片付け、収納であなたが失敗している原因は整理の正しい意味と手順を知らないからかも!

“片づけても片づけても全然キレイにならない!”
“断捨離本も買ったし収納雑誌も参考にしてるし、いろんな収納グッズも買ってきたけど全然ダメ~!”
“もー、私って本当にダメ人間だ~”
私の周りやお客様から聴こえる声です。
昔の私も同じでした。
自分では頑張ってるのに全然片付かないんです。
それってなぜなんでしょうか?
その答えは、あなたの「入口」や「第一歩」が見つかっていないからなんです。
多くのお客様がこう言われます。
“私は「どこから・何を・どうすればいいのか」が分からないんです。” と。
一人一人お悩みが違います。
一人一人今の状態が違います。
まずは今の自分は「どこから・何を・どうすればいいのか」の第一歩を見つけなければ、いつまでも失敗の連続です。
そして、その第一歩や入口を見つけるために一番重要なのが「整理整頓・整理収納・片づけ」の正しい意味を知る事なんです。
昔の日本人はこれらの言葉にちゃんとした意味や作業の順番を表して教えてくれていました。
でも、その教えや生活文化が正しく継承されていない、理解できていない、そんな日本人になってしまったのです。
ここでは、もう一度私が正しい教えを解説していきます。
必ず、読み終えたあなたはご自分の「第一歩」や「入口」が見つかるはずです。
自分はダメだなんて諦めたり、責めたりしないでくださいね。
では、始めます。
目次
3つのお約束|正しい整理を知るための第一前提
私はどこの講座や講演でもここから始めます。
とても大事な3つのお約束をしていただきます。
これは絶対に守って頂きたいことですので宜しくお願いしますね。
①収納グッズ、収納用品、便利グッズはすぐに買いに行かないでね!
②頑張らない、無理や無茶をしないでね!
③人のせい、言い訳をしないでね!
どんな約束かと思ったらこんなこと?って思ったでしょ!
だいたいどこの会場でもこれで笑いがとれます ^^
でも、至ってまじめなお約束なのです。例えば……
①収納グッズ、収納用品、便利グッズはすぐに買いに行かないでね!
あとで詳しくお話ししますが、今多くの人(特に女性)はとりあえず「収納」から解決しようとしているのです。
服がいっぱいになってきたから、とりあえず衣装ケースを買ってこよう!
小物が散らかってきたから小物入れを買ってこよう!なんて感じです。
これが今の多くの日本人をさらにモノだらけにしている原因の一つなのです。
私は“買うな!”と言っているわけではありません。
“すぐに買いに行かないで!”というお願いです。
理由はのちほど分かって頂けると思います。
②頑張らない、無理や無茶をしないでね!
頑張ってはいけません。
自分のハードルを高くしてはいけません。
頑張ると疲れてしまいます。
ハードルを上げすぎると乗り越えられない時には挫折します。
整理や片づけは、時間をかけてまとめてやるものではありません。
できるだけ毎日の作業として「日常化させる」「習慣化させる」ことが一番大事なことなのです。
“散らかってきたから片づけよう!”ではなく、“散らからないように片づけておく”という意識と行動が本来日本人の生活文化でした。
無理のない、ストレスの少ないことから始めていくことを忘れないでほしいです。
③人のせい、言い訳をしないでね!
人間の脳は「人のせい」にしたり、「言い訳」をするのが得意です。
できるだけストレスを溜めないようにしている本能だと言われています。
「ホンマでっか!TV」で有名な心理学者の植木先生によると「女性は男性の6倍言い訳をする」そうです ^^
部屋が散らかっていると、
“主人が片づけてくれないんです”、
“子供がおもちゃを出しっぱなしにするので”等々。
確かにそれも原因かもしれませんが、果たして自分は?と考えてみてください。
“忙しくて片づける時間がないんです。”
“母親が片づけができない人だったのでこれって遺伝ですね。”
“私、血液型がO型なので大ざっぱなんですよね”
全て言い訳です ^^
言い訳も本能です。
つい言っちゃいます。
だけど、整理や片づけではいくら言い訳をしても家の中はキレイにはならないってことをまずは認めることが大切なんです。
今の自分や家の中をもう一度見つめて下さい。
そこがあなたのスタート地点です。
そこから半歩ずつ前に進んでいきませんか?
人のせいや言い訳はスタート地点から後退していることです。
益々、ゴールは遠のくばかりです。
まずは「自分から変えていく」を忘れないでくださいね。
あなたの家は「住まい」ですか?「物置」ですか?
家って何でしょうか?
家って誰のためのものでしょうか?
いきなり難しい質問ですみません。
でも、これってとても大事なことなんです。
特に今の日本人には。
因みに私はこう考えています。
「家」とは、別の言葉で言うと「住まい」ですよね。
ここに答えがあります。
「住まい」の「住」は、≪人が主(あるじ)である≫と書いています。
つまり、家とは人のためのモノだということです。
人が快適に・心地よく・幸せに暮らす空間だと云うことです。
でも、今の日本の家の多くは≪人が主≫ではなくなってきました。
では何が≪主≫になっているか?
それは≪物≫です!
物に家の中を占領され、牛耳られ、物を捜すというふうに物に人の方が振り回され、管理されています。
そういう家は「住まい」ではなく、「物置」です。(気に障る言い方ですみません)
「物置」は家の中に置く物ではありません。
外に置く物です。
あなたの家の現状が「物置」だとしたら、人のための「住まい」に戻していかなくてはいけません。
現状が「住まい」の方は、それを維持し、もっと快適にできないかを考えていきましょう。
これがこれから私がお話する「根っこ」なんです。
「捨てる」と「収納」で失敗している!
これまで数百件のご自宅をお手伝いしてきました。
多くの悩めるお方に出会ってきました。
過去の私も同じでした。
そうした経験から私は一つの確信を持っています。
整活|モノを捨てない!捨てちゃダメ!断捨離では解決できない!
「断捨離」ブームで「捨てる」がクローズアップされました。
“モノを捨ててキレイにしていきましょう!”
“モノを捨てなきゃキレイに片付きませんよ!”って洗脳されています。
確かにゴミは捨てなくてはいけません。
ゴミ化したモノは処分してほしいです。
だけど、ゴミは捨てられても、まだ使えるモノはなかなか捨てられないのが日本人です。
私が提唱する≪整活≫(登録商標)とは、「モノを整理して、モノをもう一度なんらかの方法で活かすことを考えましょう!」という意味です。
例えば、あなたのクーゼットの服たちは全部着ている服ですか?
随分と着ていない服も混じっているのではないですか?
でも、まだキレイでしょ?
まだ充分着ることができますよね?
なぜそうした服たちをゴミとして捨てキレイにしていこう!
それしか強調されていないのかが私には納得できないのです。
だからと言って、
“いつか着るかもしれないから”とか、
“もしかしたら……”
って捨てずに取っておきましょう!でもないんです。
自分は着ていない、もう着ることはない服たちは持ち主を代えてあげればいいのです。
ゴミとして捨てたら、あとは焼却か埋められるだけです。
後ほど詳しくご紹介しますが、寄付やメルカリなどモノを活かす方法はたくさんあります。
これを私は≪手放す≫と言っています。
捨てるのではなく、≪手放す≫ことで持ち主をかえる・モノを引越しさせるという考え方が私の≪整活≫です。
ここでもう一つ、「お約束」をしてください。
まだ物を捨てないで下さい!
いや、捨てちゃダメです!
収納グッズ・収納術・収納技・収納テクニックでは解決できない!
まず誤解のないように申し上げておきますね。
私は「収納」が要らないと言っているわけではありません。
収納場所や収納用品、時には収納技も必要です。
ですが、今の日本人はあまりにもこの「収納」に頼りすぎています。
「収納」から始める人が多いのであえて強い言い方で警鐘を鳴らしています。
とりあえず、衣装ケースを買ってくる。
カラーボックスやスチールラック、ハンガー、小物入れ等を買ってくることから始めていないでしょうか?
テレビや雑誌で紹介される収納技を真似してやってみることから始めていないでしょうか?
自分で棚を作ろう!・・・
じゃあDIYの電動ドリル、のこぎり、板、ネジなどを買い揃えることから始めていないでしょうか?
そして、収納場所やスペースが多すぎたり、広すぎているのも今の日本人の家の特徴です。
あまりにも新築やリフォームの時に「収納」の数や広さを重視しすぎています。
そのため却ってモノが増え続け溜めこんでしまっている原因になっています。
これほど収納場所や収納用品を持っている国民はありません!
日本人がダントツ世界一位です!
収納で失敗する理由の続きは下記をクリックしてお読みください。
整理整頓とは?
これから国語の授業を始めます ^^
3つに分けてお話ししますよ。
では、最初は「整理整頓」からです。
“整理整頓ってどういう意味ですか?”って訊かれたら何てお答えになりますか?
例えば下記のような食卓の状態があるとします。
モノが散らかっていますよね。
〝さぁ、食卓のモノを整理整頓してみてください”と私がお願いしたら、あなたはどういう作業をしますか?
おそらく多くの人は、揃えて・並べて・整える作業をして下記のようにしますよね?
間違っていないですよね。そう習ってきませんでしたか?
セミナーでも多くの人が同じ作業をなさいます。
では、次はこうです。
〝さぁ、食卓のモノを「整頓」してみてください”と私がお願いしたら、あなたはどういう作業をしますか?
おそらく多くの人は、下記のようにしませんか?
これって、さっきと同じじゃないですか?
つまり、「整理整頓」も「整頓」も同じ作業をしているってことではないでしょうか?
では、なぜ昔の日本人は「整理整頓」という言葉にしたのでしょうか?
同じであるなら、「整頓」だけでいいはずです。
ここなんです!
今の日本人が忘れかけていること、頑張っても思うようにキレイにならない原因がここにあります。
もっと言うと、闇や迷路に陥っている理由がここにあるのです!
それでは次の問題に移ります。
整理収納とは?
“整理収納ってどういう意味ですか?”って訊かれたら何てお答えになりますか?
例えば下記のような部屋があるとします。
衣類が散らかっていますよね。

A girl using a laptop
〝さぁ、散らかっている衣類を「整理収納」してください”と私がお願いしたら、あなたはどういう作業をしますか?
おそらく多くの人は、
・たたんで引出しに収める
・ハンガーに掛けてクローゼットに吊るす
そうした作業をして下記のようにしますよね?
間違っていないですよね。
そう習ってきませんでしたか?
セミナーでも多くの人が同じ作業をなさいます。
では、次はこうです。
〝さぁ、散らかっている衣類を「収納」してください”と私がお願いしたら、あなたはどういう作業をしますか?
おそらく多くの人は、下記のようにしませんか?
これって、さっきと同じじゃないですか?
つまり、「整理収納」も「収納」も同じ作業をしているってことではないでしょうか?
では、なぜ昔の日本人は「整理収納」という言葉にしたのでしょうか?
同じであるなら、「収納」だけでいいはずです。
先ほどの「整理整頓」と同じで、なぜ昔の日本人は「整理」を頭に付けたのでしょうか?
さぁ、まだまだ続きますよ。
少しずつあなたは今までの認識から脱げ出していっています。
片づけとは?
ここまでで疑問になってくるのが、じゃあ「整理」って何?ではないでしょうか。
そこで、あなたに考えてほしいことがあります。
〝整理ってなんですか?〝
〝整理ってどういう作業の事ですか?〝
セミナーでは多くの人はこうお答えになります。
〝普段は物やある場所を「片づける」という意味で使っています〝
そうですよね。
一般的には間違っていないですよね。
では、さらに考えていただきます。
あなたにとって、「整理」と「片づけ」の関係はどう思っていますか?
下記に4パターン作りました。
今のあなたはまだ何も学んでいません。
今の自分に向き合って正直にお答えください。
- ①「整理」の作業の中に「片づけ」という作業も含まれている
- ②「片づけ」という作業の中に「整理」という作業も含まれている
- ③「整理」と「片づけ」は言葉は違うけど同じような作業である
- ④「整理」と「片づけ」は全然違う作業である
さぁ、今のあなたはどれだと思いますか?
私のセミナーや講演会では、4つそれぞれに手が挙がります。
と云うことは、今の日本人の実態を表しているということです。
つまり、正しく理解できている人が少ないということです。
答えは
④「整理」と「片づけ」は全然違う作業である、が正しいのです。
「片づけ」とは、≪元に戻す≫とか≪元の状態にする≫という意味です。
「片を付ける」が語源で、物事を終わらせるという意味ですね。
つまりモノの「片づけ」は、散らかっている、モノを使った、出した、持って行ったなど、モノを動かしたあとに行う作業なのです。
モデルルームはいつ行ってもキレイにしています。
いきなり「片づけ」は発生しません。
でも何かモノを使った、持ち出したら、キレイにしているモデルルームでも「片づけ」は発生するのです。
意外に「整理」と「片づけ」の正しい意味を知らない人が多いのです。
それを知ったあなたはまた半歩先に進みましたね。
整理・整頓・収納・片づけはそれぞれ違う意味・作業です!
とりあえず、ここまでをまとめてみると下記のようになります。
- 整理とは整頓とは違う作業
- 整理とは収納とは違う作業
- 整理とは片づけとは違う作業
- 整頓・収納・片づけもそれぞれ違う作業
ということになります。
つまり、4つの作業は全部それぞれ違う作業だと云うことです。
今までのあなたは全部一緒に、ごちゃ混ぜに考えていませんでしたか?
だから、今の自分は≪どこから・何を・どうする≫という第一歩が分からなかったのです。
第一歩を間違うとドンドン違う道を進んでしまいます。
入口を間違うと迷子になったり、全然違う出口に出てしまうのです。
さぁ、あなたは「整頓」・「収納」・「片づけ」についての正しい知識は身につきましたね。
残るは「整理」だけです!
整理とはどういう意味?どういう作業?
あなたはよくここまで読んでいただけましたね。
ありがとうございます。
もう一息ですので一緒に最後までお付き合いくださいね。
さぁ、残るは「整理」だけです。
この「整理」の正しい意味や作業が曖昧になっているので今の日本人はスッキリ・キレイがいつまでたっても実現できないでいるのです。
「整理」を正しく知ることで、あなたはあなたの第一歩や入口がもっとハッキリと見えてくるはずです。
では、お話を進めますね。
「整理」は「捨てる」を捨てるから始まります!
「整理」とは、モノを「捨てる」ことだと勘違いしている人も多いです。
「整理」は断捨離とは違います。
ですので、まずはあなたの頭の中から「捨てる」を捨ててください!
「捨てる」は今はまだ必要ではありません。
「捨てる」ができない人は特に「捨てる」を二の次、三の次、後まわしにしてください。
よろしいですか?
「捨てる」は捨ててください!
いや、捨てなくていいですから。
いやいや、捨てちゃダメです!
なぜこんなにシツコク言ったかというと、多くの人が「断捨離」や「捨てる」で洗脳されているからです。
「整理」の第一歩は「選択」・「選んで分ける」からです。
整理収納アドバイザー2級認定講座 では、整理の定義を次のように定めています。
『不必要なモノを取り除くこと』
なーんだ、やっぱり「捨てる」ってことじゃないか!
そう思われるかもしれませんが違います。
「不必要なモノを取り除くこと」の意味を解説します。
「必要・不必要」と「要・不要」の違い
一般的には「要・不要」または「要るか・要らないか」で考えましょう!を見聞きしているはずです。
でも、これだと整理は上手くいかないんです。
特に「要るか・要らないか」って言われると、多くの人は“要る!”って言うんです ^^
長く使っていないモノなのに。長く着ていない服なのにです。
「必要・不必要」と「要・不要」は、整理をする上では全く異なる基準です。
随分と着ていない服があったとして、
“この服要りますか?”と訊かれるのと、
“この服はあなたにとって必要な服ですか?”
と訊かれるのでは受け取り方が違うと思いませんか?
整理の第一歩は「選択」 (選んで分ける)からスタートです!
「整理」の第一歩は何度も言っていますが、「捨てる」ではありません!
「選んで分ける」という「選択」から始めていきましょう!と私たちは言っています。
そのためには選ぶ基準が必要です。
その基準を整理収納アドバイザーでは「必要・不必要」をひとつの基準として提案しているにすぎません。
基準なんて何でもいいのです。
自分が無理のない・ストレスのかからない基準で構いません。
例えばこんな基準でもいいのです。
・役に立っているか・もう役に立っていないのか
・使っている?もう使っていない?
・好き?嫌い?飽きた?
・便利?不便?
コンマリ(近藤麻理恵さん)は、この基準を≪ときめき≫にしたわけです。
この≪ときめき≫という基準が多くの女性のハートをつかんだわけです。
だけど、女性の中にも≪ときめき≫ではダメだった人もいます。
男性には特にこの基準はビビッときませんので通用しませんでした。
整理の「選んで分ける」基準は、その人その人で違うのです。
違って当たり前なんです。
価値観や嗜好がちがうわけですからね。
だけど、「断捨離」が流行れば≪捨てる≫だけが基準だと洗脳されました。
または≪ときめき≫しか基準はないと錯覚してしまいます。
基準はあなたの基準で無理なく、ただ≪選んで分けてみる≫から始めてみてください。
そこで大事なことは何度も言ってすみませんが、「捨てる」は絶対に考えないことです!
捨てなくていい。ただ選んで分けるだけ。
だったら、捨てられないあなたもちょっぴりでもできそうな気がしてきませんか?
私はこうしてモノが捨てられない人、特に高齢者の方々にもすんなりと受け入れられています。
整理の基準|“今でしょ!”(林 修先生)と“過去でしょ!”
プラス、大切な基準は「今」もしくは「過去」で選んで分けることです。
日本人はどうしても“モッタイナイ”を考えてしまうので、こう言ってしまうのです。
“いつか使う(着る)かも
“もしかしたら……”
“いざと云う時に……”
“何かに使えるかもしれない”
あなたも心当たりありませんか?
これらは全て「未来」なんです。
「未来」を基準にすると、
“全部取っておきたい!”、
“これもこれも要る!”
ってなっちゃうんです ^^
ここで林先生の出番です。“今でしょ!”が整理では重要です。
・今のあなたが使っているのか?使っていないのか?
・今のあなたが気に入っているのか?もう気に入っていないのか?
・今のあなたにとって役に立っているモノなのか?役に立っていないのか? です。
そして、“過去でしょ!” も重要です。
例えば夏に衣類を整理する際に、この厚手のセーターは今着てますか?って訊かれても“いいえ、今は夏なので着ていません”ですよね。
そんな時には過去にさかのぼるのです。
例えばこうです。
この前の冬に1度でも着たのか、着なかったのか?
食器や調理道具などでも、この半年間一度でも使ったのか?使っていないのか?
整理の「選択」は、絶対に「未来」に行ってはいけません!
「いつか使う鴨」になってしまいますからね ^^
まとめ|整理整頓・整理収納・片づけの正しい意味と手順
なぜ昔の日本人が整理整頓・整理収納という言葉にしたのか分かってきましたか?
今までの話をまとめるとこうなるのです。
●整理と収納は違う作業である。
さらに、「整頓整理」とか「収納整理」とは言わないと思います。
つまり、
- 「整理整頓」とは、まずはモノの「整理」をして、その次の作業が「整頓」である。
- 「整理収納」とは、まずはモノの「整理」をして、その次の作業として「収納」である。
これらの言葉には、作業の正しい順番までも表して教えてくれていたのでした。
いかがですか?
ご理解して頂けたでしょうか?
整理の練習は財布やバッグからが一番のオススメです!
ある程度でも理解できたなら、次にあなたがやることは「やってみる」、「試してみる」です。
だからと言って、いきなりキッチンやクローゼットや押入れからはオススメしません。
馴れていない人がそうした場所やモノから始めて挫折した人を沢山見てきました。
衣類やキッチンからキレイにしたい気持ちはよ~く分かります。
だけど、とっても危険なのでまずは練習から始めてみませんか?
私が整理の練習で一番おススメしているのが「財布」や「バッグ」、「化粧ポーチ」、「薬箱(置き場)」です。
私たちの一番身近な収納場所なんです。
だからこそキレイになったら自分が気持ちがいいんです。
やり方はこうです。
- 財布の中のモノをお金以外全部出してみましょう。
- レシートは必要ですか?ただのゴミでしたら処分。家計簿用に…でしたら財布から出す。
- ポイントカードの期限は過ぎていませんか?
- クーポンの期限は?そのお店に近々行きますか?
- 会員カード、半年間使ったことがありますか?
こうして≪選んで分けて≫いきましょう!
そして、必要なモノだけを財布に戻してください。
いかがですか?
パンパンだった人はかなりスッキリしたのではないですか?
財布がクローゼットになったとお考えください。
食器棚の中だと考えて下さい。
場所やモノが違うだけで、整理の手順・やり方は全く同じなんです。
文具で整理収納を実演してみます。
引出しの中が文具でグチャグチャです。
いったん全部出してみます。
とりあえず、同じ種類や用途のモノで分けてみました。
さらに、「よく使っている文具」、「使いやすくて役に立っている文具」、「気に入っている」などの基準で選んで分けてみました。
右が今の私にとって必要な文具、左は今の自分には不必要な文具だと目に見えてハッキリと分けることができました。
必要な文具を引出しに戻しました。
先ほどに比べるとスッキリとキレイになったのが分かりませんか?
これで「捜す」時間も短縮しました。
私はさらに使いやすく、捜しやすく、片づけしやすくしたくなり、小箱を使って仕切ってみました。
見た目も良くなったと思いませんか?
さぁ、次はあなたの番です!
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