カビの予防や駆除にクエン酸、酢、レモン果汁を使うのは逆効果!その理由と本当の対策とは

お風呂やキッチンのカビに悩む人は多いはずです。
取っても取ってもまたすぐに生えてくるカビ。
カビは見た目だけじゃなく衛生的にも良くありません。
そこで多くの人は、「カビキラー」や「カビハイター」などの塩素系漂白剤で駆除します。
確かに効き目は抜群です。
だけど同時に使い過ぎは健康面で人体へのダメージも大きいことも分かっています。
そこで、テレビや雑誌などでクエン酸や酢でカビ予防とか駆除をしましょう!って言っていることがあります。
でもこれって大きな間違いなんです!
って云うか、カビにこうした「酸」を使うと逆効果なのです!
間違った使い方をしている人が多いので、皆さんに早く正しい情報をお伝えしたくて書くことにしました。
最後まで読んでいただき、お役に立てれば幸いです。
スッキリ・キレイ整活(整理・掃除・洗濯・防虫)講師の整理ist 佐藤亮介
目次
カビと細菌は違います!
多くの人が勘違いしているのは、カビと細菌は同じと思っていることです。
細菌とは食中毒菌やインフルエンザやノロウイルスなどの病原菌のことです。
カビはこれらの細菌とは全く別物であることをまずは知っておいてください。
と云うことは、性質も全く異なる生物だということです。
カビにクエン酸、酢、レモン果汁などの酸は効かない!
これはカビに酢水とレモン果汁をかけた時の実験結果です。
どちらも黒カビが繁殖しているのが分かりますよね。
つまり、カビには「酸」は全く効かないのです!
逆に「酸」を使うと益々繁殖してしまうのです。
「酸」が効くのは細菌だけ!カビは酸を餌にする!
多くの細菌は「酸」に弱く、クエン酸が最も安全で効果があります。
クエン酸は、酢やレモン果汁に多く含まれていますので、市販品のクエン酸がなくても台所にあるもので駆除や防止ができます。
特に、キッチンに細菌が繁殖しますと食中毒の原因になりますから除菌は大切です。
まな板、包丁、フキン、冷蔵庫の中などは常に除菌対策をなさってください。
・水100mlに対し、酢を50ml混ぜます。
※すし酢のような調味料が入った酢は効果が低くなります。
※純米酢などが適しています。
・スプレー容器に入れて噴霧します。
酢を使うと匂いが気になるという人もいますが、すぐに蒸発して匂いは消えますのでご安心を。
それでも噴霧している時の酢の匂いが苦手と云う人はクエン酸を使いましょう。
クエン酸はドラッグストアやホームセンター以外にも100円ショップでも簡単に購入できます。
・水500mlに対し、クエン酸を小さじ1~2杯混ぜます。
・スプレー容器に入れて噴霧します。
【注意点】
・酸は蒸発しやすいので1週間以内に使い切りましょう。
※作りだめをすると効果はなくなってしまいます。
・絶対に塩素系漂白座は混ぜてはいけません!
※猛毒ガスが発生して危険です。
なぜ、カビに「酸」は効かないかと言いますと、カビにとって「酸」はエサになるからです。
開封済みで長期間経った酢の瓶の中に白いモノが浮かんでいることがあります。
これは酢の中でカビが繁殖している様子です。
または輪切りのレモンも長い間放置しておくとカビが発生します。
つまり、キッチンのシンクやお風呂でカビ退治の目的で「酸」を噴霧している方は、カビにエサを与えていることになるのです!
ちゃんと「酸」で除菌しているのにカビが除去できないという人は間違った使い方をしているのです。
キッチンやお風呂で絶対にしてはいけないこと!
じゃあ、まずはクエン酸や酢水で細菌を除菌し、そのあと塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)でカビ駆除をすれば、どちらも解決できるということになりますよね。
確かにその通りです。
ただし、クエン酸や酢で除菌した直後に塩素系漂白剤を噴霧するのは絶対にしないでください。
逆の順番でも同じです。
猛毒ガスが発生して大変危険です。
しっかり流水ですすぎをしたあと、しばらく時間をあけてからにしてください。
熱湯こそが一番の除菌・殺菌剤です!
クエン酸や酢で細菌を除菌し、塩素系漂白剤でカビを殺菌する。
ただし、使い方を間違うと危険です。
それと、どれもそれほど高価なものではないにしてもお金がかかります。
さらには、そもそも家になければどうしようもありませんよね。
そこでお金もかからず、すぐにできて、最も安全な方法をご紹介します。
何を使うのかと言いますと・・・・・・
熱湯です!
細菌や病原菌、カビでさえも高熱には絶対にかないません。
あの強力なノロウイルスでも85~90℃で90秒以上加熱すればノロウイルスは感染力を失います。
人間も熱湯をかけられたら命を失ってしまいます。
ほとんどの生物の一番の弱点は「熱」なんです。
例えば、赤ちゃんの哺乳瓶はどうやって殺菌していましたか?
多くの人は煮沸していたのではないですか?
それが一番安全で効果があるって知っていたはずです。
なのに、除菌剤や殺菌剤で解決しようとしているのはどうしてでしょうか?
熱湯を使えば細菌もカビも退治できて一石二鳥です。
先程のように2度に分けて除菌や殺菌をする必要もありません。
完全無添加で有毒ガスも発生したりしません。
かかるお金はわずかな水道代とガスや電気代だけです。
余ったお湯を捨ててはいけません!
例えば、コーヒーやお茶を飲むために沸かしたお湯。
ヤカンに残っているお湯をどうしていますか?
ヤカンに残したまま?
シンクに捨ててる?
それってモッタイナイですよ。
せっかく光熱費を使って沸かした熱湯を冷ましたり捨ててしまうのはお金を無駄にしています。
残った熱湯は、シンクの流しにかけるとか、まな板や包丁、スポンジ、フキンにかけるなどすれば有効活用できます。
ほうれん草やジャガイモなどを茹でたお湯もシンクに流し捨てていませんか?
モッタイナイですよ~
ついでに、まな板、包丁、スポンジなど除菌・殺菌したいモノにかければいいんです。
フキンは煮洗いで完全殺菌
私はフキンや手拭きタオルは鍋で煮洗いします。
鍋に水を入れ、漂白効果もあるクエン酸や酢を混ぜてコトコト10分くらい煮ます。
熱湯と酸で100%殺菌・消毒の完了です。
塩素系漂白剤で消毒するのと違い、すすぎにも気をつかわなくてもいいですから安全だし簡単です。
いかがでしたでしょうか?
今まで間違った除菌や殺菌をしていませんでしたか?
皆様にできるだけ健康的な暮らしをしていただきたいと願っています。
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