プロの便利な手作り掃除道具を家にある物ならタダで簡単に作れる方法や使い方をご紹介!

掃除のプロ講師として活動している整理ist 佐藤亮介です。
掃除が大好きという人はあまりいないのではないでしょうか?
その一番の理由は、「面倒くさい」からですよね ^^。または、やってもやってもキリがないし、掃除をしても誰も褒めてくれないので、余計にやる気が失せてしまいます。
それを解決できる方法は3つです。
- 楽しい、おもしろいを感じるようにする
- 短時間に楽に済ませるようにする
- 自己満足(達成感)にひたる
だけど、どれもすぐには難しいですよね。そこで、もう一つ取っておきの方法があるんです。
自分で掃除道具を作ってみる!です。
そんなの余計に面倒くさいじゃん!って思われるかもしれませんね ^^
でも、実はやってみると多くの人がハマってしまうんです ^^
今、多くの人が市販品の掃除道具を買ってきて使うというパターンです。特にテレビや雑誌で紹介されると、すぐにその商品に飛びつきます。
でも、買ってきたのはいいけど何か自分には合わないとか、便利には思えないということも少なくありません。
その点、自分で作った物は自分に合わせて作るので、使い勝手がいいんです。そして、自分が作った物には愛着がわくので自己満足にひたることもできます。
ここでは、プロが実際に手作りして使っている掃除アイテムをご紹介します。
ほとんどが今あなたの家にある物で作れますので、お金もかかりません。中には今までゴミとして捨てていた物だって、掃除道具にできちゃいますので目からウロコになるかもしれません。
写真付で作り方や使い方を解説していきますので、スマホのスクロールはゆっくり動かして読み落としのないようにお気をつけ下さい。
目次
伝線したり穴の開いたパンストは掃除道具に再利用できます!
女性の方は伝線したり、穴の開いたパンストは捨てていらっしゃるのではないでしょうか?
捨てる前にもうひと働きさせてみませんか?
針金ハンガーとパンストで隙間のホコリを根こそぎ取る!
タンスや食器棚の壁側の隙間、冷蔵庫やテレビ台の下などはホコリがいっぱい溜まっています。
だけど、掃除機も入らないし、家具や冷蔵庫を動かすとなると大変です。
そこで、プロは針金とパンストで隙間用の掃除道具を作っています。
伝線したり穴が開いたパンストは捨てずに取っておけば掃除道具に変身できます。
パンストを針金ハンガーに合わせて適当にカットします。上手にカットすれば、1足で4~5つ作れますよ。
針金ハンガーにパンストをかぶせます。あまり強く引っ張りすぎると伝線したり破れるのでゆっくりと被せて下さい。
はい、できあがり!簡単ですよね。
では、どうやって使うのかを説明します。
手で擦って静電気を発生させます。
冷蔵庫の下や家具の裏側に入れて、ゆっくりと動かしましょう。
これだけでホコリや髪の毛がかなり取れます。
ぜひお試しください。
パンストは人の頭にかぶらずに掃除機のヘッドにかぶせましょう!
毛の長いカーペットやジュータン、布団や毛布などは掃除機をかけると巻き込んでしまうことがありますよね。
掃除機で掃除をすればラクなのにできません。
そこで、このような布団用ヘッドが売られています。
または、布団用掃除機を買う人もいらっしゃるでしょう。
だけど、お金を出して買わなくても捨てる前のパンストがあれば簡単に布団用の掃除機に変身できます。
伝線したり穴の開いたパンストを掃除機のヘッドにスッポリかぶせます。
掃除機の裏側はこうなっています。
これで毛の長いジュータンやカーペットも、
布団や毛布や枕も、
カーテンも吊るしたままで掃除機をかけても巻き込むことはありません。
目の細かいパンストの繊維のすき間でも充分にホコリやダニは吸引できます。
これで無駄なお金を使わなくてもいいでしょ?
捨てる前のパンストでシンクや蛇口をピカピカに!
伝線や穴の開いたパンストの活用はまだまだあります。
蛇口やシンクをパンストで磨くとピカピカの光沢がよみがえります。
スポンジが入らない部分もパンストなら汚れをかき出せます。
捨てる前のパンストで家じゅうの蛇口をピカピカにしましょう!
パンストで鏡の水垢取りにも
水で濡らしたパンストに重曹の粉をつけて鏡を磨きましょう!
目の細かいパンストの表面は研磨力があるので、いろいろな場所のピカピカ磨き道具に活用できるんです。
ジーパンのすそ直しの端切れは鏡やシンクの水垢落としに抜群!
ジーパン(デニム)を買う時にすそ直しで出る端切れや古くなって捨てる前のジーンズがあったら、掃除に使ってから捨てましょう!
たとえば、水垢や黒ずみで汚れたシンクをジーンズの端切れでキレイにしましょう。
重曹(なければクレンザーや塩でもOKです)をシンクに振ります。
ジーンズを水で濡らして絞ります。
濡れたジーンズでシンクをこすり洗いします。あまり強くこすると、シンクに傷がつきますので優しくこすってください。
あとは水でよくすすいで、水気をふき取りましょう。ご覧のようにピカピカです。
重曹の研磨力とジーンズの表面の凹凸の摩擦で、頑固な水垢やヌメリが落ちちゃいます。ジーンズの生地は強いので少々の摩擦でも破れたりしないので掃除道具にはもってこいなんです。
何より、捨てる前にもうひと働きさせれば、モッタイナイという罪悪感からも解放されますよ。
古いタオルやフキンは手のひらサイズに切って、最後にもうひと働きさせて捨てましょう!
長く使ってヨレヨレになったタオルをなかなか捨てられない人がいますよね。雑巾にしようってしまい込んだままで、いつになっても雑巾になることがありません。
フキンやタオル地のハンカチなんかもそうです。
しまい込んで溜めこんだままでは何にも役に立ちませんよ。
そういう時は、違う用途でもうひと働きさせてやれば捨てやすくなります。
タオルやフキンなどは、その形のままだから捨てにくいのです。手のひらサイズにカットしてみましょう。
カットすれば、他の用途にも使えて便利な掃除グッズになります。
私は、カットしたタオルやフキンをキッチンにストックしています。
調理後のフライパンをこの端切れで拭いたり、カレーなどの鍋を洗う前に拭ったり、シンクやコンロなどの汚れを拭いたりしています。
キッチンペーパー代わりにすれば、その分エコにもなります。
他にも洗面所やトイレに置いて掃除に使ったり、水気を拭く時にも役立ちます。
玄関の下駄箱にも置いておけば、靴磨きや雨に濡れた靴を拭く時にも便利ですよね。
注意
必ず手のひらサイズにカットしてください。
それより小さいと拭きにくいです。そして、それより大きいと、また洗って使おうとしがちなので必ず手のひらサイズをオススメします!
割箸と綿棒と輪ゴムで隙間用掃除グッズ
掃除の時に一番困るのが、雑巾やスポンジなどが入らない隙間です。
よく歯ブラシを使う方法を紹介されていますが、歯ブラシの毛は入りますが、柄の部分がその場所に入らないケースもあるので万能ではありません。
そこで、市販ではこのような隙間用の掃除グッズが売られています。
だけど、自宅にある3つで隙間用掃除グッズが作れます。
用意するものは、割箸・綿棒・輪ゴムの3つです。たいていの家にはありますよね。
この3つで隙間用掃除グッズを作ってみましょう。
割箸は割らずに、先に綿棒をはさみます。
輪ゴムで縛ったら完成です。
綿棒は両方使えるので、片方が汚れたら入れ替えれば1本で2度使えます。
こうした歯ブラシが入らない場所だって大丈夫です。
トイレの便器周りの隙間の掃除にも活躍できますよ。
「すき間大好き棒」と名付けました ^^。
なんか「マツイ棒」のパクリみたいですが、私たちプロはもう20年前から使っています。マツイ棒が入らない所でも「すき間大好き棒」は楽々入りますよ。
卵の殻を再利用した掃除
卵の殻っていつもゴミとして捨てていますよね。だけど、卵の殻っていろいろな掃除に活躍してくれるんですよ。
捨てる前にもうひと働きさせちゃいましょう!
窓のレール掃除に
窓のレールの部分ってすぐに汚れてしまいますよね。でも、砂や小さな石が入ったまま窓を開け閉めしているとレールに傷がついて、益々汚れが落ちなくなってしまいますので、時々は掃除をしましょう。
卵の殻を使えば、こびりついた汚れも落ちますし、殻の成分によって光沢も出せるんです。
先程のカットしたタオルやフキンでもいいですので、何か布の真ん中に卵の殻を乗せます。布で包んだら手で揉んで殻を細かく砕いてください。
殻を包んだ布を水に濡らして絞ります。
レールの溝を拭いて下さい。細かく砕かれた卵の殻がレールの隅々まで汚れをかき出します。頑固にこびりついた汚れもはがします。
そして、殻の成分がレールに光沢を出します。
水筒やマグボトルの中をピカピカに
水筒やマグボトルの中って、洗いにくいですよね。専用のスポンジを使っても、茶渋の色が落ちなかったり、水垢がついたりして落ちません。
そこで、卵の殻を砕いて中に入れます。水を殻が浸るくらい入れて、口を手のひらでふさぐか、フタをしてシェイクします。
卵の殻がボトルの中をピカピカに磨いてくれますよ。
ミキサー洗いも簡単になります!
ミキサーなど刃がついた物はなかなか洗うのが難しいですよね。そんな時も卵の殻を使いましょう!
卵の殻をミキサーの中に入れて、殻が浸るくらい水を入れてスイッチを入れて撹拌します。
これで中もキレイになりますし、殻で刃も磨かれますので一石二鳥です。
パンのクロージャーが隙間の汚れをかきだすグッズに
食パンなどの口を留めるのに使われている物です。クロージャーと云います。
普通、皆さんは捨てますよね。でも、これも掃除道具としてすごく役立つんです。
蛇口の根元の部分の汚れをかき出すのにちょうどいいです。
または、こびりついた汚れをこそぎ取る時にも便利です。掃除のプロはいつもポケットに携帯しています。
古い銀行やクレジットカードがこびりついた汚れをそぎ落とす
パンのクロージャーと同様、使わなくなったり、期限が切れたクレジットカードや銀行のカードも掃除道具に使います。
こびりついた汚れや固くなったガムなどをこそぎ落とすのに便利なんです。
プラスティックのカードはちょうどいい硬さですし、角に丸みがあるので傷もつけにくいのです。
明太子のパックのスポンジの再利用
スーパーとかで買ってきた明太子にはスポンジが敷いてある物がありますよね。普通の人はゴミとして捨てると思います。
だけど、よく考えてみて下さい。あれって他ならぬスポンジですよね。
水で洗えば明太子の液は落ちます。食器を洗うのには抵抗がある人は、シンクや蛇口を洗ったり、鍋やヤカンなどの外側を洗ったりならいいのでは?
掃除や洗い物に使って汚れたら捨てればいいんです。
ゴミは捨てればただのゴミですが、捨てる前にもうひと働きさせれば役に立つ便利グッズになりますよ。
ガムテープの方が粘着ローラーよりも使いやすくて、ゴミがよくくっ付く
ガムテープもたいていの家にあると思います。普通は段ボールなどのフタを留めるのに使いますが、私は粘着コロコロとして使っています。
ガムテープの方が安いですし、粘着力が抜群なんです。ペットボトルなどの重い物の段ボール梱包に使っても大丈夫なくらいの強い粘着力にしているからです。
使い方は、テープを逆向きに出していきます。
逆向きで1回転したら重なった部分をくっつけます。
これで、全部がコロコロ状態です。
ガムテープの穴に手を入れてコロコロと転がせばいいだけです。
かなり取れます。コロコロはすぐにくっ付かなくなりますが、ガムテープの粘着力は長持ちします。
粘着力はが強い分、カーペットなどの奥にあるゴミや髪の毛を根こそぎ取ってくれますよ。
そして、ガムテープは切れ目が分かりやすいですし、サッと切れるのでコロコロみたいにイライラすることもありません。
ダイソーでも売っている幅が広いガムテープが私はオススメです。
使い古しの歯ブラシ3、4本でスティックブラシに変身
使い古しの歯ブラシは掃除道具の定番ですよね。だけど、古い歯ブラシが4本たまったらブラシに変身させることができます。
4本をガムテープで合体させます。
こんな感じになります。
柄の部分をくっ付けているだけなので、自由自在な形にもできます。
掃除する物の形状に合わせてゴシゴシできるのが便利です。
4人家族なら1ヶ月たてば、歯ブラシが傷んでくるので作れますよ。
100円ショップのスクイジーがホコリをかき集める道具に大変身
窓ガラスの掃除用に便利なスクイジーです。
ご存じじゃない方は、車のワイパーみたいな物とイメージしてください。先端がゴムで水気を取る道具として使います。
ゴムなので使っていると劣化して割れたりヒビが入ったりします。特に100円ショップのスクイジーはゴムの品質が悪く、長持ちしません。
傷んだスクイジーは捨てるしかないと思っていませんか?
第2の活躍の場を与えることができるんです。作り方は簡単です。
ゴムの部分を5mm幅で切ります。
こんな感じにしてください。
一見、ホコリがないように見える場所でもスクイジーをすべらせてみると、
結構、ホコリやゴミを集めてくれます。
カーペット、ジュータンにも便利です。
5mm幅にカットしたゴムが摩擦力をアップさせるので、ホコリやゴミ、髪の毛を集めたりかき出してくれます。
捨てる前にもうひと働きって云うか、この道具の場合はゴムが完全にダメになるまでしばらく使えます。
さぁ、いかがでしたでしょうか?
ご家庭にある物や今までは捨ててた物たちが、プロの掃除道具に変身できることを知っていただけたのではないでしょうか?
昔の人は、古い下着のシャツやタオル、手ぬぐいなどを切ってハタキにしていました。
知恵や工夫をすれば、お金を出して買わなくても掃除道具は作れちゃいます。それから買っただけで使っていない掃除道具がありましたら、ぜひ活躍の場を与えてあげてください。
物を大切にするというのは、そういうことだと私は考えます。
私の掃除のセミナーは、このような知恵や工夫を活かした楽ワザ・エコ技が満載です。
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