シンクや蛇口の水垢、黒ずみをクエン酸、酢でピカピカキレイにする楽ワザ・エコ技

目次
シンクや蛇口が水垢や黒ずみで汚れていませんか?
先日、掃除の個人コンサルをご依頼いただきましたご家庭のシンクです。
奥様の記憶ではもう1年以上前からほとんど放ったらかし状態だそうです。
もっと拡大して見てみましょう。
これはかなり手強そうです!
だけど大丈夫です。
新品のような光沢は難しくてもピカピカキレイにすることはできます。
シンク掃除で最初に絶対にやってはいけないこと!
ステンレスはサビにくいメリットの反面、傷がつきやすい金属です。
傷がつくということは、いくらキレイになってもその傷の中に汚れが入り込み、サビやカビ、水垢などを引き起こしやすくしてしまいます。
毎日こまめに掃除をなさる方はまだ防ぐことができますが、一日でも怠ってしまうとなかなか落ちにくい厄介な汚れになってしまいます。
そのため、いきなり最初から以下のようなことは絶対にしないでください。
- タワシや金属タワシなどでこすらないこと!
- ダイヤモンドパッドスポンジは最後の手段に!
- 塩素系漂白剤は水垢には効きません!
- クレンザーも傷がつくのでいきなりは使用しない!
とにかく最初から傷をつけてしまうような物は使わない方が先々の事を考えると賢明です。
中には、カビキラーやキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を万能の洗剤のように勘違いなさっている方も少なくありません。
塩素系漂白剤は確かに強力ですが、使用中に肺に吸い込んでしまい健康を害してしまいますので使用は控えめになさった方がいいです。
第一、水垢はアルカリ性の汚れなので同じアルカリ性の塩素系漂白剤では効きません!
じゃあ、誰でも簡単で安全で効果のある方法ってどうするの?
クエン酸、酢、レモン果汁で水垢を落としてみましょう!
水垢は「アルカリ性」の汚れなので、「酸性」の物を使えば汚れを分解することができます。
ご家庭にある酸性の物と言えば、
- クエン酸
- 酢
- レモン果汁
- 酸素系液体漂白剤
≪解説≫
この中でも一番安価でお買い求めしやすいのが「クエン酸」です。
最近は100円ショップでも売っています。
酢は気が抜けていない新しいものを使って下さい。
それから、寿司酢など他の調味料が混ざっている酢はダメです。純米酢タイプがオススメです。
レモン果汁も効果的です。
部分的な場所だけの掃除でしたら、レモンの輪切りやサラダや焼き魚に絞ったあとのレモンでも充分使えます。
その他、柑橘系の果物の果汁も大丈夫です。
洗濯に使う酸素系の液体漂白剤も弱酸性なので使えますが、弱酸性なので効果は少し低くなります。
シンクの普段のお手入れや汚れがあまりひどくない場合は効果が期待できます。
ただし、酸素系とは言ってもあくまでも化学物質ですので頻繁に使用したり大量に使うのは避けた方が賢明です。
↓ ↓ クエン酸・重曹・セスキ炭酸についてもっと詳しく書いています。
クエン酸を使ってシンクや蛇口をピカピカにする手順
●メラミンスポンジや不織布付きスポンジで洗いましょう。
いきなり目の粗いスポンジやタワシなどで洗ってはいけません。
傷のつきにくいメラミンスポンジや不織布付きのスポンジで水を流しながら洗いましょう。
目的は、まずは食べかすやシミを洗い流すことと、軽めの水垢をこれで落としておけば、あとで行う処置がラクになりますし効果も高まります。
ある程度キレイになりましたが、水垢はまだまだ残っています。
●クエン酸水をスプレーでシンク全体に噴霧します。
溶けにくいからと言ってお湯を使うと気が抜けてしまいますのでやめましょう!
●キッチンペーパーで湿布します。
ただクエン酸水を噴霧しただけだとすぐに乾いてしまって効果が下がりますので、キッチンペーパーで乾燥しにくくしておきます。
ティッシュは紙の厚みが薄いので液の吸水量が少なく、乾燥もしやすいのでキッチンペーパーをオススメします。
●さらに効果を上げるためにラップで保湿します。
●蛇口もキッチンペーパーとラップで湿布します。
このままの状態で30分以上放置して下さい。
頑固な汚れの場合は1時間以上でも構いません。
ただし、あまり長時間だと乾いてきてきますので効果は変わりません。
2時間以上の場合は、途中でクエン酸水を追加で噴霧してください。
●はがしたラップで研磨する。
はがしたラップは捨てずに活用しましょう!
ラップをクシュクシュと丸めれば優しい研磨グッズに早変わりです。
とりあえず、丸めたラップでシンクや蛇口をこすってください。
あとは水で充分すすいだら終わりです。
●落ちなかった水垢には重曹で研磨してみます。
1回の掃除ではどうしても落ちない頑固な水垢が出ます。
それは長年の自分のツケなので仕方がありません。
とりあえず、重曹で落ちないか試してみて下さい。
重曹には研磨効果もありますので、水垢部分に重曹の粉を振って、できるだけ目の細かなスポンジでこすってみてください。
重曹は傷をつけにくい優しい研磨力なので、普段のシンクや蛇口、鏡などのお手入れにもオススメです。
その他、湯呑みの茶渋、コップのコーヒーや紅茶の色素落とし、ヤカンや鍋磨きなど幅広く使えますよ。
●1回ではキレイに落ちない場合
長年の水垢は1回の作業では落ちない事もあります。
だけど、この一連の掃除を何回か繰り返していけば絶対に落とすことができますので諦めないで下さい!
そして、焦って研磨力の高い物を使用するのも避けてください。
前述しましたように、いくらキレイになっても傷がいっぱい付いたり、深い傷になってしまうと余計に頑固な汚れになります。
すすると、さらに強力な掃除グッズや薬品を使わう羽目になります。
それは、シンクなどの寿命を縮めてしまうばかりでなく、あなたの健康や美容、そして環境を害してしまう結果になります。
最初は優しい洗剤や道具で、それでも落ちない場合は少し強力な物に上げていくという方法をなさるように心掛けていただけたらと思います。
最後に重要なことを忘れてはいけません!
シンクを洗った後は水気を残さないこと
クエン酸などを使って洗ったあとは必ず水気を取っておいてください。
せっかくキレイに洗っても水気が残っていると、またそれが乾いて水垢になってしまいます。
水垢の原因は水道水に含まれるカルキです。
カルキとはカルシウムやマグネシウムです。
水が乾燥するとこのカルキが結晶化してしまい白い水垢になってしまいます。
ですので、できるだけ水気は残さない方がいいのです。
普段のお手入れを怠ってはまたリバウンドします。
普段のお手例を忘れないでください。
せめて夜の食器洗いが終わったら、シンクや排水口を洗っておくことが大事な習慣です。
一日、二日と怠ってしまうとシンクはすぐに汚れがひどくなってしまいます。
できたら60℃以上のお湯をシンクにかけておきましょう。
面倒だったら水でもいいので、とにかく汚れが沈着しないうちに洗い流しておくのが賢明です。
そして、できたらスポンジで洗っておくとより一層効果的です。
スポンジは目が粗いものは避け、不織布付の物やメラミンスポンジがオススメです。
そしてこの時に注意が必要です。
シンクの側面には「ヘアライン加工」と言って、目には見えない線が入っています。
目的は光沢を出すためです。
この横の線に対してスポンジを縦やグルグルとらせん状に洗ってしまうと、縦や渦巻状の傷がついてしまいます。
シンクの光沢が悪くなるだけでなく、傷が縦横、らせん状になってしまうことで汚れや黒ずみが沈着しやすく、そして落ちにくくなってしまいます。
最後にふきんやキッチンペーパーなどで水気をとっておきましょう!
これで完璧です!
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