食品ロスと3分の1ルールは消費者にも原因!日本人のモッタイナイは大嘘!と批判殺到!

モッタイナイ!モッタイナイ!って日本人は言っている一方で、毎日大量の食品が廃棄しています。
そのほとんどがまだ充分に食べられる食品です。
日本人のモッタイナイ文化は、物を大切にする文化として世界から評価されてきました。
だけど、今は日本人のモッタイナイは大嘘だったと世界から批判が殺到しています。
その原因を作ってしまっているのは私たち消費者です。
そして、製造業~スーパーや飲食業など流通業にある「3分の1ルール」という悪しき商慣習にあります。
私たち消費者の意識と行動が変わらなければ、日本の食品ロスは解決できません!
食べ物を平気で捨てるのを子供たちに見せていいのでしょうか?
その子供たちの未来はどうなるでしょうか?
今の食品ロスや3分の1ルールを解説します。
これをお読みになって、あなたは今日からどうするべきかをもう一度一緒に考えていきませんか?
あなたの意識と行動が、あなたの子供や未来の子供たちの日本や世界を変えていけます。
どうか、あなたのお力をお貸しください。
スッキリ・キレイ整活(整理・掃除・洗濯・防虫)講師の整理ist 佐藤亮介
目次
イベントの裏では食べ物が大量に廃棄されている実態
先日、ネットニュースで衝撃的な記事を読みました。
節分の恵方巻き(巻き寿司)が大量に廃棄されていたというニュースなんです。
店頭で売れ残った物だけでなく、製造しすぎたけど追加発注がこずにメーカーでそのまま廃棄処分されたり、それを作るための原材料が廃棄されていたのです。
こうしたことは1つの製造会社やお店だけではなく、全国で同じ事が起こっているんです。
まだ充分に食べることができる食品なんです。
これを読んだ時に、私はとても悲しい気持ちになりました。
こんなことをしてて、「恵方巻き」とは言えませんよね。
運が良くなるどころかバチが当たってしまうのではないでしょうか?
日本人はお祭り事が大好きです。
日本古来の行事だけでなく、クリスマス、ハロウィン、バレンタインなど海外のイベントを取り入れています。
その背景には商売とかお金儲けにつなげられるからです。
逆に言えば、お金儲けにならないお祭りは日本では普及しません。
クリスマスにデコレーションケーキ
バレンタインにはチョコレート
ハロウィンにはかぼちゃのスイーツや変装グッズ
必ず、無理やりにでも商品に結びつけます。
経済発展のためにはある程度は必要なことかもしれません。
ただ、その裏側には大量の廃棄物があるという実態も私たちは知っておくべきです。
クリスマスケーキも余ったケーキは廃棄です。
そのお祭りの日が過ぎると売れないから廃棄です。
賞味期限はまだ残っていてもです。
こうしたイベント用に作られた食品は賞味期限ではなく、イベント日が基準で破棄されているわけです。
恵方巻きの巻きずしは、来年から全国で完全予約制にしてほしいです。
クリスマスケーキやケンタッキーのチキンなど予約をしていますよね。
お祭り事やイベントは楽しい行事です。
子供たちも楽しみにしています。
だけど、こうしたイベントやお祭りごとを利用した食品は完全予約制にしていただきたいです。
それ以上は作らない・売らないを徹底すれば食品の廃棄もかなり減らせるはずです。
そして、できることなら巻き寿司もケーキも家庭で子どもと一緒に作るという風習を復活させてほしいです。
その方がもっと楽しい時間を作れるはずです。
日本国内で廃棄されている食品は世界一!
農林水産省から発表された調査結果があります。
私たち一般の家庭から1年間に破棄されている食品の量は約1,000万㌧。
スーパーやコンビニ、飲食店、問屋や倉庫などの流通業界では約800万㌧。
金額にして約11兆円相当だそうです。
日本人の食料品の廃棄率は、消費大国世界一のアメリカを上回っています。
廃棄量は、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。
そして、なんとその廃棄された食料品を処理するために国は年間2兆円もの税金を使っているんだそうです。
もしかすると、この数字の中にはあなたが捨てている食料も含まれているのかもしれません。
食品の輸入がなくなると日本人は1年間で餓死してしまう!
今日本は食料品を輸入に頼っています。
穀物自給率はたった26%です。
もしも世界中が日本に食糧を売らない、輸出しないとなったら・・・
1978年の試算では、1年後には3,000万人が餓死すると言われていました。
でも今はもっと輸入に依存しているので、もしかすると国民のほとんどが餓死してしまう事態も起こりかねません。
あなたのお子さんや未来の子供たちに、そういう未来を作ってしまっていいのでしょうか?
つい買いすぎてしまった。
つい作りすぎてしまった。
嫌いだから残してしまった。
食べ切れない量を注文してしまった。
もしも、少しでも心当たりがある方は意識と行動を変えていきませんか?
3分の1ルールという悪しき商慣習をご存知ですか?
あなたは、「3分の1ルール」をご存知すか?
おそらく多くの人は知らないと思います。
食品の流通における悪しき商慣習です。
例えば、上の図をもとに説明いたします。
賞味期限が6ヵ月間の食品があります。
この6ヵ月間を1/3で区切っていきます。
製造日から1/3の2ヶ月を1日でも過ぎた食品は、スーパーや問屋、飲食店などから納品を拒否されます。
店頭や在庫の食品は撤去され返品されます。
最悪の場合は廃棄されます。
まだあと4ヵ月間も賞味期限は残っているのに。
さらに2/3の4ヶ月を1日でも過ぎると、問答無用で返品や廃棄処分です。
まだあと2ヶ月間も賞味期限は残っているのにです。
信じられないかもしれませんが、これは事実なんです。
惣菜品やカット果物、ベーカリーのパンなどは売れ残った物はその日に廃棄されます。
コンビニの弁当やおにぎり、サンドイッチなどは数時間で破棄されるルールになっています。
まだ充分に食べられるのにです。
こうした食品の廃棄がさきほどの年間800万㌧の中に含まれています。
カビが生えたり、腐っているわけではありません。
まだまだ充分美味しく食べられる状態です。
こんなことをしてて、何をもって日本人は「モッタイナイ」って言っているのでしょうか?
この1/3のルールは日本だけではありません。
海外の先進国と言われている国でも見られます。
ただ、日本は世界一厳しいルールです。
フランスやドイツなどはこのルールの撤廃を法律化して厳しく取り締まっています。
そろそろ日本も動き始めなければいけないのではないでしょうか?
1/3ルールを作った原因は消費者にも責任がある!
あなたは今までにこんな経験はありませんか?
牛乳、豆腐、デザート、食パンなど賞味期限が短い食品を買う時に、手を奥へ入れて1日でも新しい物を選んでいませんか?
気持ちはよく分かりますが、この行為が廃棄量を増やしています。
日本人は過剰すぎるほど「鮮度」にこだわるんです。
1日でも古い物を買うと損をした気になるのです。
他にも、曲がったキュウリや大根よりもまっすぐな物を選びます。
形の良いトマトやリンゴを選びます。
味よりも見た目が優先した買い方なんですね。
こうして日付の古い食品、形の悪い野菜や果物たちは売れ残ります。
すると、店頭から撤去されバックヤードでは大量に廃棄されていくわけです。
一度、機会があったらスーパーやコンビニでどれだけの量が毎日廃棄処分されているのかを見学なさってみてください。
おそらく多くの人が腰を抜かすと思いますよ。
バイキング料理、ビュッフェスタイル、食べ放題のバックヤード
バイキング料理、ビュッフェスタイル、食べ放題の飲食店やホテルの食事は多く見られますよね。
とっても人気があります。
いろいろ食べられて楽しいし、お得感もあります。
だけど、私は自ら望んでそうしたお店には行かないことにしています。
宿泊のホテルや招かれたパーティがそういうスタイルだったら、それは仕方がないので利用します。
私はかつて食品バイヤーやメニュー開発をしてきました。
その頃に、バイキングや食べ放題のお店から毎日廃棄される食べ物を嫌になるほど見てきました。
ある意味、私も犯罪者です。
いかにして商品を売るか、いかにして魅力あるお店にするかを企画し形にしてきました。
その結果、売れ残ったり食べ残った物たちは廃棄されることもあったんです。
バイキング料理、ビュッフェスタイル、食べ放題のお店に行かないようにしましょう!
と言っているのではありません。
少なくとも、お皿に盛りつけるのは本当に食べ切れる分だけにしませんか?
食べ放題と言っても、追加は残さないように注文しませんか?
私たちがちょっとの意識と行動を変えるだけでも廃棄される食品を減らす事ができます。
国内でも世界でも餓死している子供が約1,000万人!
国連によると、世界では4~5万人が餓死しています。
年間で約1,500万人。
その内約7割超が幼い子供たちです。
たとえ1粒のとうもろこしでも食べたいと必死に手を出す子供たち。
地面のアリを捜して食べる子どもたち。
草さえも食べてしまって何も食べる物がなくなった子供たち。
私はかつてアフリカやフィリピンや南米で見てきました。
私たちが用意した物資は到底足りず、数多くの子供たちの死を目の当たりにしてきました。
同じ地球上で今もどこかで飢えた子どもが大勢います。
日本にいると目にすることはない光景です。
あなたのお子さんや未来の子供たちが同じ思いをしても平気でしょうか?
日本人なら、日本に生まれたなら安心だと子供に約束できるでしょうか?
経済大国と言われている日本国内でも、現在1日に1食しかできない子供が急増しています。
あなたは、そんな子供を目の前にして食べ物を捨てられますか?
もしも、食べ物を捨てる時や食べ残す時には、そんな子供のことを思い出してください。
自分はどうすればいいのかを考える時期が来ています!
私たちが今からやめるべきこと!とは
- 買いすぎない事!
必ず食べ切れる分だけを買い、無駄な買い物はしないように心掛けましょう!
献立を考えて必要な物と量だけを買いましょう。
いくらお買い得でも、食べ切れない白菜1個よりは半切り、業務用のマヨネーズ1kgよりも300gなど、破棄するよりも消費できる量の方がお得なんです。
- 作りすぎない事!
自分や家族が食べ切れる量だけ作りましょう。
もしも残ったら、翌日の朝食やお弁当などで消費してしまいましょう。
ご主人や子供は、外食して帰る時は早目に奥さんやお母さんに連絡しましょう。
- 外食時は食べ切れない量は注文しないこと!
外食はついつい雰囲気にのまれて余計なものまで注文しがちです。
追加はあとでも間に合います。
セットメニューも食べ切れるか?嫌いな物は入っていないか?など気をつけましょう。
- バイキング、ビュッフェ、食べ放題では
バイキングやビュッフェスタイルの時は、一度に大量にお皿に取るのはやめましょう。
食べ終わったら追加を取りに行くようにしましょう。
食べ放題では、注文しなきゃ損だって思うのは危険です。
いずれも食べ切れなくて無駄な食べ残しをするくらいなら、他の店に行く方がましです。
- 手前に陳列している物を買いましょう!
スーパーやコンビニなどで買い物をする時は、奥の物を買うのではなく手前の物から買うようにしましょう。
製造日や賞味期限が1日くらいの違いでしたら味に影響はありません。
あなたの行動が食品の廃棄を減らす事ができるのです。
- 3分の1ルールの存在を拡げ撤廃しましょう!
悪しき商慣習3分の1のルールの存在はまだまだ多くの人が知りません。
あなたの身近な人にその存在がある事を教えてあげてください。
フランスなどのようにこの悪しき商慣習を緩和や撤廃していくには、消費者から動かなくては国は動きません。
賞味期限が充分に残ったまま廃棄されているを続けると、将来の日本はどうなってしまうのかを考えてみてください。
ご家庭の消費されない食品は「セカンドハーベスト」に送りましょう!
フードバンクってご存知ですか?
先日テレビでも紹介されていた「セカンドハーベスト」というボランティア団体があります。
アメリカ人のマクジルトン・チャールズさんが日本で立ち上げました。
今はいろいろな製造メーカーや大手スーパー、モスバーガーなど数多くの会社が賛同しています。
個人ベースでも協力できます。
もしも、あなたのご家庭にまだ賞味期限が残ってて未開封の食料品があるならば、この団体に寄付なさってはいかがでしょうか?
あなたに代わって社会のために、貧困者のために有効的な消費をしていただけます。
捨てるよりも「寄付」を!
詳しくは ↓ をご覧ください。
セカンドハーベストについて
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