きっぱなしによるサビ
調理後のまだ熱い鍋やフライパンをシンクの中や外に置きっぱなしにしていませんか?
「酸化被膜」は熱に弱く、剥がれ落ちてしまいます。
調理後の鍋やフライパンは、シンクに直に置くのはやめて、フキンや鍋敷きなどの上に置くようにしましょう!
テフロン(フッ素樹脂)加工のフライパンの正しい洗い方も覚えておくといいですよ。
【写真解説】ケチャップでステンレスシンクのサビを簡単に落とせる裏ワザ!
先ほどまでのお話はサビの原因を知っていただき防止する方法でした。
では、実際にすでにできてしまったサビを落とす方法を写真で解説していきますね。
繰り返しますが、いきなり目の粗いスポンジ、金属タワシ、クレンザーは使わないようにしましょうね。
それらを使ってサビを落とせたとしても、またすぐにサビが発生しますし、より強力なサビになってしまいますからね。
ここに黒いサビができてしまったステンレスシンクがあります。
結構、長い間放置していたようです。
サビは1ヶ所にできると、ドンドン大きくなったり、拡がっていきます。
サビの周りが白くなっているのはステンレスが腐食していっている状態です。
一刻も早く処置しないと手遅れになってしまいます。
スポンジにケチャップを付けます。
指の先でも、キッチンペーパーでもいいです。
サビの部分にケチャップをつけていきます。
大きめのサビにはケチャップを多目に塗ってください。
5分~10分、このままにしておきます。
小さくたたんだアルミホイルで優しくこすっていきます。
スポンジはケチャップがスポンジの目の中に入っていきますので効果が弱くなります。
同じスポンジでも目の細かなメラミンスポンジでしたらまだマシです。
おっ、少しずつ落ちてきたぞ~
いかがですか?
さっきまで付いてたサビが無くなったでしょ?
サビがすっかり消えましたよ。
※白く濁ってるのは水垢です。これはまた別の作業で落とします。
アップしてみましょう。
サビが無くなって、アルミホイルの優しい研磨力で光沢も出ましたよ!
ケチャップには有機酸が含まれています。
サビは金属が酸化して発生します。
この酸化した金属を有機酸が中和してくれるという仕組みなんです。
もしもケチャップが無ければ、お好みソースやとんかつソースでもいいです。
酢、レモン果汁、コーラなどでも効きますが、液体の物は流れますので、ドロッとしたタイプの方がオススメです。
できたばかりのサビや小さなサビには、水で濡らしたアルミホイルに重曹の粉を付けて、それで擦ってみてください。
初期のサビにはこれでも充分に落とせるはずです。
頑固なサビには、先ほどのケチャップ、またはお好みソースに重曹を混ぜて、それをサビの部分に塗っておき、あとはアルミホイルで擦ってみてください。
重曹の優しい研磨力がより強力にサビを落としてくれます。
今回も皆様のお役にたてましたら嬉しいです。
ぜひ、お試しくださいね。
まずは、やってみなければ実感できませんからね。
こちらの記事もお役にたてると思います。
整理ist佐藤亮介のセミナー・講座・サポートのご紹介
整理ist 佐藤亮介が講師を務めているセミナーやコンサル、サポートをご紹介しています。
下記をクリックしてご覧になってください。