男(夫)が料理をした後にあと片づけをしない、洗わない、その悩みの解決方法をアドバイス

<はじめに>
旦那が料理を作ってくれるのはいいけど調理道具を洗わないし片付けもしてくれないとお悩みでは?
どうして男ってそうなのでしょうか?
その理由は男はいつまでたっても男の子だからです。
もっと知りたい方は解決方法までを男の整理収納アドバイザーがアドバイスしていますので読んでみていただけませんか?
脳科学でもちゃんと実証されているお話ですよ。
目次
男がキッチンを使った後、洗い物や片付けができない理由とは
時々は夫がご飯を作ってくれるのは嬉しいものです。
忙しい女性の悩みトップ3の1つが「料理」と言われていますから、サポートしてくれると助かりますよね。
だけど、せっかく作ってくれても、夫がキッチンを使った後はグチャグチャで、結局洗い物やあと片づけは私任せになるのがストレスって言う女性も多いはずです。
まずは、どうして男は洗い物やあと片づけができないのかを脳科学的にみていきましょう!
男はいつまでたってもマルチタスクが苦手な男の子だからです!
男(夫)が、料理をした後に調理道具を洗ったり片づけてくれないのは、男の子だからです ^^;
男の脳は単細胞です。
「マルチタスク」と言いますが、一度に2つ以上のことをすると云う意味です。
20歳~40代の女性は平均で4つ程度できると言われています。
料理をしながら、子どもとの会話もしながら、テレビの音も聞こえてて、LINEもチェック、次は洗濯物を畳まなきゃ、って感じです。
一方、成人の男性は「マルチタスク」は基本的には苦手で、1つしかできません。
何かに集中していると他の事は考えらえないし、作業もできません。
テレビやゲームに集中している男性に話しかけても聞こえていないし、「あとにして!」って言うはずです。
だから、迷子になる子供は圧倒的に男の子なんです ^^
気になるモノを見つけたら、それに集中してしまうので気がついたら誰もいなくなってたってことになるんですね。
男は料理を作ることだけしか考えられない!
先程もお話しましたように、男は一度に複数の事を考えたり作業するのが苦手です。
「マルチタスク」を無理にしてしまうと、どれも中途半端になったり、忘れ物をしたり、途中でモチベーションが落ちてしまいます。
これは、成人男性だけではなく、子どもの頃は男の子も女の子も苦手ですし、高齢になると女性もできなくなります。
「美味しい料理を作らなきゃ!」
「失敗しないようにしなきゃ!」
そのことしか考えていません。それ以外の事は男の脳は圏外です。
つまり、調理道具を洗うとか、あと片づけをしなきゃという意識がそもそも存在していないわけです。
ただシンプルに自慢したい、褒められたいだけだから!
子どもはママに褒められるのが大好きです。
褒められれば調子に乗って木でも登ります ^^
特に男の子はママに「よくできたね」「よく頑張ったね」って褒められて成長していく生き物です。
その名残りは成人になってもしっかり残っています。
だから、男が料理をする目的は妻をサポートしたいという気持ちよりも、自分の存在感を示したい、褒められたいという気持ちの方が高いのかもしれません。
男のドヤ顔はその表れだと思って下さい ^^
料理後の洗い物やあと片づけではなく、料理をしている自分を褒めて欲しいのです。「美味しい!」って言って欲しいのです。
だけど、女性は違います。
どうして、洗い物や後片付けまでしてくれないの!って、褒めるよりも怒りの方を感じてしまうわけですね。
料理人やコックを見習いましょう!
以前、あるシェフに教えてもらったことがあります。
優れた料理人は調理して盛付けが終わると同時に、洗い物まで終わらせています。
そうしないと次の調理ができないからです。
そのために、皿洗いからの修行を始めるわけです。
最近は分業制になっているところが多いですが、私が通っている洋食屋はご夫婦でやってて調理はご主人、接客は奥さんです。
ご主人の作業を見ていると、調理をしながら合間に洗い物や片付けをしています。だから、厨房はいつもキレイです。
こうしたプロは、男でも鍛錬しているのでマルチタスクができるようになるのです。
とは云うものの、一般の男性にそれを求めたり強要するのは大変難しいです。
だけど、少なくとも「料理」とは、「洗い物」「あと片づけ」までを終わらせることまでなんだと意識を持つことは大切な事です。
「洗濯」は、衣類を洗うことではありません。
「干す」▶「取り込む」▶「たたむ」▶「しまう」までです。
掃除機で掃除をすると云うのは、
「掃除機を出す」▶「掃除をする」▶「ゴミを捨てる」▶「フィルターなどを手入れする」▶「掃除機を片付ける」までです。
「片付け」「しまう」「始末する」とは?
「片付け」とは、「片を付ける」が語源です。
「片を付ける」とは、物事を終わらせる、完了するという意味です。
「しまう」は、「仕舞う」って書く人が多いと思いますが、本来は「終う」なんです。
つまり、これも物事を終わらせる、完了するという意味からきています。
「始末する」も同様で、「始まり」と「末(終わり)」です。
物事には「始まり」があれば「終わり」がなくてはいけないという教えです。
自分が何かを始めたのであれば、最後まで終わらせる責任を持たなくてはいけないわけですね。
最近の日本人は、この最後まで終わらせるをしない人が増えてしまったのです。
男性だけではなく、女性の方もできていない方が多いのではないでしょうか?
「服を着る」▶「服を脱ぐ」で終わっていないでしょうか?
「服を脱ぐ」▶「たたむ」「ハンガーに掛ける」「洗濯カゴに入れる」という「終わり」までできていますか?
家の中や部屋が散らかってしまう一番の原因は、「始まり」を作った人が自分で最後まで終わらせていないからです。
家族がみんなそういう状態だと、グチャグチャになっていくのは当然なんですね。
そもそも洗い方やあと片づけの方法を知らない!
そもそも、洗い物の洗い方やあと片づけの仕方を知らないと云うことも原因の一つです。
男は興味を持ったことには集中して学び、身につけようとします。とことん極めようとします。
男の子でも、昆虫採集、ゲーム、恐竜図鑑に熱中する、など極めようとしますよね。
でも、それ以外の事には興味も関心も持たないのが男です。
料理に関心を持った男は、料理自体に興味があるわけで洗い物やあと片づけに興味があるわけじゃありません。
だから、やり方を知りません。
そもそも、子どもの頃から母親が代わりにやってしまうので身についていないのです。
一方、女性は子供の頃からママの家事に興味を持ちます。
やってみたい!って自分からやろうとしますので、幼い頃から見よう見まねで身につけています。
もしくは、母親から「あなたは女の子なんだからこれくらいはできるようにしておきなさい!」って躾けられたりします。
男はメンツの生き物です。
だから失敗を恐れますし、失敗して恥をかくようなことから避けてしまいます。
最近は男からの告白は少ないと言われていますよね。まさに失敗して恥をかくのを恐れているわけです。
フラれたのをみんなにも知られたらどうしよう~って、そっちの方が先に頭の中に浮かぶのでしょう。
最近はもっぱら女性がコクるのが主流です。
女性は失敗を恐れません。何事もやってみなきゃ分からないしって感じでチャレンジ精神旺盛です。
整理収納アドバイザーの世界は、97%が女性です。さらにその女性たちは次から次にまた新たな資格の取得にチャレンジします。
話は逸れましたが、要はそもそも洗い方やあと片づけをしたことがなく、やり方を知らない、知らない事にはチャレンジしない、下手にチャレンジして怒られるのは避けたい、という心理も働いているわけです。
解決方法
分担制にする
何度もお話していますが、男はマルチタスクが苦手です。いくら教えてもすぐには身に付けらえません。
根気よく教えていくのも手ですが、奥さんの方が根負けしてしまうかもしれませんよね。イライラ感も増して、益々ストレスになっては元も子もなくなります。
だから、いっそのこと分担制がいいのではないでしょうか?
夫が料理を作る傍で、洗い物やあと片づけを奥さんがするのです。
下手に夫に洗い物をさせて、「まだ汚れてる!」とか「すすぎが足らない!」って怒ったり、自分と違う場所に片付けられてしまってイラッとすることを考えたら、馴れている奥さんがやった方が賢明かもしれません。
料理をしてくれるだけでも助かるわ~
って思ってあげたらいかがでしょうか?
私は料理はそこそこできますが、彼女の作ってくれる料理が大好きなので基本的には作りません。
だけど、洗い物とあと片づけは私がやります。
または、私が洗って、彼女があと片づけをします。
マルチタスクが苦手な私ですが、分担して行えば効率もいいです。そして何よりも「一緒に作業する」ということが、気持ちもひとつになれていいのではないでしょうか?
洗い方やあと片づけの楽しさを教えてあげる!
やり方を知らない、興味がないことにチャレンジしようとしない男には、楽しさや面白さを教えてあげればいいんです。
男はいつまでも男の子ですから、「おっ、おもしろい!たのしい!」って思わせるのが一番です。
私の掃除セミナーや男活家事セミナーでは、男性に掃除の裏技や掃除道具から興味を持つように工夫しています。
例えば、「窓掃除」では、スクイジーと云う窓掃除用の道具を紹介します。
この時点で、道具が好きな男は興味を持ち始めます。
さらに、そのスクイジーを使って実際に窓掃除を練習してもらいます。
すると、ほとんどの男性が「これ面白いですね」、「これ便利ですね!」って言います ^^
道具と技に喰いついてきたわけです ^^;
「どうですか?窓掃除も楽しいでしょ?」と云うと、「これなら私でもできますね」「早速、家の窓を掃除したくなりました」っておっしゃいます。
母親が子供に教えるように、ご主人にも優しく分かるように教えてあげてください。
自論ですが、いろいろな男性にレッスンしてきて実感していますが、実は男は家事にハマりやすいのです。
道具を使い、技を極めたいという男心をくすぐってやれば、いくらでも木に登ります ^^
全部じゃなく、ここまでやってほしいを依頼する
洗い物もあと片づけも全部やってほしいという気持ちも分かりますが、知らない・やったことがないという男にはハードルが高いです。
せめて、洗い物だけでもやっておいて!とか、または「洗い物を全部済ませて!」ではなく、最低ここまではやっておいて!をお願いすればいいです。
例えば、

男の脳は理論が好きなので、さらにその理由も教えてあげると効果的だったりします。

こんな感じです ^^
またはこれでもいいのでは?



人は2者択一で言われると、どちらかを選ぼうといます。強制ではなく自分で選ばせる作戦です ^^;
最後のトドメは褒めちぎる!
先程もお話したように、男は褒められたくてやっているところがあります。
むしろ、それだけかもしれません。
幼少期に母親に褒められて嬉しかったように、妻に褒められるのは同じ感覚を持ちます。



ミエミエの言葉でも、男の心は滅茶苦茶喜んでいるものです。
向こうを向いて下を出してもいいので、褒めて、褒めちぎって、褒めたおしましょう!
何も手伝ってくれないご主人に比べれば、料理を作ってくれるだけでも自慢のご主人ですよね。
そんなお二人を私は応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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